みなさんこんにちは！ 武田塾大垣校講師の村瀬です。
今回は大学受験を考えている人に向けて伝えたいことを
僕の経験や失敗談を通して皆さんにお伝えできたらと思います。
高校時代の自分自身を振り返ってみました
今、大学受験を控えている人はどのような姿勢で受験勉強に取り組んでいるでしょうか。
目標に向かって全力で勉強をしている人、
とりあえずやらなきゃという思いで勉強している人、
まだ勉強を始められていない人、
様々だと思います。
これだけは伝えたい！
①何か1つの教科でもいいので勉強を始めてください。
「そんなこと言われなくても分かっている」という人が
ほとんどだと思いますが、あえて言わせてください。
これからやれば大丈夫、最悪夏休みから本気を出せば大丈夫と
心の中で少し思っている人もいるかと思いますが(自分がそうでした)、本当に甘かったです。
大学受験は本当に厳しいです。
人数が多く、受かりにくいという理由もありますが第1に量がめちゃめちゃ多いです。
ただえさえ厳しい大学受験でスタートから差をつけられていると、
いざ本番が近づいたときに戦える力がないという状態になってしまうので、
まだ勉強を始められていない人は今すぐ始めてください。
②「とりあえず」で勉強を始めるのは絶対にやめてください。
「まず手を動かせ」と言う人がいますが、とりあえず勉強してもうまくいきません。
僕自身、こんなことを書いているのは自分が「とりあえずやらなきゃいけないことだから勉強する」
という感覚で1年間勉強し続け、大学受験で失敗しているからです。
とりあえずの勉強は効果がないどころかむしろ逆効果です。
どれだけ勉強しても成績が上がらず、やる気すら失ってしまうということになりかねません。
対応策とは
それは勉強を始める前に必ず計画を立ててください。
僕も浪人し始めてからこの武田塾に通い、計画を立てて勉強してきました。
そうすると闇雲にやっていた時とは比べ物にならないほど勉強効率が良くなり、かつ、成績が伸びました。
この計画を立てるということは今回の話で僕が1番重要だと思っていることです。
もし、まだ志望校が決まっていない場合でも一日にやることが決まり、
その目標に向かってがんばることができるのでモチベーションアップにもつながります。
ここで勉強計画の立て方にもたくさん注意があるのですが、
それは全て武田塾の公式サイトや武田塾チャンネルに載っています。
もし、自分には自分なりのやり方があるという人も1度は目を通してみてください。
勉強の進め方、どのレベルの人がどの参考書に取り組むべきかなど、
本当に役に立つことがたくさん公開されているのでぜひ活用してみてください。
志望校を早めに決めて欲しい！
早めにというと曖昧なので具体的に言うと、
3年生になった年の4月には志望校が決まっていることが理想です。
この話も学校の先生から散々言われていると思います。
僕は現役の時は志望校は決まっていなかったので、
この話を聞くたびに‘‘わかってるよそんなこと‘‘とずっと思っていました。
しかし僕がこう言うのは先生がよく言う
「目標があることない子とでは勉強に対するモチベーションが違う」
ということが理由ではありません。
志望校を早く決めて欲しい理由とは
確かに「目標があることない子とでは勉強に対するモチベーションが違う」
ということは、少しは関係あるのかもしれません。
それよりも、僕が感じた志望校を早く決めて欲しいと思う理由は・・・。
「受験科目が決まること」と「受験の選択肢が一般入試だけではなくなる」という２つの理由です。
「受験科目が決まること」はとても良いことなんです！！
大学によって使う受験科目が違うのは皆さん、ご存じだと思います。
しかし文系と理系で少し違うくらいの認識なのではないでしょうか。
これは大変危険です。
この認識でいくと学校の授業でやっている科目で受験すればいいという考えに陥ってしまいます。
それの何がいけないの？と思う人もいるかもしれません。
僕も現役生の時にそう思っていました。
大学受験の仕組みは高校受験のように単純でない！！
例えばですが、同じ理系でも大学によって選択科目が違います。
なにが違ってくるかというと、理科科目と社会科目です。
多くの理系の大学では理科で2科目(基礎科目なし)、
地歴公民で1科目(公民は受験科目として認めていない大学も旧帝などにあります)を受験科目としています。
理系の人は学校の授業では理科は化学・生物か化学・物理、社会は地理を受ける人が多いと思います。
ですので理科は生物・物理で受けても問題ないですし、
社会に関しては世界史や日本史、現社、倫理など様々な選択肢があり、受験の幅が大きく広がります。
僕はこのことを知らずに苦手な地理で勝負し続け、
