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医学部面接対策!これだけは知っておきたい重要単語!

こんにちは!武田塾王子校です。いよいよ新しい年になりました。高校3年生のみなさんは受験まで後少しですね!不安な時期だと思いますが、モチベーションを維持して日々学習に励んでください!さて、今回は医学部受験生に向けてこれだけは知っておきたい医療系単語についてブログで書いてみようと思います。医学部入試は特殊で一次試験の後に二次試験があります。二次試験では面接や小論文試験が行われ、医師としての素質があるかどうかをみられています。今回はそんな二次試験で合格するために必要な知識を伝えていきたいと思います。

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インフォームドコンセント

インフォームドコンセントとは、患者・家族が病状や治療について十分に理解し、また、医療職も患者・家族の意向や様々な状況や説明内容をどのように受け止めたか、どのような医療を選択するか、患者・家族、医療職、ソーシャルワーカーやケアマネジャーなど関係者と互いに情報共有し、皆で合意するプロセスのことです。インフォームドコンセントは、ただ単に病状を告げ、同意書をとることではありません。日常の場面においても、患者と医療職は十分に話し合って、どのようなケアを行うか決定する必要があります。

インフォームドコンセントに関しては、面接でも聞かれやすいですし、小論文のテーマとしても扱われます。必ず知っておきましょう。

チーム医療

チーム医療とは、「医療に従事する多種多様な医療スタッフが、各々の高い専門性を前提 に、目的と情報を共有し、業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い、患者の状況に的 確に対応した医療を提供すること」と一般的に理解されています。

チーム医療がもたらす具体的な効果としては、

①疾病の早期発見・回復促進・重症化予防など医療・生活の質の向上

②医療の効率性の向上による医療従事者の負担の軽減

③医療の標準化・組織化を通じた医療安全の向上

があります。

今後、チーム医療を推進するためには、

①各医療スタッフの専門性の向上

②各医療ス タッフの役割の拡大

③医療スタッフ間の連携・補完の推進

など、関係者がそれぞれの立場で様々な取り組みを進め、これを全国に普及させていく必要があります。

チーム医療を進めた結果、一部の医療スタッフに負担が集中したり、安全性が損なわれたりすることのないよう注意が必要です。また、国の医療の在り方を変えていくためには、必要な医療スタッフの確保や総合医を含む専門医制度の確立、さらには医療と介護の連携等といった方向での努力をあわせて重ねていくことが不可欠です。

EBM

EBMとは「Evidence-Based Medicine」の略称で、「根拠に基づく医療」を意味します。

医療従事者のこれまでの経験や勘、権威者が推奨している、科学的に証明されていない方法などから治療方法を選択すると、効果が期待できないどころか患者にとって悪影響を及ぼすこともあるかもしれません。そのようなことが起きないよう、具体的なデータ、客観的な結果が出ている方法など、信頼できる根拠がある治療方法を選択し、患者に合わせた治療をするためにEBMは重要です。

EBMは3つの要素から成り立っていると定義されています。

1つ目は臨床研究による根拠です。根拠もなくこれまでの経験などから編み出された治療方法などはEBMには取り入れられません。

2つ目は患者の価値観です。どんなに効果が期待できる治療方法であっても、患者の価値観に沿わない治療は無理に強行できません。スピーディーながら副作用が強い治療、本人や周囲の望まない延命治療、患者が支払えないほどの高額な治療費が必要となる治療などがあります。

3つ目が医療従事者の熟練性、専門性です。医療従事者の経験だけで治療内容を判断してはいけません。根拠のある治療方法をもとに患者の価値観に合わせた治療方法を考えるのは医療従事者の仕事です。

NBM (Narrative-Based Medicine)

Narrativeとは物語の意であり,個々の患者が語る物語から病の背景を理解し,抱えている問題に対して全人格的なアプローチを試みようという臨床手法のことをNBMといいます。NBMの特長として、

①患者の語る病の体験という「物語」に耳を傾け,これを尊重すること。

②患者にとっては、科学的な説明だけが唯一の真実ではないことを理解すること。

③患者の語る物語を共有し、そこから新しい物語が創造されることを重視すること

が挙げられる。EBM(evidence based medicine)偏重時代の中で,NBMはEBMを補完するためのものであり,互いに対立する概念ではありません

QOL

治療や療養生活を送る患者さんの肉体的、精神的、社会的、経済的、すべてを含めた生活の質を意味します。病気による症状や治療の副作用などによって、患者さんは治療前と同じようには生活できなくなることがあります。QOLは、このような変化の中で患者さんが自分らしく納得のいく生活の質の維持を目指すという考え方です。治療法を選ぶときには、治療効果だけでなくQOLを保てるかどうかを考慮していくことも大切です。

リビングウィル

事前指示書(リビングウィル Living Will)は個々の人の希望が医療に反映されるようにその意思を綴った文書です。法的な拘束力はありませんが、より患者さんの願いに即した医療を行う手助けになる可能性があります。

尊厳死

尊厳死は、自然死とほとんど同じ意味です。人生の最終段階において過剰な延命治療をしなかったり、延命治療を中止したりすることで、自然な経過に任せた死のことを示します。

積極的な治療は行わなず、十分な緩和ケアを行うのが尊厳死です。また、尊厳死においては、「死期が近い」「本人が文書などで尊厳死の希望を表明している」「家族も同意している」といった条件が必要です。

安楽死

安楽死とは「本人の希望により、医師が薬物を用いたり、治療を止めたりすることで患者を死に至らしめること」です。医師は、故意に患者を死なせることになります。一般的には、終末期医療患者に対して用いられる方法です。日本において、安楽死は法的には認められていません。安楽死は、刑法第202条の嘱託(同意)殺人罪となります。

本人が希望していたとはいえ、故意に人を死なせることは殺人と同等の罪になってしまいます。

 

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます!

皆さんの入試で少しでも活用できたら幸いです。

合格を心より祈っています。

ファイト!!

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