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センター国語の小説で高得点をとる方法(後編)

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今回はセンター国語の小説で高得点をとる方法(後編)!!

前回の島崎先生の記事はこちら。
↓↓↓
センター小説を攻略する方法(前編)

①微妙な心理を正誤の判定には用いない
②①故に、心理以外の部分に正誤の判定のポイントを作る

ここまで話したように、①微妙な心理で正誤の判定をさせると客観的なテストにならん、ということだ。

だから必然的に②になる。

つまり我々としては、
①心理で正誤の判定ができるのは、プラスとマイナスが逆転している時など、あからさまにおかしい時のみ
②選択肢の×のポイントは心理以外の部分にある
ということを考えればよい。

では、どうやって真理を客観的に分析していけば良いのか。
次の図を見て欲しい。

人間の心理には必ず何らかの原因がある。

そしてそのあとその心理に応じて何らかの反応・行動を起こす。その人が「どんな気持ちなのか」は心理の原因となった事態とその後の反応・行動から類推することが可能だ。
具体例で考えていこう。

こういう時の具体例は恋愛に例えるのが一番わかりやすいのでそうさせてもらう。

(例1)
「俺たちの間には心の溝は何もない」と思いながら長い間付き合ってきたのに、彼女から突然「ごめん。許して。」と言われて別れた。
↓ので
「悲しい」

彼はしばらくの間、まともに食事も喉を通らず、ふさぎこんでしまった。

(例2)
今まで何回も付き合っては別れてを繰り返しているカップルで、彼が夏の終わりに「入試も近くなってくるし、別れて真面目に勉強しよう」と言って、別れた。
↓ので
「悲しい」

「確かにその通りだし、私もそう思うけど・・・」と彼女は唇を噛みしめて俯いた。

例1も2も、心理はどちらも「悲しい」であるが、原因となった事態とその後の反応・行動から考えると、同じ「悲しい」でも両者の心理は全く異なることがわかるはず。

1では「心の溝はない」と思っていたのに突然別れを切り出されて、食事もとれないほどに落ち込みふさぎこんでいるのだから、それだけショックは大きいと推測できる。

2では「今まで何度も別れている」のだから多少心に免疫はあるだろうし、唇を噛みしめてうつむく程度だから、そんなに悲しみは深くないだろうと推測できる。

以上のように、センター小説の選択肢は、判断の客観的根拠を心理とは別の部分に作ってある、ということが言えるのだ。

このことを理解しておくだけでだいぶセンター小説が楽になるはず。ほら、9割超えの未来が見えるな?

この記事を書く上で協力してくださった、恩師のF先生にはこの場を借りてお礼を申し上げます。

というわけで今回はこの辺で失礼。

 

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