センター試験まで勉強を続けても50点くらいしか取れませんでした。
しかし、浪人生になったときに、社会の受験科目を現社と倫理に変え、得点を大きく伸ばすことができました。
苦手科目を入試合格レベルに変えられるかどうか
この話を聞いて「別に科目変える必要なんてないよ」と思った人もいると思います。
それならそれで全く問題ありません。
しかし、この受験科目の仕組みを知らずに苦手科目で最後まで勝負し続けて
本番で結局点数を取れなかったということだけにはなってほしくないです。
だから、自分の受けたい大学の受験科目を調べ、
受ける科目を変えるということを選択肢として持っておいて欲しいと思います。
志望校が早く決まっていると対応がしやすい
受験科目を変えるということは新しい科目に1から挑戦するということなので時間もある程度かかります。
しかし志望校が早く決まってい れば、その大学に合った受験科目を自分で選ぶことができ、
わざわざ自分の苦手な科目を受ける必要がなくなるかもしれません。
また、私立大学を志望している人なら受験科目が3科目や2科目が多いでしょう。
だから志望校が決まってさえいれば、
私立大学受験であれば最初から入試に必要な科目を勉強すれば、勉強の効率も大きく上がります。
学校の授業と同じように全ての科目を勉強してきた人と、
最初から入試に必要な科目を1年間やり続けた人とでは、大きな差が生まれると思いませんか？
これが志望校を早めに決めておいた方がいいと思う理由の1つです。
入試制度を調べ、自分に有利な形で受験する
志望校が早く決まれば「受験の選択肢が一般入試だけではない」ということに気付いていただけると思います。
皆さんはどのような方法で受験しようと考えていますか？
多くの人が一般入試で受験しようと考えていると思います。
しかし受験方法は一般入試だけではありません。
例えばAO入試や推薦入試などがあります。
最近はこのような一般入試とは違った受験方式での募集も増えており受験も多様化しています。
もし、この記事を見ている人が志望校が決まっていたらその大学のホームページを見てみてください。
いろいろな受験方法があるかもしれません。
僕が志望校を早く決めて欲しいというのはこの受験方法を活用してほしいと思っているからです。
一般入試は基本的に学力試験がほとんどなのですが、
AOや推薦は面接や小論、実技など一般入試とは少し違った能力を求められることが多いです。
もし、やりたいことがあって、でも学力試験は自信がないという人でもAOや推薦なら十分チャンスはあると思います。
しかし、これらの方法は早いところだと夏過ぎには一次審査が始まったりします。
一般入試だと1月過ぎあたりから出願が始まるのですが、それに比べると相当早いです。
ですので、色んな入試方式を選択肢に入れるためにも早めに志望校を決めて欲しいと思います。
受験科目を変えることの負担について
授業を受けてない科目を独学で進めるのはとても大変なんじゃないかと思う人も多いかと思います。
最初に結論を述べますと、‘‘3年生になるまで授業を受けてきて受験勉強を始める‘‘場合と、
‘‘授業を受けたことがなくて独学で進める‘‘のとではそんなに負担は変わらないと思います。
確かに1から勉強を始めるのは大変そうに聞こえるのですが、
例えば武田塾のルートなどしっかりとした計画のもと勉強を進めればそこまで難しいことではありません。
僕の場合は現役の時に地理をやっていたのですが、どれだけ勉強してもできるようになりませんでした。
しかし浪人の時、現社と倫理に変えて授業も1回も受けたことがないのですが、
独学で現社は偏差値70以上、倫理も偏差値70近く取れるようになりました。
決して自慢をしたいのではなく、苦手な科目を授業でやったからという理由でやり続けるよりも、
科目を変えてみた方が自分に合っていて、かつ、点数も伸びやすい科目があることを知ってもらいたいです。
成績が上がるということはモチベーションアップにも繋がるし、勉強も楽しくなってくるので、
むしろ受験科目を変えた方が負担が減ったと感じる人も多いのではないでしょうか。
さいごに
ここまでたくさんのことを書いてきましたがこの記事を読んで、
勉強の仕方や受験への姿勢が少しでもいい方向に向いてくれたら幸いです。
もし勉強の仕方がわからなかったり、受験への不安があって
自分でどうすることもできなかったら武田塾に受験相談をしに来てください。
僕も武田塾への受験相談が浪人生活の始まりの第一歩であり、大学合格の大きな一歩となりました。
頑張って受験を乗り切りましょう！
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