1月21日放送の『授業をしない塾! 武田塾』第2話の中で「私は頭のいい人がタイプ」という校舎長の発言がありましたね。
「頭のいい人」と一口に言っても様々な解釈があるとは思いますが、今回は「頭のいい人」=勉強ができる人、と仮定して話を進めていきましょう。(予備校のブログなので笑)
勉強ができるとモテるのか?バレンタイン前のこの季節、モテたい人は必見です!
なぜ勉強をしなければならないのか
教育に携わる仕事をしていると「なぜ勉強をしなければならないの?」という疑問を投げかけられることがしばしばあります。
別にしなければならないということはないと思うのです。勉強ができなくても死ぬわけじゃあないので。
なので校舎長はそう前置きした上で「できたほうが格好いいから」と返すようにしています。
マジックをできないイケメンとできるイケメンだったら、マジックをできるイケメンのほうがモテるのと同様に(そうでもないかな?)、勉強できないイケメンと勉強できるイケメンだったら後者のほうがモテるでしょう。
芸は身を助けるって、ことわざにもありますよね。特技はあるに越したことはないのです。
3高から3強へ
かつて日本には、「3高」という言葉がありました。「高身長・高学歴・高収入」の3点セットを指す、魅力的な男性の条件として使われていた言葉です。
バブル景気の時代、この3点を満たす男性は女性の理想的な結婚相手として引っ張りだこだったそうです。
高学歴というワードが入っていることからも一目瞭然ですが、この時代は「勉強ができること」がそのまま魅力に繋がっていたんですね。
そして時代は変わり現代。今の日本では「3強」の男性が求められているそうです。
3強とは「結婚生活に強い・不景気に強い・身体が強い」という3点セットを指す言葉になります。
穏やかな共同生活を営む心を持ち、安定した収入を得ている、病気の心配の少ない人が、今は理想的な結婚相手だと考えられているんですね。
バブル期と現代、どちらにも共通しているのが、結婚生活を送る上でリスクが少ない人が理想とされているということです。
1人で生きていくだけでも降りかかる様々な苦労を払いのけなければならないご時世ですから、2人で生きていく結婚生活においてよりリスクの少ない相手が魅力的に見えるのは当然とも言えるでしょう。
そしてここまで男性についてのみ言及して来ましたが、これは女性にも言えることです。
女性も男性とほぼ変わりなく外に出て働き、金を稼ぐことが普通になったこの時代では、「パートナーにとって負担の少ない人間」というのは男女問わず求められる条件となります。
結婚をしないことも当たり前になってきた現代では、1人で生きていく気軽さやメリットを超えられるほどの「安定した支え合う力」が男女ともに必要とされていると言えるでしょう。
話がそれましたが、ここで勉強ができる人の魅力について話を戻します。
校舎長が「頭のいい人がタイプ」と言ったのは台本ではなく、校舎長の本心です。
頭のいい人はなんか格好いい感じがする~♡という感覚的なものだけではなく、実は頭の良さは先述のパートナーとして求められる条件の「低リスク」と重要な関連性があるのです。
偏差値が高いほどリスクは低い
勉強ができること、それ自体には格好いい以外の価値はあまりありません。(受験以外の場面では)
数学の問題を解きながら「こんなの日常生活で使わないよ」とか、英語の単語を覚えながら「日本人だし、海外に行く予定もないからこんなの役に立たないよ」とかぼやいた経験のある方は多いのではないでしょうか。私も実際そうでしたし、今でもちょっとそんな感じです。
ですが、目の前にある課題をひとつひとつ着実にこなしていける人間は、仕事や生活の中での困難から逃げることなく、立ち向かっていける人間です。また、他にいくらでも楽しいことがあるこの世界で、誘惑に負けることなく勉強に取り組むことのできた人間は、長い夫婦生活の中でも誘惑に負けてしまうことなく、強い意志を持ってパートナーと寄り添っていくことができる可能性が高いでしょう。
もちろん、勉強ができない人の中にも人生の困難に立ち向かい、浮気もせずに結婚生活を送ることのできる人は沢山いるとは思います。そしてその逆もまた然りです。
しかし、そういったことはある程度の期間寄り添ってみないと分からないものです。限られた人生の中の貴重な時間を浪費してから、困難からは逃げるし浮気もするようなヤツだったと気付くのは、あまり幸せな話とは言えません。
また、自分が困難に立ち向かえる人間だ、とか浮気をしない人間だ、とかいったことは、恋愛の初期において証明することは困難です。
そんな時、「勉強ができる」「高学歴である」ということは「自分は誘惑に負けず、困難に立ち向かってきた堅実な人間である」という事実を、簡単に証明できる証拠になります。
実際にどうかはさておき、偏差値や学歴は、自分がどのくらい低リスク傾向な人間であるかの指標として使えるのです。
結局、顔・・・?
こういうことを主張すると、「でも世の中結局顔だし」と反論されるのですが、それは当然です。
美しいものっていいよねー☆と思われてきた長い歴史があるので。(美術史を復習しましょう)
ただ、美しさの基準は時代や文化によっても変化するし、顔だけで一生生活していけるのは一握りだけ。
どんな顔面にせよ、同じ顔面なら勉強できないよりはできたほうがいいでしょ!という話です。
武田塾佐賀校 校舎長 安藤沙記
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