この記事はたくさん数学の勉強をしているけど、
いつも間違えてしまうといった悩みを抱えている人向けです。
全然勉強していない人や何から始めたらいいか分からないといった人向けではないのでご注意を。
ケアレスミスの話
みなさん、ケアレスミスという言葉を聞いたことがあると思います。
不注意で計算を間違えてしまったりしたときに使う言葉ですね。
私はこの言葉が非常に嫌いです。
なぜなら、自分が受験に落ちたりテストの点が悪かったりしたりするときに、
ケアレスミスで落ちた、ケアレスミスで赤点をとったというのは胸糞悪いからです。
その問題が分からなくて間違えたのではなく、ただの不注意で間違えたのは納得できないと思いませんか。
受験に落ちるならちゃんと落ちる理由があって落ちたいものです。
なんとなく落ちたくないんです。
だから、ケアレスミスと呼ばれる理由で間違えないように努めました。
そうすればちゃんと問題が分からなくて、問題が解けなくて落ちることができますよね。
自分語りはこの辺にしておいて、本題に入ろうと思います。
私が今まで見てきた数学に伸び悩んでいる人のほとんどは、このケアレスミスで間違える人が非常に多いと感じます。
一生懸命努力していればしている人ほど、ケアレスミスの割合が高いとも感じられました。
それはそうですよね、勉強すれば分からなくて解けない問題は次第になくなっていくのですから。
ミスはしないけど数学の問題そのものが分からない人は頑張りましょう。
考え方を自分のものにできるかが勝負です。
ミスが多い人は、もう少しミスに対する考え方を変えてみてはいかがでしょうか。
そのミスで受験を失敗したくないとは思いませんか。
そして、ミスをしたくないと思ったのならば自分のミスの傾向について詳しく分析してみましょう。
ケアレスミスには様々な種類があります。
前の数字を書き間違えるミス。計算を間違えて次の行に書いてしまうミス。
積分するところを間違って微分してしまうなどの勘違いミス。
答えはあってるけど聞かれたことに答えてないミス。
数え間違いのミス。
マークシートの塗り間違えのミス。
別の条件なのに(1)の条件をそのまま(2)にも適用してしまうミス。
約分ミス。
などなど。。。
ここから先は自分で考えてみてください。
(私は問題文の条件読み飛ばしが多かったです笑)
こんなくだらないミスを無くさない限り普通に数学なんてできません。
だから、それがなくなるように奮闘してみてください。
決して簡単なことではありません。
ここで、ミスを無くすための1つの解決法を提案しようと思います。
必ずしもこれをやればなくなるとは言いません。これは1例を挙げるにすぎません。
それは、一行ずつ戻って確認する方法です。
数学における「=(イコール)」は同じ値をとるという意味をあらわしており、
その前後で同じ値を取っていなければおかしいです。
なので自分で新たに付け足したイコールの後が前のものと合っているかを
イコールを書く都度確認します。
そうすれば問題文を書き間違えていない限りイコールの一番初めと終わりは同じ値になっているはずですよね?
この一行確認はイコールの前後に限ったものではありません。
自分が書いたすべてに対して行います。
問題文の式を写したのであればそれも確認します。
筆算したのであればそれも確認します。
そしてそれらを全て確認すればミスの確率はグッと減るはずです。
(正直、最初に書く時点で注意するようになるのでほぼミスはないはずですが)
結局は意識の問題です。ミスをなくしたいという心がけが最も重要です。
そしてミスがなくなれば自分のできていない分野が浮き彫りになるはずです。
その分野を全力で勉強しましょう。少なくともケアレスミスでの間違いはなくなるのでこの時点で周りの受験生とは差がついています。
無敵状態ですのでさらに力を付けてしまいましょう。
ミス以外の話
さて、ここからはケアレスミス以外の部分で伸び悩む人に向けての話になります。
数学のもっと根本的なところの話ですね。
数学の問題を解くうえで重要となるのが
自分の行う操作を文字で明文化すること
そして
言い換える力です。
数学が苦手な人は自分がいま何をしているのか言葉にすることができていない人が多いです。
自分がいま何やってるか分かってないのに答えが当たるわけないですよね。
とにかく自分がその操作、計算をするなら責任を持つこと。
自分が今からその操作をする理由がある事が大事です。
無意味な行動をしても無意味なので。
そしてもう一つ、
数学は言いかえの連続だということです。
極論を言ってしまえば問題文からその答えまでずっと言いかえを行っています。
問題文で聞かれたこととその答えは同じものを指しているはずですよね。
そして数学ではその過程を数式で行うことがほとんどです。
日本語(日本人なら)と数式を行ったり来たりするのです。
問題文のほとんどには日本語が入っているはずで数式を使うにはその日本語と数式を言いかえる必要があります。
はたしてそれが本当に同じものを指しているのかよく考えてみてください。
その計算をすれば本当に実数解の個数になるのか、接線の本数が求まるのか。
そしてそれができているのであれば問題文と答えは同じものを指しているはずです。
間違えているのであればそれはどこかで完全に言い換えられていない箇所があるはずです。
そこを適宜修正するのがやるべきことです。
伸び悩んでいる人はここを見つけるのが苦手なんだと思います。
ちゃんとどこが言い換えられているか言い換えられていないか線引きすることで、
自分が学ばなければいけない箇所が見えてくるはずです。
まとめ
長々と話してきましたが、この記事が少しでも受験生の役に立てばいいなと思います。