講師紹介4 慶應大学SFC からやってきた 馬汗アブドゥラ先生にインタビュー
塾の方針や方法論に納得していたとしても、実際に教わる講師がどんな方なのか気になりますよね。そこで本シリーズでは、大井町校の講師にインタビューして、皆さんに紹介していきます!
今回紹介するのは、慶應大学SFCに所属しているアブドゥラ先生です。
こちらの先生はAO2期のみ受験で現役合格という不思議な経歴の持ち主!!
アブドゥラ先生の所属する慶應大学SFCには、環境情報学部と総合政策学部という2つの学部があります。
しかし、学べる内容はほとんど変わらないので、まとめてSFCと呼ばせていただきました。
慶應SFCでは、文系・理系問わずに学ぶことができて、必修が少なく、1年生から研究会(ゼミのようなもの)に入ることができるのが最大の特徴です!
好きなことを好きなときに学べるのがSFCの魅力ですが、他学部のように基礎から教えてくれるわけではないので、
逆に信念がないと、何も得られないという事態に陥ってしまいます。
自由って難しいですね(笑)
そんな中、アブドゥラ先生(以下アブ先生)がどのようにSFC生活を満喫しているのか気になりますね~!
謎に包まれたアブ先生の実態調査!!
いろいろ気になることはあるんですが、まずお名前の読み方を教えてください(笑)
アブ先生「馬に汗と書いて、”マーハン”と読みます。もちろん当て字です(笑)」
いやあ・・・初見じゃ絶対わからないですよね・・(驚)
アブ先生「実は中国の漢字からきているので、中国語では読めるんですよ!!」
そうだったんですね!私は全く中国語できないので、分かりませんでした(泣)
次に休日の過ごし方を教えてください!
アブ先生「車が好きなので、ドライブをよくします。あとは1人暮らしなので、料理をすることもあります!
天気のよい日曜日とかは、公園で運動するのも好きですね!他にも興味を持ったことはなんでもやります!」
とても多趣味なんですね。インドアもアウトドア楽しめるっていいですね!
この調子でどんどん質問していきます!
どうして武田塾の講師になろうと思ったんですか?
アブ先生「僕は東京工業大学の付属高校に通っていて、その近くにあったのが武田塾田町校だったため、入塾しました。
当時は東工大への進学を考えていたので一般受験対策をしていただいていましたが、第一志望変更後は自習室を主に利用していました!
当時からアットホームな塾の雰囲気が好きで、高校卒業後もここにいたいと思い講師になったんです。」
アブ先生は武田塾の卒塾生だったんですね!自分もです(笑)
アットホームだと、家で勉強したくないってときでも自習しに行こうかなという気持ちになりますね!
指導のときに気を付けてることは何ですか?
アブ先生「気を付けてること、といっても、たくさんあるんですが、
まず前提として ”受験は自己実現のための手段” ということです。そのため、
”そもそもの目的(志望校への進学)が自分のやりたいことに対して妥当なのか、今の勉強方法や質は合理的なのか”
これを生徒と一緒に考えながら進めています!」
なるほど・・・
ただ勉強するだけじゃなくて、それを将来やりたいことと関連させて考えているんですね。
今この瞬間を頑張るのももちろん大事ですが、勉強をする意味、目的、理由などが不明瞭だと、
モチベーションが続かなくなってしまいますよね。
それを確認するために具体的にどんなことをしているんですか?
アブ先生「いい質問ですね(笑)
”なぜ私は学ぶのか” という問いかけを生徒自身が行えるようなやり取りを続けています!
はじめは私が生徒に聞くのですが、これを繰り返していくと、生徒自身の中に問題意識が生まれるんです。
そうなると、 ”先生、この勉強法はどうですか?” などと自ら能動的に聞いてくるようになります。
ぼくが1番うれしい瞬間ですね。」
勉強を教えるのではなく"勉強法"を学べる武田塾ならではですね!授業の一方的な勉強より、生涯身に付く力がつきますね。
ぜひ、たくさんの受験生に武田塾メソッドに触れていただきたいです!
受験の苦労したこと、頑張っていることなどの思い出を教えてください!
アブ先生「内部進学ではなく、一般受験で東工大への進学を考えていましたが、AOで環境情報学部への受験を決意しました。
理由は2つあります。1つは、SFCを知り、単科大学への進学よりも魅力的に思えたからです。
そして2つ目は、自らのバックグラウンドを活かして受験ができるためです。」
別人ってくらい、受験方式がガラッと変わりましたね(驚)
アブ先生「そうですね(笑)
しかも10月にSFC受験を決意したので、もう2期しか受けられず、また短期間で資料を仕上げなければならなかったのがさらに大変でしたね。
でも同時に、一般受験の勉強で参加を諦めていた外部の研究発表に参加することができたり、引退後も部活動に参加することができたのはよい思い出でした!
対策は自ら行いましたが、自分をいかに表現するか工夫し、それが楽しかったです。」
今、大学で勉強していること、その魅力は何ですか?
アブ先生「専門領域を一言で答えられないことが魅力でもあり困りごとでもあるのですが、ユニバーサル・インクルーシブデザインと、人間の能動性の研究をこれからの軸にしていきたいと考えています。」
ぼやっとイメージはできますが、具体的にはよくわからないです(泣)
ユニバーサル・インクルーシブデザインというと、”みんなが使えるように”
人間の能動性というと、”モチベーション”
このような抽象的なイメージはありますが・・・
アブ先生「まずはそれを学ぶことを志した背景からお話しますね(笑)
大学入学後、今まではフリック入力を開発した先生のいるインターフェースデザイン研究室で作曲のノーマライゼーション(作曲を身近な存在にすること)を探求したり、
経営学で有名な琴坂研究室とパナソニックの合同プロジェクトで新規事業に携わってきたりしました。
最近、某社の新規事業提案からインスパイヤを受けてテクノロジーインフラ系のビジネスを思いつき、
企業を視野に活動しましたが、
単なる考察と仮設に過ぎなかったために「人間はすきなことか得意なことをやるべきだ」ということを再確認し、元々の専門であったデザインやメカニズム、心理学をより深めようと決意しました。」
これはSFCだからこそ、できることですね・・・
音楽学、経営学、ビジネス、デザイン、メカニズム(機構学)、心理学
これだけ多岐にわたる研究分野を1つの学部で学ぶことができるのは中々なさそうですね。
では最後にメカニズムと心理学に関して詳しく聞かせてください!
前者に関しては、「人間の個性を最大限に尊重し評価できる環境は、これからの時代に不可欠である」という信念から、メカニズムをバックグラウンドとして持ったインクルーシブデザインの専門家になりたいです。
後者に関しては、臨床心理学や心理療法について学んでいくうちに
「フロイト学派をはじめとした心理学の多くがそもそも大きな知性化*に過ぎないのではないか」という問いを持つようになり、
間主観性*学派に興味を持つようになりました。
そしてその応用先には、「どんなに良いシステムやモノがそんざいし評価されても、使われないと意味がない」という想いにも結びつく「人間の能動性の研究」を考えています。
*知性化:心理学においては、自分自身を客観的に見ることによって、心に折り合いをつけること
*間主観性:2人以上の主観が共通していること
このようにさまざまな分野に精通しているアブドゥラ先生だからこそ、武田塾の「授業をしない」というコンセプトを体現できるのですね!毎週、特訓のたびにモチベーションが上がりそうです!
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