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赤本の使い方について

皆さんはそろそろ赤本に手を付け始めている人も多くなってきていると思いますが、赤本って志望校だけ買えばいいのか?などの疑問があるでしょうから答えて行きたいと思います。

 

まず、赤本とは?

赤本は大学の過去問を集めた問題集です。東京オリンピックのが行われた1964年に本の表面が赤色で統一され、表紙の色から赤本と呼ばれるようになり、昔から大学受験者には必須の本と言われています。

各大学ごとに纏められており解答解説もしっかりしているので、ある程度勉強が進んでいる人はそろそろ志望校対策として解いていく物です。しかし、一冊が約2000円とかなり高い。センター過去問だと50回分ほど載っていて1000円ほどですがその倍の値段もします。武田塾のブログや動画を見て勉強している皆さんだと、国公立で3万円ほど、私立だと1万円強ほどの参考書を購入していると思いますが、そこに国公立は1校、私立は2校の志望校と、すべり止め、すべり止めのすべり止めと結構な数の赤本を購入しなければなりません。

しかし、これを解くことでかなり成績が変わってきます。なぜならすべての大学が同じような問題を出しているのではなく、大学ごとのオリジナルの問題を作成しているので各大学ごとに特徴があり、その特徴をしっかりととらえられた人ほど合格しているのです。

皆さんは勉強していくと苦手な問題や、得意な問題が出てきませんか? もし志望校でその苦手な問題が多く出ることを知らずテストに挑んだら、合格できるかは本当に運しだいになってきますよね。でも、苦手な問題が出るとしてもしっかりと苦手分野の対策をしておけば、運ではなく実力で勝負できるのではないでしょうか?

こういった運で勝負ではなくしっかりと対策をし、実力勝負に持ち込むことができる問題集というのが赤本なのです。

 

では赤本の使い方とは?

前提として大体センターまでの勉強が終わっていることか条件です。※まだ単語が全然分かりませんとかのレベルの人は解かないでください。

まず赤本は隅々まで呼んでください。Q&Aなども含め、書いてある内容で読まなくてもいいところはほとんどありません。合格者から聞いた生の声を記載していたり、また各科目ごとの傾向分析までしっかりとしてあります。その部分を読んだあとようやく問題に取り掛かってください。

解く年代順について

年代は新しい方から解いていきましょう。最近の問題から同じ問題が出るわけではありませんが、推察の仕方や解き方などは新しいものからどんどん知識として入れていった方が良いです。それに2012年の教育課程の改訂により、2015年以前の問題などは微妙に範囲が異なっていることがあります。大きく変わったわけではありませんが、赤本が高いからとといって2009年などの中古を入手するぐらいならちゃんと最新版を購入しましょう。

 

何回解けばいいのか?他の赤本も買った方が良いのか?

何度も解きましょう!問題を覚えるほど解いているころには、解説もしっかり覚えていることでしょう。解説が理解できれば同じレベルの問題なら簡単に解くことができますよね。そこまでできてようやく赤本が使えたという事になります。また、志望校以外の赤本についてもレベルや特徴が似ているなと感じた時は、どんどん買って解いていきましょう。そうすることで問題になれるとともに初見問題でも対応できるようになってきます。

 

余談ですが、赤本以外にも大学の過去問を入手する方法はあります。たとえば、パスナビでアカウントをつくると3~4年分の過去問を印刷する事ができます。ただし細かな解説があるわけではないので、ある程度赤本を使った後、初見問題に対応できるよう解いていくというぐらいにしておきましょう。あとは某有名塾では、アカウント登録で過去問を見ることもできます。そんな便利なサイトもあるので高くて買えないという時はネットで調べて見つけてください。

 

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