【学校や予備校の授業だけでは成績は上がらない！？】

こんにちは！武田塾鷺沼校、教務の櫻井です。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか？　受験生の皆さんは、大いに勉強に励まれていたことと思います！

ちなみに私は、高校三年時のGWには、学校の課題をこなしつつも、第一志望校の慶應義塾大学法学部の赤本を解いていました！

（↑晴れて合格した後に撮影した、慶應義塾大学三田キャンパスの校舎です！）

当時１７歳の私は慶應大学に憧れまくっていました。そこで、「この大学がどんな問題を出題しているのか！？」と、純粋な興味を抱きました。
また「現時点の自分の学力で、どこまでこの大学に通用するのか？」ということが気になって仕方がありませんでした。

慶應大学の偏差値がおよそ「70」に対し、当時の私の3科目の偏差値は、せいぜい「55」程度でした。結果は、惨憺たるものでした。
当然、へこみはしたものの、その時点における自分の立ち位置と、その後の勉強方針について把握することができ、とても有意義な経験になったと思います。

授業だけでは成績は上がらない！

本日のテーマは、「授業だけで成績は上がるのか？」ということです。この、「だけで」というのがポイントです！

ズバリ答えは「NO！」です。そして、この「授業だけでは成績は上がらない」という真実を多くの受験生に知ってもらい、かつ「必要な学習」を実践してもらうために、武田塾は存在しています。

では、その「必要な学習」とはいったい何でしょうか？

正しい学習の手順とは？

学習のプロセスは大きく3段階に分かれます。

①「理解する」⇒②「やってみる」⇒③「覚える」というプロセスです。
この①～③までのプロセスを順に欠かさず実行できれば、どんな生徒でも成績は向上し、志望校に合格することができます。

しかし実際、成績が上がらず悩んでいる生徒は多いです。なぜなら、学校や予備校の授業は、この①の「理解する」という段階までしかやってくれないからです。

実際私は高校３年間、東進衛星予備校に通っていました。受講したどの科目の講義も大変わかりやすいものでしたが、苦手な科目については、成績は全く上がりませんでした。なぜなら、授業内容を理解しただけで満足し、復習に全く時間を費やさなかったからです。

①「理解する」

授業内容は当然１００パーセント理解する必要があります。この場合、答えを導き出すための根拠を理解している必要があります。そうでなければ、少し問題の傾向が変わっただけで対応できなくなってしまいます。

例えば、『Next Stage』（桐原書店）という参考書に、以下のような問題があります。

❝What did you do last night?❞
❝I watched TV,practiced the piano,and (　)　my homework.❞　(p.16 問題番号2)

①did ②have done ③would do ④do

この場合、「❝last night❞　❝watched❞　❝practiced❞という過去時制を表す単語あるから①が正解だ」
と理解する必要があります。

②「やってみる」

①の段階が終わったら、何も見ずに同じ単元の類似問題を解きます。
この時も、①でやったように根拠を持って答えを導くことを意識することで、問題の正答率はより上がっていきます。
間違えた問題に関しては、①のプロセスが不十分であるということなので、まず「なぜ間違えたのか？」自分で原因を追究します。それでもわからなければ、再度授業や参考書で学んだ内容を復習します。そのうえで、もう一度間違えた問題を解きなおします。

すべての問題ができるようになるまで、このプロセスを繰り返していきます。

③「覚える」

①→②のプロセスを繰り返しても、時間が経つにつれて忘れていきます。
したがって、新しい内容を学んだその日に復習しなおすだけでなく、数日あけて、「本当に覚えているか？」を自分でチェックし直します。
その後、忘れていた箇所を中心に、「覚えなおす作業」に取り組み、完璧に覚えられるまで、このプロセスを繰り返していきます。
このように、何度も何度も覚えなおすことによって、はじめて知識が定着していきます。