こんにちは!武田塾大府校講師のKです!
10月も終わりに近づき、受験生はもちろん、1・2年生や保護者の方も、様々な形で受験に対する意識がより高まっていると思います。
そこで、今回は私の大学受験体験談をご紹介します!
私が受験生の頃から特に重視してきた「気持ち」と「勉強方法」の2つの軸について、またそれぞれの体験談についてお話しします。良かったら参考にしてください!!
バランスの良い気持ちが大事!
何事でも良い成績を残すためには、まず「バランスの良い気持ち」を整える必要があります。
まずはバランスの良い気持ちを整える上で重要なことを、アルミホイル玉に例えてお話しします。
①「気持ちの核」は大きく強く!
「気持ちの核」とは、「絶対に優勝するぞ!」とか「この大学に入学したい!」というような強い気持ちのことで、アルミホイル玉の芯に該当する部分です。
アルミホイル玉を大きくて壊れないものにするためには、相応に固くて大きい芯を作らなければなりません。芯が弱ければへこみやすい玉になり、芯が小さければ大きな壁を壊せない玉になります。
受験では、模試などの障壁に玉を傷つけられ、最後には入試という大きな壁に阻まれます。
最後の壁を壊す固さを保っていられるかは、
まさに芯の固さ、「気持ちの核」の強さ次第です!!!
②「気持ちの要素」でバランス調整!
アルミホイル玉を最初から真ん丸に作れないように、気持ちの核だけを大きく強くしても、そのバランスは悪いまま真っ直ぐ進みません。
そこで行うのが「気持ちの要素」によるバランス調整です。
気持ちの要素には「苦と楽」、「緊張と弛緩」、「不安と自信」など様々なものがありますが、
特に重要なことは
「ポジティブ思考もネガティブ思考もなくさないこと」です。
例えば、自分が積み重ねてきた勉強に自信しか無い人の場合、見直しや復習が疎かになりがちなため、ケアレスミスや勘違いなどが多くなります。
逆に、自身の勉強に対して不安が強い人の場合、本来ならば確実に解ける問題でも間違えたり、合ってても時間をかけすぎて他の問題に取りかかれなかったりすることが多くなります。
光と陰で明るさのバランスが決まるように、ポジティブ思考とネガティブ思考で気持ちのバランスが整います。
なので、みなさんも気持ちが一番バランス良くなるポイントを探ってみてください!
ベストを尽くせ!!
ここで一つ僕の体験談を紹介します。模試の点数や判定、ボーダーラインや偏差値など、「数値」ばかりを重視している方は要注意です!
私は受験生時代に6つの大学を受験し、第一志望の国立大学を除いて合格しました。
では、合格した5校と不合格だった大学との間にあった気持ちの違いは何だったのでしょう?
答えは
「ベストとボーダーのどちらを目指したか」です。
よく「○○大学に合格するには△△%の得点率が必要だ」ということが多いですが、
これはあくまで目安であって、目的にして鵜呑みにすることではありません。
私の場合は、センター試験までは「ボーダーラインを超えること」を気持ちの核にしてしまっていました。
実際に、過去問やセンター直前模試ではボーダーラインを突破していたため、それが自信にも繋がっていました。
しかし、センター試験本番では、国語で大転倒していたり英語も目標に届いていなかったりと、散々な結果となり、3日ほど何もできないくらいショックを受けました…。
そこからは家族の激励を頼りに、ボーダーという概念も忘れ、とにかくベストを尽くすことだけを考えて猛勉強し、私立大学の一般入試では、英語の正答率9割超や数学で満点を記録するなど、大成功を収めました。
それでも、一度立ち止まってしまうほど弱々しくなった気持ちでは、第一志望の壁を壊すことはできませんでした。
以上が一つ目の大きな経験談になります。
最初の試験でベストを目指した大学は合格したという成功談と、
最初の試験でボーダーを目指した大学には手が届かなかったという失敗談を、
是非参考にしていただければ幸いです。
ちなみに、私は第一志望には手が届かなかったものの、途中からでもベストを尽くしたと思えるからこそ後悔はしていません。
皆さんも各々のベストが尽くせるよう応援しています!!!
下のブログでは「模試のどこを見れば良いの?どう使えば良いの?」という疑問にお答えしています!
勉強方法をチェック!
当然ですが、気持ちだけで受験を突破することはできません…。
なので、ここからは私の受験生時代の勉強形態についてお話しします。
生活の効率化を!
