こんにちは、武田塾荻窪校です。
梅雨明けして毎日外に出ることが億劫になる日々が続いていますよね。
でも、多少は少し散歩するだけでもいいので外に出ましょう。冷えた部屋ばかりいると体力が落ちて夏バテしやすくなります…。
ところで皆さんは、どれくらい経済分野に関する知識ありますか?
受験生に直接関係ある人は政治経済、現代社会を使う人くらいだと思います。しかし、僕らが生きていく上で「景気」や「金利」といった言葉は非常に重要になってくるのでみんなが教養として知っておくべきです。
その中でも特に大切なのが日本銀行が行う金融政策と呼ばれる景気調整です。今、日本ではコロナショックにより経済に大きなダメージを受けています。簡単に言いますとみんなが外出自粛をしたことによって、商品が売れなくなるため物価を下げざるを得ず、企業の売上、利益がdownしてしまいサラリーマンが貰う給料が減ってしまったり、最悪リストラ、倒産、店舗の閉店などが相次いでいます。
そんな、不景気である日本の中央銀行である日本銀行、通称日銀は「金融緩和」もしくは「買いオペレーション」と呼ばれる金融政策を行っています。これによって、どう景気が調節されるのか。また、そもそも金融政策とは具体的に説明していきます。
金融政策の金融緩和とは一体何か?そしてそのメリットは?
まず、先ほど述べた通り、金融緩和とは、景気が悪い時に行う処置です。
「景気が悪い」の定義をここでは「企業の経済活動が盛んでない状態」と考えてください。
これにより、世のなかに金が循環しない分、物価に対してお金の価値が相対的に高くなってしまっていることを意味します。
さらに、お金の価値が高いということは、企業がお金の借りる時にかかる手数料つまり「金利」が高いという状態です。
では、どうすればいいでしょうか?
答えは「国に出回っている金を増やすことで、お金の価値を下げること」です。
そのやり方ですが、日本銀行が市中銀行から有価証券(株や債券と呼ばれるもの)を「買い取る」ことで市中銀行に現金をたくさん渡します。そうすると世の中にあふれる金が増えますよね。
そこで次のようなメリットが生まれます。
・金利を下がったことで、お金を借りやすくなり企業が投資活動をしやすくなる。→つまり経済活動を少しでも促すようにします。
・世の中の金の量が増えることでお金に対して「相対的に」モノの価値が上がります。→お金>モノからモノ>お金
になり「実質的なインフレ」が起こります。
以上、これが「金融緩和」またの「買い」オペレーションといいます。いかがでしょうか?
もう頭が痛いですよね(笑)こんな風に話されるとなんだか、ずっと金融緩和してればいいじゃん!って思ったあなた、なかなか目の付け所がいいです。
次回はそんな金融緩和のデメリットとこれに対いる政策である「金融引き締め」について説明していきます。
これを見れば、金融政策に関するおおもとは理解したことになります。
お楽しみにしていてください。
続く
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