こんにちは。武田塾御茶ノ水本校のT.Tです!
本日は国公立理系大学を志望する受験生に向けて、、、
「センター試験では文系科目を使うけど、なにから進めていけばいいの?」
「どれだけ文系科目を勉強すればいいかわからない…」
そういった疑問に、武田塾の講師がお答えします!
0.はじめに
多くの国立大学の一般入試ではセンター試験と二次試験があり、
センター試験では二次で利用しない社会と国語(東大や京大などの一部大学はあるがあまり重要視されない)
を受験しなければいけません。
この二科目は二次試験の勉強を圧迫しないためにも短期間で、高得点が取れるようになりたいものです。
というわけで以下におすすめの勉強法を書いていこうと思います。
1.国語の勉強法
タイトな制限時間。ゆっくり解く時間はない!
センター試験の形式は大問4つ(評論、小説、古文、漢文)で、制限時間は80分。
実際に解いてみると痛感しますが、時間的にとても厳しいです。
そのため、スピーディーかつ正確に解けないと高得点は望めません。
ここから各科目の勉強法について解説していきます!
古文の勉強法
その1 使う参考書は?
使用する参考書:『読んでみて覚える重要古文単語315』
『マドンナ古文』
『センター試験過去問題集』
(『古文上達45』)
その2 高3の初めの学習
高3の春~夏休み前:マドンナ古文
一日20分くらいで、空き時間にのんびり読みましょう。あんまり時間をかけ過ぎないことが重要です。
最低、助動詞の活用と接続ができるようになればオーケーです。お風呂で唱えるなどしてみてください。
接続の覚え方は有名な替え歌があるので、検索してみてください!
その3 夏休み中の学習
高3の夏休み:読んでみて覚える重要古文単語315
夏休みにこの単語帳で単語を暗記していきましょう。
ただ、これを使う理由は単語の暗記だけが目的なのではなく、
文章の品詞分解の練習や識別(例えばなむの識別など)ができるようになることも目的の1つです。
それぞれの単語について例文が載っているので、マドンナ古文を参照しながら品詞分解や識別、現代語訳が出来るようになりましょう。
現代語訳をした単語はすごく頭の中に残るので一石二鳥です。
その4 秋の学習
高3の秋:過去問演習
現代文、漢文と合わせて80分で解いてみることをお勧めします。
解き終わった後の直しはしっかりやりましょう。じっくり読んで、演習のときには
意味が取れなかった箇所の解釈 → 品詞分解 → 現代語訳の確認 → 単語の覚えなおし → 間違えた問題の解き直し
の順にやりましょう。
出来れば、赤本にある本試は全て解きましょう。
漢文の勉強法
その1 使う参考書は?
使用する参考書:『漢文ヤマのヤマ』
『センター試験過去問題集』
その2 春から夏休みにかけての学習
高3の春~夏休み終わり:漢文ヤマのヤマ
一週目はとりあえず読んでみて、例文を音読してください。
二週目以降は、意味を暗記したり、練習問題をスラスラ解けるように練習(白文を口頭で書き下せるように)するなど段々とレベルを上げていきましょう。
漢文は特に音読が効果的なのでやってみてください。
その3 秋以降の学習
秋以降:過去問演習
ヤマのヤマをしっかりやっていれば、簡単に感じるレベルだと思います。
古文同様間違え直しを丁寧にやりましょう。
現代文の勉強法
現代文の対策はやりずらいです。
というのも練習素材として相応しいのが過去問の本試ぐらいしかないからです。
その1 使う参考書は?
使用する参考書:『センター試験過去問題集』のみ!!
センター試験の本試験は答えが本文中に明確に書かれています。
なぜなら、何万人もいる受験者全員に文句を言われない問題を作らなくてはいけないからです。
というわけで本試は最高の良問です。
そして本試以外の追試や各予備校の模試などは、根拠が不明確な問題も多くはっきり言って悪問です。
漢字は学校で配られる参考書などを使ってやりましょう。配点が10点なので意外とでかいです。
特に国立医学部の後期を志望する予定の人にとってはここでの失点は命取りになります。
勉強法としては
・夏休みが終わるまでに漢字をほんのりとやっておいて、
・秋以降古典と合わせて過去問演習をやって読解法を身につける
という感じです。
その2 読解の方法
①形式段落ごとに見出しをつけて「さらに」や「しかし」、「つまり」などの接続詞にチェックをつける
②傍線部を句読点ごとに分解して、それぞれのパートと同じ内容の箇所を傍線部以外の箇所から探してチェック
の流れで自分は読んでいました。
人によって差があると思うので、過去問演習で自分なりに探してみてください。
解説を読めばどの問に対してもきちんと根拠になる部分があることが分かるので、しっかりとチェックしましょう。
国語 まとめ
過去問は初めのうちはなかなか点数が出なくて焦ると思います。
自分は学習がかなり遅れていて、一月上旬から過去問を解き始めました。
点数は116→115→152→135→167と推移していって、本番では181点を取ることが出来ました。
最初解き始めたとき6割も得点できず大変焦りましたが、しっかりと間違え直しを行った結果二週間ほどで9割越え出来るようになりました。落ち着いてやるべき学習を着実に行うことが大事です。
2.社会の勉強法
選択すべき科目は?
地理、倫政、世界史、日本史のうちひとつ選択できますが、
暗記量を考慮すると理系は地理か倫政を選択すべきです。
勉強の進め方
真面目な人は学校の授業を聞きましょう。授業さえ聞いていれば、12月頃から過去問演習を始めれば十分です。
不真面目な人は自分で勉強しましょう。
倫政の自学自習法を以下に載せていきます。
倫政の勉強法(自分で勉強する人向け)
その1 使う参考書は?
使用する参考書:『蔭山のセンター倫理』
『蔭山のセンター政治・経済』
『センター試験過去問題集』
『完全MASTERセンター試験倫理・政経問題集』
その2 11月までの学習
11月末まで:蔭山のセンター倫理 & 蔭山のセンター政治・経済
これを3周ほど読みましょう。
あまり暗記に走らず、枠組みを理解していくようにしましょう。
その3 12月の学習
12月頃:過去問演習
なんだかんだで得点できないと思います。それでいいんです。
間違えた箇所についてもう一度知識を確認しましょう。『蔭山シリーズ』に戻るのもいいですし、インターネットで調べてもいいです。インターネットだと同じ内容でも文面が違っていて、意外とすんなり頭に入ります。
その4 ラスト1週間の学習
ラスト一週間:完全MASTERセンター試験 倫理・政経問題集
この参考書は自分が試験前日に出会った神参考書です。
センター試験の過去問が分野別にまとめられているので、過去問を解く前に読むのはお勧めできませんが、
とにかく知識が良くまとめられており、知識の最終確認におすすめです。
前日に取り組んだだけで15~20点ぐらい点数があがったように感じます。
以上です!お読みいただきありがとうございました!
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