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【受験生向け】受験校を検討して出願手続を進めよう!

こんにちは! 武田塾西那須野校の鈴木です。

先日共通テストが終わり、いよいよ各大学の出願や入試の時期を迎えます。

この西那須野校でも、共通テストリサーチの結果を基にして、

各家庭と具体的な受験校を決めるための面談を実施しています。

 

面談で話す内容は、全ての家庭に共通して伝えることもあれば、

生徒の受験校や成績、家庭の意向などによって異なることもあります。

今回は私が面談で、全ての家庭に共通して伝える話の一部を紹介させていただこうと思います。

使えそうな情報があれば役立てていただけると嬉しいです。

 

共通テストリサーチの判定結果を過信してはいけない!

共通テストリサーチとは、全国の受験生の自己採点結果と志望校を集計して、

模試と同様に合格可能性を判定してくれるサービスです。

多くの受験生が共通テストの自己採点結果を大手予備校の共通テストリサーチに登録し、

その判定結果を基にして国公立の出願先を検討します。

 

点数が伸び悩んで予定の大学の受験が難しい場合や、合格可能性が高い大学を探したい場合は、

リサーチの集計時に記入しなかった大学や学部でも後から判定を調べることもできます。

このように、共通テストリサーチは出願先を検討する際の判断材料として非常に有用ですが、

その判定結果を過信すると痛い目を見る恐れがあります。その理由は、自分と同様に、

多くの受験生が共通テストリサーチの判定結果を基に出願先を変えるからです。

 

例を挙げてみます。

出願先の候補が2つあり、どちらにするか悩んでいる』という状況で、

リサーチの結果、片方の判定がCで、もう片方の判定がAだった』というケースがあったとします。

このような場合、まずは判定に差が出た理由が何であるかを考えてみることをお勧めします。

 

例えば2つの大学に明確なレベル差がある場合、

レベルが高い方の大学の判定がCで、低い方の大学の判定がAというのはよくあることです。

このような場合、リスクを考慮した上で高い方の大学を受験するか、

安全性重視を重視して低い方の大学を受験するかの選択になります。

悩ましい選択になると思いますが、自身の価値観に沿って決断を下しましょう。

 

2つの大学のレベルは同じくらいで、配点に差があるというケースもあります。

大学や学部によって、特定の科目の点数が2倍になったり半分になったりすることがありますが、

点数が良かった科目は2倍になった方が、悪かった科目は半分になった方が有利になります。

A判定の理由が自分に有利な配点だった場合は、これ以上ないチャンスとなるでしょう。

出願先を悩んでいる場合は、リサーチで自分の点数と相性の良い配点の大学を探すのも有効です。

 

そして、明確なレベル差が無く配点も同じでありながら判定に差があるという場合、

その理由は志願者数や倍率の差であることが多いです。

リサーチの集計時に志願者が多い大学・学部は、倍率が高くなって判定が厳しくなり、

逆に少なかったところは判定が良くなって狙い目になるということです。

ここで気を付けたいのは、仮に自分が『どちらでも構わないのでA判定の方に出願しよう』

と思った場合に、他の受験生も同じことを考える可能性が高いということです。

 

リサーチの判定は、あくまで集計時の志願者数を基準にした判定なので、

実際の志願者数が未確定である以上、正確な合格可能性は誰にも分かりません。

リサーチの判定を過信せず、出願先を決める際の判断材料の1つと考えるようにしましょう。

 

国公立は2次試験の科目と過去問を必ず確認しよう!

基本的に、共通テストリサーチは共通テストの点数だけで判定を行います。

従って、たとえリサーチの判定が良かったとしても、

2次試験科目との相性が悪い大学は、避けた方が良いでしょう。

 

この時、試験科目だけでなく過去問の出題内容も確認しておくことをお勧めします。

特に注意したい科目は、英語と国語です。

 

国公立を受験する場合、英語は大学によって出題形式が大きく異なります。

長文読解では下線部和訳や下線部説明などの記述問題が多く、

和文英訳や自由英作文など、あまり解き慣れていない形式が出題されることも多いです。

 

国語の場合も記述問題がネックになってきます。

現代文の記述問題が苦手という人は多いと思いますが、

古文と漢文でも訳を答えるような記述問題は難度が格段に跳ね上がります。

 

2次試験の英語と国語に共通して言えるのは、記述問題はできる人とできない人の差が大きく、

適切な対策ができていないと、周りに比べて大きく点数を落としてしまうということです。

『旧帝より低いレベルの国公立は、共通テストの配点が大きいので2次での逆転が難しい』

と言われることが多いですが、これは不利な状態から逆転しての合格が難しいということです。

たとえ自分が共通テストで有利だったとしても、2次試験で大きな失敗をしたら、

周りに逆転されてしまうことは珍しくありません。

 

現時点で過去問を解ける必要はありませんが、2次試験までの残り約1ヶ月の対策で

点数を見込めるかどうかを、必ず確認しておきましょう。

 

よく考えて、悔いのない出願を目指そう。

よく『悔いのない受験』という言葉を耳にすることがありますが、

志望校に合格できなかった場合に後悔をしないというのは恐らく不可能です。

しかし、合否が決まる前から後悔をするという事態は確実に避けるべきでしょう。

 

ここまでに、共通テストリサーチの注意点と2次試験の過去問を確認する重要性を

お伝えしましたが、それ以外にも考慮すべきことはたくさんあります。

情報を集めたり、相談をしたりしながら、悔いのない出願を目指してください。

 

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