こんにちは、武田塾太田校です！
この記事では群馬大学医学部医学科 理科の出題形式・傾向・対策について
お話をしていこうと思います！
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[目次] |
群馬大学医学部医学科 理科の出題形式・傾向
群馬大学医学部医学科 理科の出題形式
群馬大学医学部医学科の理科は物理と化学で合わせて120分です。
理工学部は物理と化学それぞれで120分なので
1科目あたりに掛けられる時間が約半分程度となっているのが特徴です。
出題形式自体はは理工学部で実施される試験と大きく変わらないので
詳しい形式については下のリンクからご覧ください。
【化学】群馬大学二次試験の出題形式・傾向・対策について(理工学部)
【物理】群馬大学二次試験の出題形式・傾向・対策について(理工学部)
群馬大学理工学部 理科の出題傾向
化学は年度によっては医学部医学科独自の問題が出題されることがありますが
基本的には理工学部で出題されている問題と変わりません。
一方、物理は問題設定や条件などは理工学部で出題されるものとほぼ同じですが
理工学部と比べると、より複雑な計算や詳しい内容まで要求する設問が多くなっています。
群馬大学医学部医学科 理科で合格点を取るためのポイント
化学で合格点を取るためのポイント
問題の難易度自体はは理工学部と同様の問題が課されるため比較的易しめですが
それよりも重要なのは試験時間が2科目で120分であるという点です。
理工学部の試験と比べて時間をじっくり使って問題を解くということが出来ないので
「標準的な問題をどれだけ正しく、そして素早く解けるか」
がポイントになってきます。
基礎問題や典型問題の解法を素早く思いつき、解けるようにすることが大切です。
物理で合格点を取るためのポイント
試験時間が厳しいのは化学と同様ですが、物理はそれに加えて設問の難易度が上がっています。
扱っているテーマ自体は理工学部で出題されているものと大きく変わってはいませんが
理工学部のものよりもより細かい部分や複雑な条件での計算を要求されるので
条件を整理して求めるべきものを見極める力、正しい計算を素早く行う力が必要になります。
その為には基礎問題や典型問題を素早く解けることはもちろん
大問の最後まで解ききれる力を身につけることが非常に重要です。
群馬大学医学部医学科 理科の対策にオススメの参考書
化学の対策にオススメの参考書
鎌田の理論化学・福間の無機化学・鎌田の有機化学(大学受験Doシリーズ)
化学の覚えておきたい知識や反応の仕組みなど、独学だと難しい内容でも
豊富な図と丁寧な説明で解説している参考書です。
それぞれの単元もコンパクトにまとまっており、すっきりと情報が整理されています。
練習問題の数は少ないですがきちんと要点を押さえたうえで出題されており
この参考書だけでも化学の学習をスピーディにこなせる内容となっています。
そのため、時間を掛けずに最低限のレベルを押さえるのには非常に効果的ですが、
化学をメインで使っていきたい人には演習量がどうしても足りないので
後述する問題集などと併用して問題演習を積む必要があります。
リードLightノート化学基礎・化学(数研出版編集部)
基礎的なレベルの問題から実際の入試でも見かけるような標準的な問題まで
化学の成績を伸ばすのに必要な問題がたっぷりと詰まった参考書です。
似たような参考書で同じ数研出版から発売されている「リードα」と比較すると
問題の難易度や到達できるレベルはリードαのほうが上ですが、
このリードLightノートはリードαよりも詳しく分かりやすい解答解説となっており、
何を根拠にこの計算になったのか、この用語の使い方をどうなっているのか など
解答解説から学ぶことが出来るので、リードαよりも独学に向いている一冊であると言えます。
ただし、あくまで問題演習がメインであり細かい部分のフォローは決して多くないので
前述のDoシリーズと併用して疑問点を解決しながら参考書を進めるのがおすすめです。
実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学(数研出版編集部)
リードLightノートが基本的な問題の解き方や知識を覚えるための参考書、