まずは下の表をご覧ください。
これは、私の受験生時代における平日の生活習慣です。
主に黄色の時間帯に自習し、赤色の時間帯に自由時間をとっていました。似たような生活を送っている受験生の方も多いのではないでしょうか?
このとき、おそらく多くの受験生が同じ思いを抱いてきたと思います。
「時間が足りない…!!」
実際に、上のサンプルでは5時間20分しか自習の時間をとれておらず、そのうち1時間はろくに筆記できない電車の中です。
残りの4時間20分を5教科に振り分けると、1教科あたり52分しか勉強できず、復習と新しい1問に取り組めば、あっという間に1日が終わります。
そのような中で勉強量を増やすには、勉強の効率化しかありません。私が特に意識したポイントは2つです。
・睡眠はしっかりとる!
よく有りがちなのが「睡眠を削ってでも勉強する」というものですが、これは自習した内容が頭に入らなかったり、学校や塾・予備校での授業が疎かになったりと逆効果になります。
勉強した内容を整理するのは寝ているときなので、しっかりと睡眠をとることで勉強の内容が定着しやすくなり、復習する時間の短縮にも繋がります。
ベストは早寝早起きができることです!
「夜型の生活から変えられないよ…」という方は下のブログをチェック!
・勉強と休憩のメリハリをつける!
休憩中に行ったことをそのまま勉強に引きずってしまったり、逆に疲れてるのに勉強の止め時を見失ってしまったりしませんか?
これらはどちらも集中できていないときに起こる現象なので、そのまま無理に勉強を続けようとしても頭に入りにくくなります。
このような時は、「科目を変えてみる」・「(歌詞のない)音楽を聞く」・「運動してみる」など、気持ちをリセットするようにしましょう。
誘惑に負け続けそうになったときは、「気持ちの核」を思い出して初心に返るとやる気が出てきますよ!
知識の中心は教科書と「参考書」!
大学入試では、基本的に高校で習ったことしか出題されないため、教科書の内容を完璧にするだけで約7割ほど完成します。
また、残りの3割は教科書に収められなかった応用・実践で、参考書を用いることで補完する部分になります。
つまり、大学入試では「教科書の理解度」によって大きく差がつきます。
とはいえ、教科書をそのまま理解するのはとても至難の業です…。
ということで、最終的に中心になるのはやはり参考書であり、
特に自分に適した参考書を1つずつ完璧にすることが重要となります。
私の場合は、学校を通して購入した参考書がほとんど自分に適していたので、最後まで新しく参考書を購入することはありませんでした。
(ちなみに、数学の「Focus Gold」という参考書は受験本番までに完成させることができませんでした…。理由は「勉強科目のバランスに注意!」という項目で後述します。)
さて、「今使っている参考書が自分に合っていない」・「既存の参考書は完璧にしたから新しいのが欲しい」と考えている方は、
YouTubeの「武田塾チャンネル|参考書のやり方・大学受験情報」で多くの参考書を紹介していますので、是非参考にしてみてください!
勉強の成果を客観的に評価しよう!
ここでもう一つの体験談をお話しします。
私の第一志望であった国立大学では、2次試験に英語・現古漢・文系数学が指定されていました。
私が特に苦手だったのは英語と古文で、逆に数学はBの範囲を除いて得意だったので、勉強の配分は自然と英語・古典に偏りました。ここまでは何も問題ありません。
問題だったのは、
「数学の実力を定期的に客観視しなかった」ことです。
具体的に言うと、英語と古典の実力を伸ばすことに注力しすぎた為に、「この問題は前に解けたからいいや」と、本当に解けるか試さないまま復習しないことが多々ありました。
そのようにして英語と古典に極端に力が偏った結果、本番では数学の大問1つがまるまる解けず、その1問の点数差で第一志望校に合格することができませんでした。
以上が二つ目の大きな経験談になります。
受験末期はどうしても焦りで周囲や自分が見えなくなってきます。
「客観的な評価」を忘れないことが勉強を完成させる鍵となります!
最後に
如何でしたか?
大学受験を突破するためには、
「バランスの良い気持ち」と「効率の良い勉強」が重要になります。
それらを行う為には、
「ベストを尽くすこと」と「客観視」が大きな鍵となります。
ここまでお話ししたのはほんの1例ですが、皆さんには各々に十人十色の大学受験が待ち構えています。
迷ったり分からなくなったりしたときは、遠慮せず周りの人に頼りながら、自身の受験道を歩めるよう頑張ってください!!!(大府校は巻き込まれるのを待っていますよ…!)
武田塾大府校では、
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