定期的にやってくる「単語テスト」
こんにちは!武田塾大宮西口校です。
新型コロナウイルスの影響で行われていた学校休校も、多くの学校で解除されましたね。
学校が再開ということは、通常授業も行われるということで、
生徒たちからも「今度テストなんです…」といった声も上がってきています。
日常に戻りつつありますね。
その中で、高校生を苦しませるもの…「単語テスト」
学校によっても違いますが、
毎週決められた範囲の単語テストがあったり、
定期テストの中に単語テストが組み込まれていたりしますよね。
「この範囲から出る!」と分かっていて、答えを知っていれば解けるのが単語テスト。
せっかくならいい点を取りたい!と頑張って勉強してみると…
「自分なりにやってみたけど点が取れない…」
「周りに覚え方を聞いたら、暗記にやり方も何もないでしょと言われた」
と、成績が振るわなかったり、よくわからないままに終わったりすること、ありますよね。
もちろん、暗記にもやり方があります!
覚え方のコツを覚えれば、
英単語だけでなくどんな科目にも応用できますよ。
ということで今回は、単語の覚え方を見ていきましょう!
まずは「暗記でやりがちな失敗例」
「暗記ができない…」
という方は、今のやり方を振り返って、改善をすることが必要です。
よく聞く暗記の失敗例を挙げてみます。
①ひたすら単語帳を見たのに…
休み時間などの空き時間があればすかさず単語帳を開いて範囲を復習。
赤シートで隠したり、答えの部分を折ったり、次ページに答えがある単語帳を使ったり、
単語カードを作ったりして、覚えるようにした。
…でも、こんなにやったのにテストで点が取れなかった。
②ひたすら単語を書いたのに…
テスト範囲の英単語を、
1ページに1単語びっしり書いた。
手がシャーペンで汚れるくらいに書いた。
時間が足らなくて後半は書く量を減らしたけど、
「たくさん書いたからきっと点が取れるはず!」
と思ったら、テストでは全然わからなかった…
「暗記はたくさんやれば覚える!」
といわれることが多いので、こういった失敗が発生してしまいます。
確かに、たくさんやることは大切です。
ただし、
「テストの点に結びつくようなことを」
たくさんするということなので、
目的を忘れないようにしなければなりません。
それでは、この二つのやり方はなぜいけなかったのでしょうか。
原因①:範囲をやり切れない
見るやり方にしろ、書くやり方にしろ、どちらも単語数が多いので時間がかかります。
決めた勉強時間で範囲の最初から最後まで覚えきろう!とするものの、
時間が足りなくなって後半がおざなりになったり、
毎回最初からになってはじめの単語だけしかできていなかったり、と
範囲の出来具合に差が生まれて点数が伸び悩むケースです。
最初はやる気だったのに、やっていくにつれてどんどんモチベーションが下がる…
という方は、よく発生する失敗かなと思います。
原因②:テストを意識していない
たくさんやる、ということはできたけれども、
・場所で覚えている
(この単語の次はこの単語だった…と自然と連想してしまう)
・単語のスペルは覚えているが、意味は思い出せない
(単語と意味がつながっていない)
といった単語テストを解く際に必要な能力がつかないままに覚えているケースです。
テストを解く際に必要な能力というのは、
①単語"だけ"を見て、
②覚えた意味が頭に浮かび
③正しく答えを書ける
ことです。
ひたすら見る方法では、
単語を見る⇒思い出すという流れを取れずに先に答えを見てしまったり、
位置が思い出すトリガーになっていて、単語とは意味が連動していなかったりすると、
テストでは対応できなくなります。
ひたすら書く方法では、
単語や意味自体は書けるが、単語を見ても意味が思い出せなかったり、
書くことが作業になっていて、頭を動かしていなかったりすると、
テストでは対応できません。
単語テストで点が取れる覚え方!
それでは、どのように単語を覚えればいいのでしょうか?
