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【高1・2】来年から始まる「共通テスト」試作を解いてみた!英語編

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共通テスト、モデル問題

こんにちは!

連日の報道もあり、大学入試改革に大きな注目が集まっています。

来年度からの実施が予定されている「大学入学共通テスト」に対しては、

民間試験の併用につづいて、記述形式の導入についても批判の声が大きいようです。

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実はこの「共通テスト」について、大学入試センターがモデル問題を公開しています

【大学入試センター Webサイト】

そこで、このモデル問題を解いてみました!

 

試験について

解いたのは「英語(リーディング)」で、全問マーク式です。

国語など、渦中の記述問題を含む教科は、今後また形式の改変がありえるので避けました。

試験時間はセンター試験の「英語(筆記)」と同様で80分

大問数も6題と、センター試験の形式を踏襲しているようです。

点数には変更があり、100点満点となっています。

センター英語は200点満点ですから、半減です。

 

総評

まずは、形式の変化が顕著です。

詳しくは後ほど解説しますが、なんと、文法や会話文がごっそりなくなっています。

第1問から第6問まで、すべてが読解の問題でした。

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長文のレベルとしてはセンター試験とさほど変わらない印象を受けましたが、

長文が増えているのに、時間が変わらず80分であることや出題傾向から、少し厄介にはなっています。

 

来年度からの新しいテストなので過去問などは当然ありませんが、

対策の余地は十分にあると思います。

ではここからは、いくつかのポイントごとに解説していきます。

 

語彙のレベル

単語・熟語などの語彙レベルはセンター試験とほとんど同程度です。

これまでセンター対策に使われていた単語帳で十分対応できるでしょう。

 

参考までに、武田塾では『システム英単語』シリーズの使用をおすすめしております。

『システム英単語』の1・2・5章、

あるいは『システム英単語Basic』の1冊すべてがセンターレベルに該当します。

 

また、語彙ではありませんが、構文のレベルもセンター試験と変わらない印象です。

 

形式

一転して、こちらは大きく変わりました。

大問数は変わらず6題ですが、

前述の通り、文法問題・会話問題などがなくなり、

すべて読解問題になりました。

 

なくなった問題は次の通りです。

・発音・アクセント問題(センター試験では第1問)

・文法(第2問)

・会話問題(第3問)

 

一方6題に増えた読解問題ですが、

シンプルな長文だけではなく、広告やメールなど、

さまざまな形式で出題されています。

(内容自体はまったく目新しい雰囲気でなく、

センター試験の第4・5・6問が倍増したといった感じです。)

 

また、大問6題といっても1題1文ではありません。

ほとんどの大問がAとBに分かれており、

それぞれ1文ずつ出題されているのです。

ですから、文章の数は合計で10以上になります。

センター試験のつもりで解くと、かなり多く感じました。

受験生のみなさんにはあまり伝わらないかもしれないので恐縮ですが、

TOEICのリーディングと少し似た雰囲気です。

 

難しさ

このように読解に特化した新テストですが、

制限時間はセンター試験と変わらず80分です。

これはセンター試験と比べてかなり厳しい時間設定かと思います。

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問題の配置もやや意地悪です。

前の方の大問が語彙も問題自体も易しく、後ろの方が難しくなっています。

また、1題あたりの問題数も後半の方が多いです。

前半をじっくりと解いていると、後半戦はかなり苦しくなるはずです。

この点、センター試験に比べてかなり難しくなったと言えます。

 

対策

過去問はありませんが、対策はできます。

センター試験の過去問を部分的に解くのがベストです。

新テストはセンター試験の第4・5・6問と類似しているので、

それを2年分まとめて解くといいと思います。

 

また新テストには、近年のセンター試験にはない、

2つの長文を見比べながら解く問題があります。

これは、2015年度以前のセンター試験の第5問と似た形式ですから、

その問題を使って対策することができます。

 

また、シャドーイングによる速読力強化も求められます。

武田塾ではシャドーイングの入門教材として『速読英熟語』を推奨しています。

初めてすぐに文章を速く読めるようになるということはありませんが、

実際の共通テストまではまだ1年以上あります。

地道に取り組みましょう。1年間継続すれば速く読めるようになります

 

私大入試にも変化が

以上が 共通テスト モデル問題「英語(リーディング)」を解いた感想です。

他教科の問題に関しても機会があれば共有したいと思います!

また、共通テストの導入だけでなく、

いくつかの私立大学でも入試制度の改革があります

早稲田、上智、青山学院など、一部の有名私大で予定される入試改革を

こちらの記事にまとめました。

併せてご確認いただければと思います。

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【早慶上理・GMARCH】2021年度、入試はこう変わる!!

(画像・タイトルをクリックしていただくと記事をご覧いただけます。)

 

ぜひご相談ください

来年度は、大学入試制度にとって大きな変化の年になります。

この不安定な過渡期にあっては、

いかに早期から受験勉強を始めるかが重要になります

とは言え、高1・2生の皆さんには、

何から始めればいいのか、1日どれくらいやるべきかなど、

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