こんにちは、武田塾講師のK.Hです。
今回は気になる方も多いであろう、「お風呂における勉強法」について説明していきます!
1.お風呂で勉強する意味とは
受験生は勉強以外も忙しい!?
私は現役で早稲田大学法学部に合格したのですが、現役合格を勝ち取るにあたってカギを握るのが、
「机に座っている時間帯以外で、どれだけ勉強できるか」
であると思います。
学校の授業や部活、文化祭をはじめとする行事、または恋愛など(私はなかったのですが…)、
現役生はいろいろと忙しいです。
だからこそ、隙間時間や学校の休み時間、そして今回説明する「お風呂での勉強」が重要なのです!
また、以下の勉強法は「逆転合格を目指すためにも、できるだけ勉強時間を多くしたい!」
という方にもおすすめなので、
現役生、浪人生に関わらず最後までこのブログを読んで参考にしていただけると嬉しいです!
一年で120時間!? お風呂勉強で差をつけよう!
なかには「お風呂くらいはゆっくりつかりたい…」という人もいるでしょう。
確かにお風呂とは本来リラックスする場所ですから、疲れた時には勉強をせず休憩するのもありです。
しかし見方を変えると、約一年間の受験勉強の中で一日20分お風呂に入るとして
20×365=7300分=121.6時間
これだけの勉強量分、ほかの受験生に差をつけることができるのです!!
2.お風呂で何をするべき? 講師おススメの勉強法!
私がお風呂で勉強していた科目としては、
「英語」、「国語」、「数学」、「日本史」があげられます。
今回は科目ごとに勉強方法を紹介していきたいと思います!
(以下の勉強法が合うかどうかは個人差があるので、自分に合う勉強法を取捨選択してください。)
英語の勉強法 in お風呂
英語に関しては、単語や熟語、英文法において覚えきれていないものを
お風呂で「音読」して頭に叩き込みました。
方法としては、
- その日覚えきれていない(又は覚えづらそうな)暗記項目を、紙に箇条書きで記す。
→“覚えきれていないリスト”の作成!
- 作成した“覚えきれていないリスト”を、クリアファイルに入れる
→濡れて紙がふやけるのを防止するためです(笑)
- 作成したリストをお風呂に持ち込み、「声に出しながら」暗記していく
この手順で私は実施していました。
ただ眺めたりするよりも、声に出したほうが圧倒的に覚えやすくなります。
どうしても塾や図書館等で勉強をする人は音読をおろそかにしがちです。
お風呂では近所迷惑にならない程度に声を出せると思うので、恥ずかしがらず声を出して暗記しましょう!
また、「ポレポレ英文読解プロセス50」や「入門英文解釈の技術70」といった解釈の参考書、
「やっておきたい英語長文シリーズ」といった長文系参考書を復習する際、音読をする人もいるでしょう。
そのような方も、
- 該当箇所をコピーする
- コピーしたものをクリアファイルに入れる
- お風呂で音読
といった手順で、お風呂で音読することも可能なので、実践してみましょう。
国語の勉強法 in お風呂
国語に関しても、漢字や現代文のキーワード、古文単語等、暗記項目はたくさんあると思います。
英語の時と同じ手順で、覚えきれていない項目の暗記に努めました。
特に「古文単語ゴロゴ」に関しては“ゴロ“が多く収録されているので、声に出すととても覚えやすくなります!
数学の勉強法 in お風呂
数学と聞くと一般的には座学が中心となるので、
「お風呂で勉強することはないのでは!?」と思われる方も多いと思います。
しかし、2つのことは、数学でもお風呂で学習可能です!
-
公式の暗記
問題を解いていくうえで、「ド忘れして解答が書けない!」といったことが起こらないように、
すべての公式を完璧に暗記しておくのは必須項目です。
これに関しても自分が覚えていない公式を紙に書きだし、クリアファイルに入れ、“声に出して”暗記するようにしましょう!
-
模範解答の熟読
初見で解いた問題が全く解けず、机に座ってじっくり解説を熟読して解き方を理解したうえで、
自分の解答を作成する人も多くいるかと思います。
しかし、机に向かった状態で取り組んでほしい数学の勉強法は「自分で解答を書ききる作業」、
つまりアウトプットです。
なぜなら、二次試験で数学を使う人は本番の試験で自分の力で解答を書ききる必要があり、
本番に向けて日ごろから回答を作る練習が大切であるからです。
そのため、質の良い勉強時間を多くとりたい人にとって、
机に座った状態で解説を見て理解しようとするのは時間のロスとなってしまいます。
解説を読んで解法や記述の手順を理解するのは、ぜひお風呂の中で済ませてしまいましょう!
日本史の勉強法 in お風呂
日本史も英語の時と同じ手順で暗記をするのがよいでしょう。
日本史は分量が多いため、参考書の該当箇所をコピーしてお風呂に持ち込むことをお勧めします。
ただし、
『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』や『日本史B講義の実況中継』などの講義系参考書ではなく、
『一問一答』や『元祖日本史の年代暗記法』など、
暗記系参考書を用いたインプットを行うほうがよいでしょう!
なぜなら、繰り返すようですがお風呂で勉強するメリットは「声を出して覚えられる」ことだからです。
3.お風呂での勉強まとめ
・スキマ時間はとても大事。受験生は忙しい!
・暗記モノは、声に出して覚える
自習室や図書館で黙って暗記するよりも、圧倒的に覚えやすい!
・机に向かってするべきはアウトプット。お風呂ではインプットを!
覚えたいものはお風呂で済まして、机でじっくりアウトプット
「現役生で時間があまりとれない…」や「逆転合格を勝ち取りたい!」という方は、ぜひ今回の「お風呂での学習法」を実践してみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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