こんにちは!武田塾西葛西校講師の横山です!
いよいよ3月にもなり、受験の結果がで終わる人も多いと思います。
まだ試験が残っている人は引き続き頑張ってください!
今回は塾の起源について調べてきました!
①学習塾の歴史について
学習塾の起源
まず、学校組織などが作られたのが飛鳥時代以降であり、都に大学寮と呼ばれるものが作られました。
主にここで学ばれたものが、文章道(中国史と中国の文章を学ぶ)、明経道(経書を学ぶ)、
明法道(法律を学ぶ)、算道(算術を学ぶ)といった4つが主に学ばれていました。
そして、学習塾ができたのは平安時代と言われています。大学寮で学ぶ必要のなかった位の高い貴族たちが
家庭教師や学習塾などを用いて和歌や貴族としての教養を学んでいたそうです。
日本最古に現存している万葉集もこの時代に生まれました。加えて、源氏物語や枕草子も作られました。
平安時代の学習塾は高度な知識を学び、このような和歌に影響を与えていたのかもしれません。
戦乱期
戦乱の世になってからは、教育は軽視されるようになり、学習塾は身をひそめるようになっていました。武
士が力を持つようになり、この時期は寺院が教育の中心となりました。
武士は若いころに寺で学び、武家の教訓は過程で代々伝えられることになりました。
庶民の中でも商人はこのころから寺で学ぶようになります。
江戸時代
そして、世の中が安定してきて江戸時代には再び学習塾が盛んに開かれるようになりました。
有名な方で言うと、杉田玄白、吉田松陰、大塩平八郎、福沢諭吉など多くの学者を輩出し、私塾を開校しました。
江戸時代の教育というのは当時世界最高峰ともいわれ世界の識字率を比較すると、
日本は50%、他の国だと3割以下で当時の教育がどれだけ高水準であったかを示すことがわかります。
明治以降の教育
近代国家を目指し、教育制度を整えていった日本では義務教育が始まり、学校制度が充実していきます。
自ずと塾が衰退し、教育は学校で主に行われるようになりました。
そして、高度経済成長期になり、生活に余裕ができた親世代は教育にお金をかけるようになり、受験競争が激化し、
成績を上げるための補習スタイルの塾が増えました。
そして、1970年代になると、高校や大学への進学率が高くなり、子供の成績の差が広がり始め、
塾もそれに合わせて補習スタイルと優秀な生徒を受け入れる進学塾のスタイルの二極化に分かれました。
1980年以降というのは公立中学校の校内暴力やゆとり教育の学力低下を危惧する保護者によって私立高校を目指す進学塾の需要が増えます。
そして少子化社会も伴い、塾は生徒の確保で争うようになり、中小規模の塾の倒産が相次ぎ、大手の進学塾のシェアが増えていきます。
②昔の塾について
寺子屋
昔の塾はどのようなことをしていたのか?
今回は誰しもが聞いたことのある寺子屋について掘り下げようと思います。
まず、寺子屋が作られた背景として、江戸時代に教育が重視されたこと以外で、
経済的要請が庶民から要請されて設立されたといわれています。
親は子供に家業を引き継がせるために訓練を施さなけらばならなかったのですが、
自分自身の稼業で手一杯となり、子供に十分時間を割くことが困難でした。
そこで、勉強や家業の訓練を委託してほしいという要望の声が上がりました。
ですから、寺子屋では読み、書き、そろばんの他にも当時の社会で生き抜くための生活の知識なども学び、
現代と比べて実践的な教えが施されていました。
現代とは違って、データの共有なども困難なため、稽古に使うための読み、書き、そろばんの教科書は
5000以上と言われており、その教え方は塾によって異なっていたことがうかがえます。
加えて、寺子屋の教師というのは医師、村の役人など様々な職種の方が行っており、
自発的にやっていたため、様々な教えがあったことがうかがえます。
寺子屋の教育観
「三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理で末決まる」という言葉があります。
これは、人間は脳、身体、心の三つから成り立ち、
3歳までに脳と身体と心の関係を悟らせ、心の重要性を実感させる。
6歳までに自発的に親、兄弟、世間を見つめ直し、観察力や洞察力を養う。
9歳までに公的な立ち振る舞いの習得を目指すようにする。
12歳までに一家の代筆を担うことが出来るように事務作業能力を養う。
15歳までに経済、物理など物事の森羅万象を理解できるようにする。
といったように、様々なことを学んだうえで、理論と実践を融合している総合人間教育といったものになっていました。
現代では理論や狭い範囲の勉学しかやらないことから昔の人たちは様々なことを学んでいたことがわかります。
昔の塾と現代の塾の違い
