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過去問の正しい使い方を教えます!
塾生の声や受験相談などで、
「過去問っていつ解けばいいんですか?」
という質問を受けることがあります。
過去問は受験の直前に解くというイメージがありますが、中にはどんな問題が出るのかを確認したいので、早めに解いておきたいと言う生徒さんもいます。
では、過去問はいったいいつ解くのが良いのでしょうか?
また、志望校に合格するには、過去問をどのように使えば、効率よく勉強ができるのでしょうか?
今日は過去問をいつ、どのように使えばいいのかをお伝えします。
過去問を使うタイミングは4つ!
過去問を使うタイミングは全部で4つあります。
時期によって、学力が変わるので、使い方や使う目的も違ってきます。
それでは、それぞれの時期と使い方について順番にお伝えしていきましょう!
①受験勉強をはじめたとき
はじめは、受験勉強をはじめたばかりのときです。
このときに過去問を使う目的は情報収集をするためです。
例えば、試験がマーク式なのか記述式なのか、出題範囲はどこからどこまでか、試験時間はどれくらいか、などの基本的な試験の情報を集めるために使います。
ただ、このとき注意が必要な事が1つあります。
それは、解けなくてもヘコまないことです。
まだ基礎ができていない状況なので、解けないのが当たり前です。また、難易度を判定できるほどの実力もないので、情報収集と割り切って解きましょう。
②基礎レベルを学習し終えたら
2回目に過去問を解くのは、ある程度実力のついた時期、つまり基礎レベルが終わった時期です。
この時期には受験勉強をはじめたころと比べて解ける問題が少し多くなっていると思います。
まだ、合格点を取れるレベルではありません(志望校による)が、
試験の難易度が判定できるようになり、それがこの時期の過去問を解く目的になります。
また、自分の実力がどのくらいついたのかを調べる材料にもあり、次のレベルに進めるかどうかの判断基準にもなります。
2回目の時期は時間に余裕のある人はショートカットをしてもよいですが、時間に余裕のない人は必ず解くようにします。
時間のない人は、いかに短い時間で合格点をとれるかが大事なので、合格最低点を知り、その点数を取るためにはどこを勉強すれば効率が良いのか考える材料にしましょう。
③過去問を解く実力がついたら
3回目に過去問を解くのは、過去問を解けるくらいのレベルになった段階です。
具体的には、志望校に相当するレベルの参考書を解けるようになった時や志望校の偏差値を安定して取る事が出来た時です。
ただし、過去問を解く目的は合格点を取ることではありません。
目的は、現状の足りない部分を知ることです。
この時点では、志望校に受かるための必要最低限のことを学習した段階なので、合格点が取れなくても大丈夫です。
特別な対策が必要ない大学は合格点を取れる可能性がありますが、そうでない場合は、別途対策が必要です。
例えば、英語だと記述対策や長文対策、専門的な単語の学習などがそれにあたります。
志望校に合格するために、何の対策が必要なのかを知るのが、この段階の目的です。
ただし、ここで2つ注意点があります。
1つ目は、追加で行う対策に優先順位をつけることで、
2つ目は、捨てる問題も明らかにする事です。
実際の入試は満点をとるのではなく、学校にもよりますが6~7割程度の合格点を取れればよいのです。
そのため、出題傾向や自身の得意不得意によって、最も効率よく合格点を取るために、対策も優先順位をつけて、順に潰していきます。
この段階の過去問はそれを知るための材料となります。
④ 志望校別の対策(③)が終わったら
4回目にして、やっと多くの人がイメージとして持っている「過去問を解く」という段階になります。
そのため、本番のつもりで解き、合格点が取れるかどうかを調べることが目的です。
ただし、ただ解いて点数をとるだけではなく、下記のことにも注意しながら解いていきましょう。
・合格点を取れなかったら、志望校別対策(③)をもう一度行う。
・合格点を一度取れても、安定して合格点が取れるように何回も行う。
・安定して合格しない場合は、どこを間違えやすいのか、どこが定着していないのか原因を探る。
・運で正解してしまった問題、解けるはずなのに間違えてしまった問題、解いてはいけない問題(捨て問)なのに手を出してしまった問題、極度に何度の高い問題に手を出していないか(イレギュラーな問題)、などもチェックする。
本番の試験で、必ず合格点を取れるように、学力だけでなく、試験を解く技術もしっかり定着させていきます。
こちらの動画に更に詳しく、過去問の使い方が載っているのでぜひご覧ください!
↓
https://www.youtube.com/watch?v=-DftOWTolJY
過去問をより効率よく活用するには?
過去問をより効率よく活用するには、やはり4つの段階を正しいタイミングで、実施することです。
そのためには、常に自分がどのレベルにいるのかを把握しなくてはいけません。
しかし、模試ばかり受けていても成績は伸びませんし、そこまでの頻度はありません。
では、どうすれば自分の実力がわかるのでしょうか?
それは参考書です。
参考書にはレベルがあり「この参考書を完璧に解ければ〇〇大学に合格するレベルの学力が身につく」という基準にもなります。
武田塾では、参考書を使って、常に自分がどのレベルにいるのか?そして、次のレベルに行くにはどれくらい勉強をすればいいのか、具体的にわかるように指導を行っています。
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