質よリ量? 量より質?
高校生の皆さん、新学期が始まり受験学年になった生徒もいると思います。部活が終わり皆足並みをそろえて受験勉強を始めると思いますが、何からやっていいかわからない、質は良いと思うが勉強量が足りないなど、さまざまな不安を抱えながら日々勉学に励んでいると思います。
そのような皆さんに向けて今回は「量より質?質よりも量?どっちが正解なの」という問題に答えていけたらと思います。
結論から言いますと、「どちらも間違っている!」というのが正解になります。言い換えれば、「量も質も」ということです。
しかし、初めから両方を突き詰めることは無理があります。ですので、受験勉強したては量から増やしていくことが良いでしょう。今週は平日三時間を目標にしてみて、うまくいったら来週は平日四時間を目標にしてみましょう。
そこで疑問になるのが「どうやったら量を増やすことができるの?」と「どうやったら質を上げることができるの?」ということだと思います。
量を増やすには
まず量を増やすには「自分のスケジュールを徹底管理する」これに尽きると思います。
具体的に言えば
・睡眠時間から逆算して一日に自分が何時間勉強に当てられるのかを把握する
・与えられた時間内で例えば、通学時間や寝る前のスマホの時間など上手に活用できる時間はないかを洗い出す
実際に私を例にとれば、睡眠時間は大体六時間と決め、朝六時半に高校の自習室が空くので五時に起き、学校が始まる九時まで勉強をして夕方四時から友達と七時まで自習室に行き、七時半から九時まで学校の近くの図書館で勉強して、寝る前にさらっと復習していました。これで平日大体八時間は勉強していました。また通学時間は単語帳を見ていたり、英語の音声を聞いてリスニングの勉強をしていました。
このように自分のスケジュールをしっかりと管理していれば平日でも多くの時間を勉強に当てることができます。
ですが、ただ単に量を増やすだけではいけません。だらだらと勉強してしまい今度は質が低下してしまいます。
そこで次節では質の向上についてお話していこうと思います。
質を上げるには
この節では、勉強量が増えたうえでどのように質も上げていくかについて答えていこうと思います。
私が思う質の向上法は三つあります。
・一時間単位でやる事を区切る
・一時間勉強したら五分から十分休憩する。
・昼寝をする
まず最初の一時間単位でやる事を区切るというのは、例えば朝八時から九時までは古文をやって九時から十時まで現代文をやると決めることです。
皆さんはこの時間を区切る事で何がメリットかわかりますか。私は二つあると思います。
→一時間以内で終わらせなければならず、焦るのでその分集中力が上がる。
→だらだらと同じ科目をやらないで済む
皆さんも定期テスト前に追い込まれると格段と集中力が上がるのを経験したことはありませんか。それと理屈は全く同じです。また科目と時間を区切ってしまえば、だらだらと勉強してしまうことを防げるのは言うまでもありませんね。
次に一時間勉強したら五分から十分休憩するということですが、皆さん一時間集中した後にまた休憩を入れずに一時間勉強できますか?できたとしても全く集中できているとは思えません。よく人間が集中できる限界の時間は九十分といわれますよね。
ですから二時間ぶっ通しで集中したまま勉強ができるとは思えません。
私の場合は一時間勉強した後は五分youtubeでお笑いを見ていました。休憩の息抜きをモチベーションにするのも良いと思います。よくスマホを一切使わないという人を見かけますが、スマホは使い方さえ間違わなければ非常に有効な手段だと私は思います。ですのでしっかりと時間を決めてyoutubeを見ることは良い息抜きだと思います。
参考までに武田塾TVの息抜きについての動画を載せておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=SDODcgUAOuA
最後に昼寝をするですが、受験生の皆さんなかなか昼寝をしませんよね。焦ってしまう気持ちはわかりますが、眠たいまま勉強をしていても全くはかどりません。逆に昼寝をしてリフレッシュすることは勉強の質を上げることにつながります。
まず昼寝の効果として、
ウェブサイト「羽毛ふとん リフォーム&リメイク」によると
「学習能力の向上
長時間勉強しているのに、学習成果がなかなか上がらないということはありませんか。睡眠不足の状態だと、集中力が記憶力、注意力などが低下します。近年では、小中高校でも10分~15分程度の昼寝を導入するところが出てきており、頭がすっきりして集中力がアップするなどと注目されています。
記憶力の強化
睡眠は、体や脳を休めるだけでなく、脳内の情報を整理したり記憶を定着させたりしているので、記憶力を向上させるためにも睡眠を取ることは重要です。覚えたことを忘れないために、眠らないと考える人がいますが、眠らないでいると、見たものや聞いたものなどの様々な情報から刺激を受けてせっかく覚えた記憶を忘れてしまいがちです。テストの前に徹夜で勉強をして覚えたことは、テストで見たり聞いたりした情報の刺激を受けて忘れてしまう可能性があるので、大学受験のための模擬テストの1つ1つは、勉強の後に一旦睡眠を取った方が身に付くとも考えられます。
覚醒作用がある
眠くなった時にはコーヒーを飲んだり、ガムを噛んだりすると目が覚めるというのをよく聞きます。その他に目を覚ます方法として挙げられるのが仮眠です。
昼に15~20分程度の仮眠を取ることは、脳を覚醒させ、健康のためにも良いことが分かってきています。」
とあります。
ここにもあるように昼寝には受験生には欠かせない効果を多く持っています。ですので最初から自分のスケジュールに昼寝の時間を確保しておくことが重要だと思います。
参考までに武田塾TVの動画を載せておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=sIBFd34wKH8
ここまでの話をして、結局勉強量と質を上げるためには、自分のスケジュールを管理するということが重要ということが分かりましたか?そしてこのスケジュールを管理するということは、計画表を自分で作るということにつながります。
このブログで何回も何回も口酸っぱく言ってきたことですのでわかると思いますが、受験は長丁場です。自分で今何をすべきなのか、以前立てた計画だと終わりそうもないことが分かったからこの参考書を使うのはやめようだとか、自分自身で模索していくことが非常に重要です。
受験生は色々と悩むことも多いと思いますので、このブログが少しでも役に立てればと思います。
参考文献
羽毛ふとん リフォーム&リメイク https://www.francebed.co.jp/umoureform/faq/sleep/nap.html
武田塾王子校では、毎日無料受験相談を実施しています!!
数多くの逆転合格を導いてきた校舎長が、無料で勉強や進路に関する相談に乗ります!
・覚えた英単語すぐ忘れちゃう!
・早稲田行きたい!でも何すれば...
・数学って、どう勉強したらいいの?
高校生には、そんな悩みがつきもの...
でも、ひとりで悩まないで!
武田塾王子校では、無料の受験相談を実施しています!