こんにちは!大宮駅から徒歩5分!“逆転合格”の「武田塾大宮校」です。
大宮校塾生は、さいたま市、上尾市、桶川市、北本市、鴻巣市、川越市、戸田市、白岡市、久喜市、春日部市をはじめ、古河市など近隣の県から通塾しています。
武田塾大宮校には、東京大学・筑波大学・横浜国立大学・千葉大学・首都大学・埼玉大学
東京工業大学・一橋大学・東京外国語大学・お茶の水女子大学・横浜市立大学・東京農工大学・東京学芸大学・電気通信大学・東京海洋大学などの国公立大学をはじめ、
早稲田大学・慶應義塾大学・東京理科大学・上智大学といった難関私立大学や、MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)に逆転合格を目指して通っている生徒が数多く在籍しています。
今回は、こちらの記事の続編です。前編の内容を踏まえてお話ししていきますので、まだご覧になっていない方はぜひご一読ください。さて、本稿では具体的な「早稲田対策」について、前回の記事で提示した3つの段階別にお話しします。
基礎段階
まずは基礎段階です。文字通り、各教科の基礎となる知識を習得するのがこの基礎段階です。具体的には、以下のようなものが基礎知識といえます。
英語:単語、熟語、文法、構文、シャドーイング(知識ではないが、基礎技術)
現代文:漢字、キーワード(現代文単語)
古文:単語、文法、常識
漢文:漢字、句型
社会:流れ、用語
数学:公式、基本問題
【補足】もちろん、単語帳のすべての単語を基礎段階で覚える必要はありません。この段階ではあらゆる試験で頻出の単語を覚えましょう。
武田塾では、英単語帳として『システム英単語』シリーズ(駿台文庫)の使用を薦めています。出題頻度別の分類が実に的確な単語帳です。本書の1~2章に収録されている単語が武田塾の考える「基礎」レベルの単語です(『システム英単語 Basic』では1~3章)。
この基礎段階で意識すべきは、スピードです。これは、答える(思い出す)スピードです。早稲田大学の入試問題を解くには、このレベルの知識は即答できるようにしておく必要があります。思い出すのに時間がかかるようではいけません。
というのも、早稲田の問題は、どの学部も制限時間に対して文量・設問数が多く、高度な情報処理能力が求められます。単語の1つ1つに悩んでいる時間などないのです。即答できないものがある内は基礎段階を終えてはいけません。
といっても、この段階は遅くとも9月中には終えたいところです。基礎知識に不安のある方は、この8月の取り組みに早稲田の合否がかかっているといっても過言ではありません。
参考書による演習段階
基礎を暗記し、理解しただけではまだ点数には十分に結びつきません。
単語帳で覚えた単語は長文の中で使えるようになって初めて使える単語力となります。
丁寧に基礎固めができていればあとは演習を積めば積むほど偏差値が上がって行きます。復習のやり方に気をつけながら進めていきましょう。
今回はいくつかおすすめの早慶レベルの参考書を紹介します。
英語
『やっておきたい英語長文』シリーズ (河合出版)
英文和訳問題が充実している。早稲田大学は英文和訳問題を出題する学部が多い。
「知っておくべき単語」と「知らなくて当然の単語」のバランスがいい。入試には多かれ少なかれ知らない単語は出題される。知らない語を避けて読んだり、予想したりする力も必要。
500と700をやっておきたい。
『スーパー講義 英文法・語法 正誤問題集』(河合出版)
かわいらしい表紙に騙されてはいけない。かなりハイレベル。
正誤問題は社会科学部、人間科学部などで頻出なので、これはよい対策となる。現に早稲田大学の問題も収録されている。
正誤問題が出題されない大学を志望している人も文法の最終確認として使用できます。
現代文
『現代文と格闘する』(河合出版)
かなりハイレベルなハウツー本兼問題集。早稲田大学の現代文では抽象度の高い文章が出題されるので、慣れておく必要がある。
高度な文章題の読み解き方、記述問題の解説どちらも早慶レベルのブラッシュアップに最適です。
古文
『首都圏「難関」私大古文演習』(河合出版)
問題のレベルはかなり高い。このレベルの問題に丁寧な解説がついているのは希少。
センター試験レベルだと物足りなくなってきたら是非。
日本史・世界史
『実力をつける 100題』シリーズ (Z会)
分野(時代)別の私大形式問題集。教科書に載っていないものの私大頻出の用語が多く出題される。解説中のまとめも見やすい。
次の過去問演習段階には、遅くとも11月中旬には入ってほしいです。ただし、それまでにすべての参考書を終えなければいけないわけではありません。
たとえば、実際に過去問を解き始めてみて、正誤問題に不安を感じるようであれば先述の『スーパー講義 英文法・語法 正誤問題集』を解き始める、というケースもありです。
過去問による演習段階
先ほども述べましたが、遅くとも11月中旬には入ってほしいのがこの段階です。
言うまでもなく、過去問はただ淡々と解くだけでは意味がありません。毎回赤本ノート等を用いて自己分析をし、現状の課題を把握して次に繋げましょう。(赤本ノートとは……こちらの記事の中ほどで紹介しています。)
もう一点、特に英語に関して肝心なのは、1年分を通しで解くことです。限られた勉強時間の中で、90分ぶっ通しで解き、その見直しをじっくりするというのはなかなか簡単なはなしではありません。しかし、これは徹底していただきたいポイントです。
というのも、基礎段階の話の中でも触れたように、早稲田大学の英語の問題は文量・設問数が多いため、タイムコントロールが点数を大きく左右します。普段の過去問演習から、本番を意識した時間の使い方をしましょう。
ただし、見直しには時間を区切らず取り組んでほしいです。時間が足りずに十分に考えられなかった問題があれば、見直しの際に時間を区切らず解き直してみましょう。
計画を立てる
以上を踏まえて作成した学習計画例がこちらです。
※……( )内は1日あたりの量です。
この計画はあくまで一例です。必ず上記の参考書を使って学習をしなければならないわけではありません。ただし、ので、それ相応のレベルの参考書を使用しましょう。なお、変更例としては以下のようなものが考えられます。
システム英単語→ターゲット1900
リンガメタリカ→速読英単語 上級編
速読英熟語→解体英熟語
また、このような段階別の学習計画は必ず立ててほしいです。その時その時でやるべきことが明確化するだけでなく、計画を立てる中で見落としていた課題に気がつくこともあります。
もちろん英語に限らず、国語や社会科目でも計画立ては不可欠です。
正攻法あるのみ!
先のブログでも述べましたが、早稲田大学にラクラク入学できるような裏ワザは、残念ながらありません。
まだ受験勉強に本腰を入れていない人が、先述の勉強法で先述の参考書を先述の目安期間内にこなそうとしたら、毎日少なからぬ時間を勉強に費やすことになります。遊ぶ時間はほとんど取れないでしょう。早稲田はとはそれだけ高い壁であるということを、どうか忘れないでください。
しかし同時に、越えられない壁でもありません。皆さんがひとつひとつの参考書を完璧にし、ひとつひとつの段階の達成目標を全うしてゆければ、憧れの早大生になれるのです。頑張ってください。正攻法の努力あるのみです。
参考書のさらに詳しい説明や個別の学部対策など、疑問があれば何でもご相談ください。以下のフォームからお申し込みいただけます。皆さんのご相談を心よりお待ちしております。
武田塾に通ったらどんな一年に!?逆転合格のために君だけの受験ストーリーを