テスト範囲の単語を100個と想定してみていきましょう。
①まずは、単語100個をテストしてみる
時間は有限のため、もう暗記している単語があれば、それに時間をかけるのはもったいないです。
そこで、覚える前に、今どれだけできるのかをテストしてみます。
テストの方法は
・単語帳を赤シートで隠して間違ったらチェックを付ける
・ノートなどに書き出して、テストをし、丸付けをして間違っていたものが分かるようにする
といった方法があります。
②間違った単語を、10個ずつに分ける ☆範囲の単語をやりきるコツ!
間違った単語は、すべてを一気に覚えようとするとくじけてしまう可能性が高いです。
そのため、10個ずつに分けることで、途中でやめてしまう可能性を減らしておきます。
③間違った単語を10個ずつ覚える
覚えるやり方は、自分に合った方法でかまいません。
人によって覚えやすいやり方は異なり、
・たくさん見る
・たくさん書く
・たくさん聞く
といった方法があります。
どの方法でも大切なことは、「テストと同じ頭の使い方をする」ことです。
つまり、テストで最初に見る単語(もしくは意味)を頭に浮かべて、
そこから答えが浮かぶようにするということです、
見る方法であれば、単語だけを見るようにし、答えを頭の中(もしくは声)で出す
書く方法であれば、単語を書き、答えを思い浮かべながら書く
聞く方法であれば、単語を聞き、答えを聞く前に答えを思い浮かべる
という工夫を行いましょう。
使える時間を考えると見て覚えるのが一番早いとは思います。
単語カードも良いですが、書く時間がかかることや、作って満足してしまうこともあるので、自分の性格を考えて、取り入れるようにしましょう。
④10個覚えた!と思ったら、テストをする
テストを意識した覚え方で、これはもう完璧だ!と感じたら、
10個分をテストしていきます。
満点が取れるまで、覚える⇒テスト⇒覚えるのサイクルを繰り返しましょう。
⑤満点が取れたら、次の10個を覚える⇒テストする
満点が取れたら、次の間違っていた単語10個を覚え、テストをするという③④を完璧になるまでやります。
⑥先述の③④⑤を繰り返して、間違った単語を50個覚えられたら、50個テストする
10個ずつ完璧にするのを繰り返して、完璧になった単語が50個になったら、
次は50個をテストして、完璧になるまで覚える⇒テストを繰り返します。
⑦50個が満点になったら、残っている単語をまた10個ずつ覚えてテストする
③④⑤⑥のサイクルを、間違った単語すべてが完璧になるまで、繰り返していきます。
⑧間違っていた単語をすべて完璧にしたら、間違っていた単語すべてをテストする
完璧にした間違っていた単語すべてを一度にテストします。
覚えてから時間がたったものもあるので、この頃には忘れてしまっているものもあると思います。
忘れてしまったものは再度覚えて、また完璧になるまで覚える⇒テストを繰り返します。
⑨最後に、覚えていた単語も合わせて100個テストし、満点になったら終了
間違っていた単語すべてが完璧になったら、最初に覚えていたものも合わせてテストをします。
こちらも、満点になるまで覚える⇒テスト⇒覚えるを繰り返します。
こちらで、単語の暗記はおしまいです!
慣れなどもありますが、このやり方だと
大体90分くらいで、100個の単語を覚えることが可能です。
ちなみに、この覚え方は、古文単語などにも使うことができます。
単語を覚えるときの注意点
ここまで、単語の覚え方を見てきました。
・10個ごとに区切って覚える
・テストを意識して覚える
・すべて完璧になるまでやめない
といった、シンプルな考え方で、みるみる単語を覚えることができます。
単語を覚えていくときの注意点としては、
途中でやめることになっても、やった部分までは完璧にして終わること。
どうしても単語を覚える時間をしっかりとることができず、
休み時間、通学時間といったちょっとした時間で単語を覚えることもあると思います。
そんなときは、その時間の中で、完璧にできる個数までを覚えるようにしましょう。
というのも、暗記率が60%など、低い完成度で終えてしまうと、
結局時間がたった後に忘れてしまい、やり直すことになるからです。
短い時間しか取れない中で、やり直しになるととってももったいないですよね。
ちょっとずつでも完璧にしておけば確実に1歩ずつ進むことができます。
やったことは完璧にする!という意識をもって、やるようにしましょう。
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