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しっかり理解できてる?共通テスト数学の概要と対策!

こんにちは。武田塾王子校です。

 

夏休みにはいってからの勉強は順調に進んでいますか?

不思議なことに8月にはいってからの夏休みは余裕があった7月のときと比べて一瞬で過ぎ去ってしまう気がしますよね。

受験生にとっては夏休みにどう過ごすかでこれからの成績に伸びに大きく影響してくるので、これまで少しサボりぎみだったと自分で感じている人はもう一度気合を入れがんばりましょう!

夏休みを迎えて受験勉強を本格的にはじめた(特に国公立志望の)受験生のなかには、共通テストの存在がちらつき始めている人もいるのではないでしょうか。

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そこで今回は、今年からはじまった共通テストの数学について

 

従来のセンター試験とどう違うのか

 

具体的にそういった対策が効果的なのか

 

を解説していきたいと思います。

 

従来のセンター試験と共通テストとの違いについて

ここではセンター試験と共通テストの違いについて具体的にお話ししたいと思います。

まずこれまで行われてきたセンター試験では

解くべき数式が最初から与えられていてそれを自分で処理していく、定量的な問題

が出題されていました。

これに対して共通テストでは、

背景となる文章を理解してから自分で数式をつくる必要のある、定性的な問題

が出題されるようになっています。

実際に行われた2021年度の共通テストでは、前回のセンター試験から計算量自体は減少(特に微分積分の分野)しましたが、ページ数が7~8ページほど増加しました。

つまり今まではとりあえず手を動かせば何とかなった問題が多かったですが、共通テストの問題は、しっかりと数式の定義や意味について勉強してないと点を取らせてくれない、文章や会話の意図を理解することができないと序盤で手がとまってしまう問題が多く出題される傾向にあります。

わかりやすく三角関数を例にとってみると、今までのセンターの問題では教科書の内容を踏まえて、

「少し複雑な関数の最大値・最小値を考えよう!」

といった問題が多かったのですが、

これからの共通テストでは

「三角比の定義言えますか?」

「加法定理の証明したことありますか?」

といったような、

数式や定義の理解が問われるようになることが予想されます。

他の分野においても、「logってなんですか」、「対数関数ってなんですか」、「相加・相乗平均とか分かってますか?」、「微積分の原理分かってますか?」など、教科書の内容をより深めていけばいくらでも出題することができます。ここで教科書で扱った内容をしっかり理解していれば、従来の重い計算よりも比較的早く解けるような作問になっていて、教科書の内容をしっかりとやってないと手が止まってしまうので時間のロスをしてしまいます。

つまり今までのセンターの問題とは違い

「教科書そのものが理解出来てるか」

という事が、より大胆に問われていることがわかります。

実際に最近のセンター試験でも、弧度法とラジアンの教科書に立ち戻った事を聞いてきましたし、

教科書の内容を本当に理解しているか

「解けたらいいや」で終わらせていないか

まで踏み込んで聞いてくるようになってます。

これらの問題は共通テストへの布石になっていたのではないかと思います。

こうした理由から共通テストの問題は、公式を丸暗記してそれを使うだけの訓練をしてきた生徒にとっては、なかなか手が出しずらい問題になっています。

以上のことをまとめると、

センター試験では与えられた時間の中で速く正確に問題を処理する能力が求められていましたが、共通テストでは(もちろん速く解くということも大事かもしれませんが)ちょっと変わった問題、はじめて見るような問題にもしっかり対応できるかが求められる傾向になっているということになります。

 

共通テストではどういった対策をとるべきか

 

これまでの内容を踏まえて、共通テストでは従来のセンター試験よりも数式の意味や定義の理解が問われ、自分で考えて解いていかなければならない形式になっているということが分かったと思います。

ではそういった傾向のをもつ共通テスト数学に対して、具体的にどういった対策をとっていくことが大事なのかを解説します。

 

まずは教科書の内容をおろそかにせず、もう一度しっかりと振り返ってみることを是非とも強くオススメします。

もちろんこれまでのようにフォーカスゴールドや基礎問題精巧などで数学の定石や解法を学んでいくことも大事ですが、そういった勉強に加えて教科書の内容を振り返ってみること、、これまでの勉強では見ることができなかった景色が見えるはずですし、新しい発見があります。そしてこれは、共通テストだけでなく2次試験にも必ず役に立つはずです。

実際に1999年に東大の理系数学で加法定理の証明が、2013年に阪大の文系数学で点と直線の距離の公式の証明が出題されています。

 

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次に、やっぱり形式慣れが大事です。

とはいっても過去問が少ないため形式慣れをするには市販の問題や各予備校が行っている共通テスト模試で練習するしかありません。

ですが上にあげたものはセンター試験や共通テストと問題の質が異なる場合も多いので、あくまでも形式慣れという観点でそれらに取り組むといいでしょう。

     

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形式慣れの練習をする際には

 

1.時間制限をきびしめにする

2.自分のミスのパターンをストックしておく

 

の2点に気を付けて演習するといいと思います。

まず1についてですが、

練習のときこそ時間設定を厳しめにするべきです。

実際数学は時間があれば解けたという場合が多いですが、平均点が極端に低かった年(2013年センター数1A、2015年センター数2B)もあるように

何かにはまってしまい普段なら解けるような問題まで時間に追われて落としてしまう

ということが本番では起こりえます。

特に単元別の問題集で演習する際に制限時間がよく設定されていますが、この設定時間のマイナス2~3分で練習することをオススメします。

 

つぎに2についてですが、

まず単純な計算ミスやケアレスミスに対して、頭の中で反省して次に気を付けようとしても多くの場合また同じミスを繰り返してしまいます。それを防ぐためにもしっかり自分がした計算ミスやケアレスミスをストックするようにしましょう。

これに加えて、例えば

グマ計算がでてくるといつもnとn-1を間違えてしまう」

「1/6公式をつかうタイミングをよく間違える」

といったような

自分がつまずくパターンもストックしておくと、補強ポイントが明確になり効率よく対策を進めることができます。

 

 

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