【第13章】第④回 直前期の勉強の工夫「分野を1つずつ潰す 編」|武田塾 中森・宮田の大学受験の歩き方

中森「さぁ、ということで引き続きやっていこうと思うんですけど、形式に合わせた勉強をするって話につながっていくような話なんですけど、例えばセンター試験だったりとか、入試の過去問でもそうなんですけど、そこで点とりたいってものがあったとして、それを一気にやるのと、一個ずつやるのとどっちがいいと思います?」

宮田「うーん。でも一気にやったほうが私は…」

中森「一気に終わらせられる?」

宮田「うーん。もう焦りで。がーって進んじゃうかもしれないですね。」

中森「で全部中途半端に終わるパターン」

宮田「そうですね。まぁ…」

中森「要は簡単に言うと、例えば5個やんなきゃいけないものがあったとして、一個ずつやって途中で間に合わなかった場合っていうのは、例えば5個やんなきゃいけないものがあったとして、一個ずつやって、途中で間に合わなかった場合っていうのは、例えば3個終わってたら、3個分の点は確保できると思うんですよ。」

宮田「確かにそうですね…」

中森「5個やって、全部中途半端だった場合って一個もとれないと思うんですよね。」

宮田「なんだっけーみたいな感じでどれも曖昧になっちゃうみたいな。」

中森「つまり、時間が差し迫ってるときに全部終わらせることを想定して動くってのは、あまり得策ではないんですよ。最悪間に合わなくても、ここまでは確保しようっていうラインをちゃんと設定しておかなきゃいけないから、つまり今回の話はですね、何か対策するとき、分野ですね。一個ずつつぶそうって話になるんですよ。」

宮田「一気じゃなくてひとつずつ。完璧に」

中森「これやったら5点とれるみたいな所が一個づつこう対策してくって話ですね。やり方として自分がよく薦めてる方法があるんですけど、センター試験の実戦問題集ってあるじゃないですか。各予備校から出てる、模試の過去問とかあるじゃないですか。あれって、だいたいセンター試験と同じく、一年分の問題全部セットででるわけじゃないですか。あれを祖の形でやるんじゃなくて、縦に切れって言ってるんですよ。」

宮田「縦に切る?」

中森「例えば、化学だったら、理論化学、無機化学、有機化学ってあるわけですね。理論化学だけを5回ぶん一気にやるみたいな。」

宮田「あー」

中森「5回ぶんを1個ずつ全範囲やってくんじゃなくて、理論化学だけを一気にばーっとやっちゃって、そこを5回ぶん一気に完璧にしようって話なんです。例えば、日本史とかやるときでも、日本史を克服したいってときに全範囲をやるんじゃなくて、とりあえず近現代からやろうって言って、実戦問題集で近現代やってもいいし、もしくは山川から出てるセンター試験の道って参考書が時代ごとにセンターの問題並んでるんで、それを近現代の範囲だけばーっとやるみたいな感じだったり、英語の長文で第5問が弱いってなったら第5問だけをばーっとやったりって形でやるわけですよ。」

宮田「じゃあ、さっき言った通り一部一部づつっていう感じですね。」

中森「これがね、さっきの英語の長文でいくと、第3問も第4問も第5問も第6問も弱いって場合だったとしても、3,4,5,6を毎回1個ずつやるよりも、3なら3、4なら4で4回分、5回分を一気にばーってやったほうがコツ掴みやすいと思うんですよ。」

宮田「そうですね。同じ問題ばっかやってますからね」

中森「割とこの策が直前期に有効なものとして使えるのが、理科とか社会とかもちろんそうなんですけど、実は古文漢文が結構これが有効なんですよ。」

宮田「古文、漢文ですか?」

中森「古文、漢文が苦手だって言ってる人にこれやらせると点数が安定する人が多いんですね。」

宮田「…。へぇ、なんでですか?」

中森「出るパターンが結構決まってて、こういうこと読めばいいんでしょってことが分かってくるからなんですね。古文自体、漢文自体読み慣れてないから、何すればいいのか分かんないままやってる人が結構多い。だからそういう人は、10年分とか20年分ばーってやると、なるほどこういうこと聞いてくるのね、こういうこと読めば分かるのね、みたいなことが分かってくるから、こつがつかみやすくなると。苦手科目とか、やってない科目のショック療法としては割と使える手段なんで。」

宮田「そうですね。コツが掴みやすくなる方法。」

中森「あと全部間に合いきらない場合もこう切ったほうがかなりやりやすいんで。」

宮田「そうですね。ここまでは完璧にするみたいな。」

中森「だから、そういう過去問とかそれに近い形式の問題集とかを直前期にやるちきにやり方は2種類あって、力をつけたい慣れたいってときには縦で同じ範囲ばっかに特化しちゃったほうがいいんですよ。だけど、本番でどのくらい点数がとれるのかなっていう実戦練習をしたい場合は、そりゃ全範囲を1年分でやったほうがいいわけですよね。分野に切るよりも。やりたいことによって縦にやるか横にやるかが変わってくるっていう話になるわけですよ。」

宮田「そうですね。やっぱ最後の最後はもうヨコにやって、それまではタテに。3番なら3番をやる。そういう形で。」

中森「1個づつつぶして、点数を確保して、それで目標としている点数までいったら、実戦練習をつんでくみたいな。ほんとにとれるようになってからでいいんですけど。」

宮田「なるほど~」

中森「そういうときも前言ったように最低限の基礎を確保して、そのあと特化させるみたいな。イメージ、土台まではきれいな四角をつくっておいて、そのあと1個づつびよーんとやってくみたいな順番でやるといいかなって感じです。といった形になります。では次の話にいきたいと思います」