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夏休み前の学習方法を考える

 

みなさん、こんにちは。武田塾太田校です。気がつけば6月も終わろうとしています。共通テストまであと半年になってしましました。しっかりと計画を立てて頑張ってきた子も、そうでない子も、同じように時の経つことの速さに驚いていることと思います。高校によっては期末テストが始まって、それが終了すればいよいよ夏休みへと突入します。
友達との会話でも、『夏期講習』とか『模試』なんて話題が上がってくる頃ではないでしょうか?
今回は、夏休み直前の現時点における受験生としての必要な準備体制について考えてみようと思います。
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情報を収集する

スマートフォン。今の時代の高校生はほぼ全員がこの文明の利器を持っています。このスマートフォンは、受験生にとっては悪いことばかりではありません。常に世界中の情報に瞬時にアクセスできるというこの利点を、受験勉強に対しても最大限利用してほしいと思います。
ここで言う情報とは

・志望校に関する情報
・勉強法に関する情報
・リラックスに関する情報

等が挙げられます。ネットではggrks(読み方:ぐぐれかす 意味:すぐ人に聞こうとせずに、まず自分で検索しろ、の意味)などという用語がスラングとして飛び交っていますが、これはあながち間違いとはいえません。この社会の疑問で、ネットで検索しても解決策の見つからない事例というものは、私の経験から言っても非常に稀だと思います。何かわからないこと、困ったことがあったらとりあえず “ググって” みます。あなた達がこの後、大学に入ってそこでレポート提出の課題が出た時、まず最初にすることは、『情報を収集すること』です。大学の図書館の検索システムから自分の読みたい文献や論文を正確に見つけ出す能力というものは大変重要です。

大学の卒業論文、大学院以上での学術論文の執筆をする時、まず最初に行うことは『先行研究の調査』と『参考文献のリストアップ』になります。つまり、高校生の今からわからないことがあればすぐに調べる癖をつけておくことは、非常に重要です。社会に出たとしても、プレゼンテーションでは如何に多くの情報に事前にアクセスすることができるかに比例して、そのプレゼンの信用度も上昇します。

話を戻して、今みなさんが事前に収集すべきは、志望校に関してであれば、『入試の種類』、『入試日程』、『入試科目』、『配点傾斜』、そして『過去問』となります。もしも志望学部がはっきりしていない時は、まずあらゆる面白そうな学部に関する情報をネットで洗い出し、それらをよく検討した上で自分なりの考えを持てるようになるべきです。

“興味のある学部がない”ということは、自分から積極的に動こうとしていないのがその原因かも知れません。どんなことでも待っていてはなにも始まりません。自分から何らかの行動を起こすことによって、自分の接している社会に変化が生まれ、その変化が更に自分に作用を働きかけてくるのです。なにかを調べることで、それに興味が湧くのか湧かないのかがはっきりとします。

その次にするのは、勉強法に関する情報収集です。例えば検索エンジンで、『数学 勉強法 おすすめ』等で検索をかけると、すぐに『現役東大生が教える数学独学勉強法』などといったブログ等がそれこそものすごい数見つかります。そうしたら、それらをつぶさに調査してください。この時に “〇〇大の人の意見だからこれがいい!” と言ったネームバリューに惑わされずに、少なくとも10くらいの記事を読み比べるようにしてみてください。その中で、自分が一番続きそうな勉強法を採用してみるというのも良い方法だと思います。

また、勉強に疲れたときや逆に勉強がはかどらないときも、ただ不安に陥るくらいなら、先輩の受験生たちがどのようなリラックス法やストレス解消法をしていたのかを知ることで、早くその問題を解決することができるでしょう。
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自学自習の習慣付けを完成する

“受験の天王山” である、夏休みにやりたいこと、やらなければいけないと思っていることは、それはそれはたくさんあるでしょう。計画を立てた時点では、授業もないので1日12時間勉強できるはず!などと息巻くものの、いざ休みが始まると勉強を完遂するどころか、机に12時間向かうだけでもどれだけ難しいことかを実感するはずです。
プロスポーツの選手たちはシーズン・インした時に体力を最高潮に持っていけるように、事前にトレーニングを欠かしませんよね。プロの方たちがそのようにして管理を行っているのだから、一般人である我々が準備もなしにいきなり12時間の勉強など毎日続けられると考えるほうが間違っているのです。

まずは、この時期から学校の終わった後4~5時間机に向かって自習ができるだけの集中力と体力を養ってほしいと思います。『夏期講習』の怖いところは、先生の講義や動画を見ている時間を勉強時間だと勘違いしてしまうところです。実際には、これらの授業とは別に自分で授業や動画で解説していた問題を解き直してみたり、他の問題集を解いてみたいりしなければなりません。夏休みであれば、その時間が1日10時間以上は必要だと思ってください。

このような長時間机に向かうということを、自宅の自分の部屋でできる高校生がいるとすれば、その人はほぼ確実に自分の志望校に受かることでしょう。人間とは他人の監視がないと『サボってしまう』という習性を持った生き物です。だからこそ高校の自習室や予備校に通うことで自らを監視対象化において無理にでも集中しなければならない環境を作らなければいけないのです。

昨今の社会情勢の変化から生まれた『リモートワーク』という形態を見てください。結局上司や同僚という監視の目がなくなったリモートワークからは仕事をサボる悪い事実しかでてきません。これは“あなたが悪い”のではなく、“人間とはそういう生き物なのだ”と考えて、諦めてください。
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主要3教科の基礎完成を目指す

国公立大を志望する学生であれば、受験に必要な教科数は多岐にわたります。とは言え、その科目には配点傾斜という形で明確に重要度が浮き彫りにされています。具体的には基本200点を与えられている英語・数学・国語が重要科目と考えられます。夏休み終了時までの中期的計画であれば、これらの主要3教科(ただし理系で国語が重要でない場合には、数学・英語・理科になります)の基礎を完成することを目指すのが良いでしょう。ここで言う基礎とは、具体的には “共通テストで6割5分から7割取れる実力”となります。英語であれば基礎単語・熟語・文法を終わらせて長文を精読する訓練と、シャドーイングを並行するところまで行けたら十分でしょう。数学は1A2Bの基礎問題を一通り終えて、共通テストの過去問を解きながら、躓いた問題を青チャート系の網羅系参考書で穴埋めするところまで行ければよいでしょう(理系であれば数3の基礎問題完成までやりたいところです)。国語では、古文の単語・文法を一通り終えて、問題集を解いていけるところまで持っていきたいですね。

上記の予定を実行できる受験生がいれば、地方国公立大学であれば十分に合格可能性があるといえます。去年の学生を見ている限り、実際には上記の目標の6割も達成できれば上出来といった感じです。あまり欲張らず、早急な結果を求めないのが良いのかも知れませんね。
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まとめ

戦略は柔軟でなければなりません。立案し実行し始めた計画が思うように進まない時、あなたならどうしますか?計画に沿うように無理をしてでも自分の行動を計画へと合わせていきますか?この方法はオススメしません。計画が予定通り行かない原因を考えてください。多くの場合、現実の状況を考えなかった自分の計画の甘さに原因があるものです。このような時にすぐに状況分析を行って、計画を修正できるようになってほしいです。

更に先を考えるのであれば、“最初の理想的な計画は頓挫するもの”という前提に立って、目標は大きく掲げず、毎日の予定も2~3時間は調整時間を設けて常に修正の効くものとして置くのが賢い方針だといえます。

欲張らず、確実にできるものを漏れなく拾っていく。そういう考えのできる人は最終的に取りこぼしが少ないように思います。
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