こんにちは、武田塾佐賀校講師の伊東です。
受験のストレスやプレッシャーで、夜な夜な悪夢を見てしまう受験生は少なからずいると思います。
悪夢とは
ここでいう悪夢は、
悪魔がでてきたり鬼や幽霊が襲ってきたりするような夢のことではありません。
大事な試験の日に寝坊してしまった夢や試験前日に風邪をひいてしまった夢といった種類の夢です。
そして、この悪夢は置かれている状況におけるその人の考えうる最悪の状況を映し出します。
受験生で言うと、「合格発表で自分の番号が永遠に見つからない」といった夢が例に挙げられますね
悪夢のメリット
フランスの大学で、700人の学生を対象に行われた実験によると、
「定期テストの期間に夢を見ましたか」という質問に対して7割の人が「見ました」と答え、そのうちの8割の学生が悪夢を見ていたことがわかりました。
つまり、テスト期間の学生の5割強が悪夢を見ていたことが分かったのです。
そして、その後のテストの結果と照らし合わせると、
悪夢を見ている学生の方がテストの成績が高くなる傾向にあることが分かったのです。
さらに、この研究結果を知らせた学生を用いてもう一度同じ実験を繰り返したところ、悪夢による成績の向上の効果が大きくなったというデータも存在します。
なぜ?
この場でいう悪夢とは、これから起こりうる最悪の状況を見せてくるものを指します。
そしてこの実験をおこなった研究者の考察によると、
最悪の状況を見せられた後に今の状況を振り返ることで、「今はまだマシだ」と思うことが出来るからだといいます。
実際に、起こりうる最悪の状況を考えることで集中力などのパフォーマンスの向上がみられるといったことを示す実験も存在します。
悪夢は、起きているときに行う「最悪の状況の想定」よりもはるかに危機感を与えてくれる、「最高の最悪シュミレーター」であるといえますね。
悪夢を見なくても...
普段から悪夢を見ない人であっても、
これから起きうる最悪の状況を想定することで、パフォーマンスの向上やモチベーションの向上を引き起こすことは可能です。
例えば、
「もし失敗してしまったらどうなるだろうか...」や「今から起こる最悪ってなんだ?」
と考えることは、「きっとうまくいくさ!」と思い続けるよりも良い結果をもたらします。
なにか大きな試験を控えていたり、受験が近づいてきたときには、ネガティブになりすぎない程度にやってみるといいですね。
また、どうしても悪夢を見たくないんだという人は、
ラベンダーなどのアロマを焚いて睡眠をとると効果があると科学的に証明されているので、これも試してみてくださいね。
武田塾佐賀校ではこうした受験の悩みにも真摯に相談に乗っています。
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