いわゆる「インプットをするための参考書」であるのに対し、
この重要問題集はそれらの知識や解法を実際の問題の中で使えるようにする
つまり「アウトプットをするための参考書」であると言えます。
収録されている問題も、大学の実際の入試問題から抜粋されたものがメインとなっており
様々なタイプの実践問題に触れていくことで実力を伸ばしていくことが出来ます。
解説もそれぞれの問題については非常に詳しく書かれていますが、
基本的な反応や現象についての説明などは省略されているので、
効率よくこの参考書を使うために、基礎を固めてからこの参考書に入ることをお勧めします。
物理の対策にオススメの参考書
漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本(KADOKAWA)
物理の考え方や問題の解き方などを豊富な図やイラストで解説している参考書です。
問題自体は少ないですが、その分講義部分や解説が非常に充実しているので
問題集と併用して使用することで真価を発揮できる参考書です。
物理のエッセンス(河合塾出版)
物理を基礎から固めていくのに必要な要素がしっかりと詰まっている参考書です。
問題の種類も豊富なので、様々な条件の問題の解き方を身に付けることが出来ます。
問題演習がメインの用途ではありますが解説や講義部分もしっかりと作られているので
この参考書だけでも勉強を進めることは可能です。
もちろん前述の「漆原の面白いほど物理基礎・物理が分かる本」などの
解説の詳しい参考書と併用することで、より理解を深めることも出来ます。
良問の風(河合塾出版)
「物理のエッセンス」が基本的な解き方を身に付けるものであるのに対し
この「良問の風」はエッセンスで学んだ解き方を大問形式で解き進めていく参考書です。
エッセンスよりも本格的な問題集で、講義部分もかなり少ない参考書ですが
それぞれの問題に対しての解説は非常に丁寧に書かれているので自学自習に最適です。
また、エッセンスと同じく浜島清利先生が書かれた参考書なので
参考書全体のデザインや解説がエッセンスと近いため接続がしやすいという利点もあります。
名問の森(河合塾出版)
前述の良問の風と同じく浜島清利先生が書かれた参考書なので
物理のエッセンス・良問の風との接続の相性が非常に良い参考書です。
それに加えて、収録されている問題も大問形式となっているため
大問を最初から最後まで解ききる力を養うことができる内容となっています。
出典となっている大学も地方国公立大学から東大や早稲田といった難関大学まであり
入試本番に向けた仕上げとしてぜひ皆さんに使ってほしい一冊となっています。
ただし、良問の風や物理のエッセンスと比べると問題の難易度は非常に高いので
基礎が固まっていない状態で取り組むのはオススメできません。
「時間を掛けたのにほとんど身に付かなかった…」ということにつながりかねないので
まずはエッセンスや良問の風を完璧にすることを目指していって欲しいです。
過去問演習
基礎が固まったタイミングと実践問題を解き慣れてきたタイミングで
過去問を実際に解いてみましょう。
基礎が固まったタイミングでは現状の実力と合格するための実力の距離を知るため
実戦問題を解き慣れてきたタイミングでは合格するために足りない部分の確認のため
というように、合格に必要なものは何なのかを見極めるのに非常に有用です。
出題形式に慣れるという意味でも非常に効果的なので必ず解いておきましょう。
今回のまとめ
今回は群馬大学医学部医学科の理科についてお話をしました。
難易度としては決して飛びぬけて難しい問題が出題されているわけでは無いですが
試験時間の短さや要求される得点の高さも相まって難しい試験になることが予想されます。
物理、化学どちらの科目も高い完成度かつ素早く解答することが求められるので
日々の勉強のやり込みが合否を大きく左右することになりそうです。
今回ご紹介した参考書はどれも解説が豊富で分かりやすく書かれているので
自学自習で成績を伸ばそうと考えている人にはピッタリのものばかりとなっています。
これらの参考書は全て市販の参考書なので、書店で見かけたときにはぜひ手に取ってみて下さい！
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