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正しい方法で入試問題の過去問をやることの重要性

皆さんこんにちは!武田塾大津石山校です!

本日は「正しい方法で入試問題の過去問をやることの重要性」について説明したいと思います!

過去問をやることの重要性とは?

皆さんは過去問演習にどのような印象をお持ちでしょうか?

一年分をやるのに時間がかかり面倒くさい、赤本の解説があまり充実しておらず勉強にならない、

など消極的なイメージを持っておられる方も多いのではないでしょうか。

それらのイメージは実際に正しく、過去問演習におけるデメリットであります。

このようなデメリットがあるにもかかわらず、

過去問演習は志望校合格に(一番と言っても過言ではないほどの)重要性があります!

極端な例ですが、実例を考えて見ましょう。

主人公はセンター終わりの高校3年生のA君とします。

大都会K都府のK都大学志望の学生で、模試でA判定を取っている優秀な学生です。

A君のいる高校はK都大学志向が強いため、その入試問題にはとても慣れています。

A君は、センター試験も成功し、より難しいT京にあるT京大学に志望を変えました。

K都大学の問題も大体解ける実力があることから、

T京大学の問題も解けるだろうと慢心し、

数年間分の過去問をぱらぱらと見るくらいしかしませんでした。

しまいには、赤本そっちのけで違う問題集をやり始める始末。

そんなこんなで、入試本番が来ました。

するとどうでしょう、A君は問題の多い英語では時間が足りず、

国語では少ない文字数制限に四苦八苦し、

思考過程や計算過程を記述しなければいけない理科の問題では答えだけを書いてしまいました。

結果的に、A君はT京大学に受かるだけの十分な実力があったにもかかわらず、

不合格になってしまったのです。

この実例から何が言いたいかというと、

いくら偏差値があったとしても、

志望大学の過去問に慣れていないと足元をすくわれる、

ということです。

入試問題傾向の変化について

それぞれの大学ごとに、毎年出題する入試問題傾向は基本的に変えません。

傾向が変わらないということは、過去問演習をした際の問題を解く時間配分や、

問題の文字数制限への慣れといったものが、直接入試本番でも使えるということです。

偏差値が高い学生も、受ける大学の問題傾向に慣れていなければ、

容易に時間配分を間違えたり、制限文字数をオーバーしたりしてしまいます。

A君の例だと、K都大学とT京大学の問題傾向が全く違うことが原因で、

このような事態になってしまいました。

一方で、志望大学の偏差値に一歩届かない学生でも、

しっかりと入試問題演習をし、問題傾向を捉えていれば、

偏差値の差にかかわらず合格できる可能性が十分あります。

志望大学の問題傾向への慣れは、偏差値よりも重要なファクターなのです。

もちろん、大学ごとに、過去問と入試本番でどれだけ問題傾向が似通っているかが変わってきます。

総合大学と単科大学に分けて説明したいと思います。

総合大学であれば、作問者が毎年変わる(例えば、化学の問題であれば化学の教授Aから、

化学の教授Bに作問者が変わる)のですが、問題傾向は毎年変えずにいるので、

やはり過去問演習は大切です。 では、単科大学ではどうでしょうか。

基本的にその大学の専門科でなければ、作問者は一人しかいないことが多いです。

例えば、単科医科大学だと、いろいろな人体の専門家がいるために、

生物の問題の作問者は毎年変わる傾向にあることが多いです。

一方、化学や物理、数学、英語といったような科目は教員が一人しかいないことも多く、

毎年の問題傾向は基本的に変わりません。

問題傾向どころか、問題のテーマだったり、解法だったりが数年前の問題と一緒だったりするくらい、

過去問と入試本番の類似性があることもザラです。

きっと、ずっと一人で入試問題を作成していると、ネタ切れになるのでしょう。

このように、入試本番と過去問の類似性が大きいかもしれない単科大学は、

過去問の研究により大きなアドバンテージを得ることができるでしょう。

さて、このように大学合格に重要な過去問演習をどのようにすればよいか、

書きたいと思います。 まず、古い年度の問題からやっていきましょう。

最新年度の問題傾向は最も入試本番と類似しているため、

入試直前に残しておくことが推奨されます。

入試直近に最新年度の問題傾向を経験しておくことで、

入試本番の問題傾向に合った時間配分を考えた上で入試本番に臨むことができます。

古い年度とはいえ、最新年度の過去問と問題傾向が似ていることが多く、

類題が近年になってもう一度出ることもあるので、時間のある最初うちにやっておく必要があります。

次に、各教科時間を計ってやりましょう。

入試本番と同じ時間制限でやることで、自分がどこに時間をかけすぎているか、

どのように時間配分すれば効率よく解答欄を埋めていくことができるか、

大きな参考になります。

過去問をやっていくにつれ、次第に時間配分を考えて実践していきましょう。

最後に、間違えた問題でも、過去問に出た問題はきっちりと「完答」できるようにしましょう。

答えだけパラパラ見て、「なんとなく分かるからいいや」ではいけません。

再度類題が出る可能性もあるため、しっかりと自分の手で答案を書いて、

満点をもらえるくらいの完答をしておきましょう。

類題が出た際に過去問演習でやったように完答できれば、大きなアドバンテージとなります。

このように、メリットを大きく活かすための、過去問演習の方法が挙げられます。

皆さんも、以上述べたことを意識しながら過去問演習に臨んでみてください。

過去問演習も含めた、受験指導が受けられる武田塾に、 是非受験相談を受けに来てください

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