先ほども述べた通り、昔の塾と今の塾の大きな違いといえば、
昔の塾が道徳を重んじていたのに対して、現代は能力を重んじていることが違いとして挙げられます。
昔は、社会における善悪の価値観に基づきより健康で快適な生活を送るためにも守るべきルールを守り、
平和な世の中を作りましょうという教育が実践されていました。
一見、今よりもいい考えであると感じますが、身分制度が社会の中で大きな障壁となっていました。
身分の高い子供は能力に関わらず大人になれば親の職を引き継ぐことができ、
身分の低い子供は能力があっても報われないという社会になっていました。
それから、無能が重役などにつき、社会全体がゆがみはじめ、その時期に黒船が来航しました。
諸外国の文化などを受け、日本は諸外国に負けない国を作ろうとした結果、
有能な人材を育てる場所を全国に作ろうとする働きが生まれました。
これによって、どんどん能力を重んじるようになっていきました。
③まとめ
今回は現代の塾と昔の塾について触れてきましたが、皆さんが思っている以上に
現代と昔の塾が行っていることは似て非なるものであることが理解していただけたと思います。
今後AIなどの技術が発展してきて、能力を重視されるようにもなるのですが、それを使いこなすための
道徳観や倫理観の考えも必要になってくるかもしれません。
そうなれば、昔の教え方や考え方が生きてくる時代ももうすぐかもしれません。
武田塾とは
偏差値を上げるためには「わかる・やってみる・できる」の3ステップが必要です
しかし高校や予備校の“授業”では一番下の「わかる」までしかやってくれません。
多くの生徒は授業を受けっぱなしにし「できる」まで到達しません。
勉強は"授業"ではなくその復習である
「やってみる」「できる」の段階こそが重要なのです。
集団授業はムダ!みんなと同じペースでは逆転合格できない。
武田塾の極意:授業をしない!
武田塾の極意:完璧になるまで絶対に先に進まない
自分のレベルに合った参考書を一冊ずつ完璧にする
武田塾では「一冊を完璧に」することを実現するために志望校別カリキュラムを作成し、それに基づいたテストで確実に「わかる」だけでなく「できる」ような仕組みになっています。
志望校別カリキュラムのメリットは…
✓圧倒的に速い!
→ペースが速いうえに繰り返せるという量も質も圧倒的に効率のよい学習方法
✓毎週定期テスト状態!
→その週にやった範囲からランダムでまったく同じ問題を解きなおしてもらいます
✓完璧になるまで徹底的に繰り返す!
→「やりっぱなし・解きっぱなし」をここで根本的に変化させる
武田塾の極意:完璧になるまで絶対先に進まない!
武田塾の極意:基礎の基礎から学び直し、参考書を完璧にする
全部解けるようになるまで何度も繰り返す。
「人は忘れるものである」という前提で勉強する。
忘れた知識を100%に引き戻す作業=復習です ではどのタイミングで復習すればいいのでしょうか?
答えは「忘れる前」です。
武田塾が理想とする復習のタイミングは、まず学習した当日です。そして、週に2日の復習日を設け、その結果をテストで確認します。そこまで徹底して復習しないと勉強は身につきません。
できた問題には「○」
出来なかった問題には「/」をつけ解答と解説を読み
完全に理解しなおすこと。
その際、間違えた理由も書き込んでください。
その日解いた問題をその日のうちに「全問正解」するまで繰り返します。
武田塾の極意:基礎の基礎から学び直し、各段階の参考書を完璧にする!
武田塾の極意:一人ひとり個別に自学自習の「勉強方法」を詳しく教える!そして「サボれない」
2つのチェックでサボれない勉強法を指定します。
①義務自習と365日課題指定
→「何時から何時まで自習にくる」ということを生徒さんと約束し、その時間にしっかり来ているか毎日確認します
そしてその自習時間でどんな勉強をするのかもすべて指定します。
「なにをいつまでにどう勉強すればいいか」一切迷いません。
②帰宅前の宿題チェック
→自習を終えて帰るときには、武田塾のスタッフに1日の勉強内容を報告してから帰ってもらいます。
ペース通りに勉強できているか、勉強法は間違っていないか、悩んでいることはないかなどを毎日確認するため
「このままで大丈夫なのかな」という不安は一切ありません。
毎日のやるべき課題が明確に宿題に出ます。その宿題をもとに自学自習を頑張ってもらいます!
そして特訓の開始時にテストがあるので「できる」ようになることを意識して毎日勉強していたが“ばれる”仕組みになっています。
武田塾の極意:一人ひとり個別に、自学自習の「勉強方法」を詳しく教える!そして「サボれない」ようにする!
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