はじめに
ブログをご覧の皆さん、こんにちは!京阪寝屋川市駅から徒歩3分の武田塾寝屋川校です!
これから日本史を始める方、
または、「日本史の勉強を初めては見たものの、全然覚えられない」という方にピッタリな、
「日本史の効率的な勉強法」についてお話ししたいと思います!
日本史を最短効率でマスターするための正しい勉強法
日本史という科目に対する考え方
みなさん、日本史の勉強といえばひたすら暗記だと思っていませんか?
確かに、
「日本史の教科書などをひたすら読む」
「一問一答をひたすら暗記する」
でも間違ってはいませんが、
日本史の知識がある程度ある状態でなければ膨大な時間がないとマスターできません!
日本史を最短効率でマスターする上で一番重要なことは「正しい勉強法を学ぶこと」だと言っても過言ではありません!
考えてみれば英語や古文などにも
単語→文法→読解というような正攻法的な勉強法がありますよね。
それと同じで、当然日本史にも正しい勉強法があります!
ということで今回は、
「日本史を最短効率でマスターするための正しい勉強法」についてお話ししたいと思います!
日本史は一本の「木」である
突然で変な話に思われるかもしれませんが、
日本史の勉強というのは、1本の木を大きく伸ばして枝葉で生い茂らせることだと想像していただけると理解しやすいかと思います。
例えば、
大きく生い茂った木を作り出すには、大きな幹が必要ですよね。
幹がなければ枝も葉も生えません。そして大きな幹を立たせるには丈夫な根っこが必要です。
ですので、まず初めにやるべきことは大きく丈夫な根っこを生やすこと、
つまり「基礎の基礎をしっかりと固める」ことです!
日本史の勉強方法①(基礎のための基礎編)
具体的な勉強法としては、
まず「縄文時代から現代に至るまでの歴史の流れをざっくりと掴む」ことです!
オススメの参考書は『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』です。
こちらは3冊構成で、
『原始・古代史編』『中世・近代史編』『近現代史編』となっています。
内容に関しては、この参考書一冊で入試に挑めるような深さがあるわけではないのですが、
だからこそ短い期間で日本史の大枠を掴むのにはぴったりなんです!
この参考書から始める方は日本史に苦手意識がある方が多いと思うので、
理解できないところにあまり躍起にならず、淡々と漫画のように読み進めていきましょう!
使用期間の目安は1〜2ヶ月くらい、時間がない人は1ヶ月くらいで、少なくとも2〜3周くらいはしておきましょう。
そして、ここが木の根っこの部分になると考えておいてください。
日本史の勉強方法②(基礎編)
次は幹を作っていく作業です。これが「基礎」にあたります。
日東駒専・産近甲龍レベルを志望している方は
この基礎レベルの完成度をいかに完璧に近づけられたかが入試では問われますし、
MARCH・関関同立やそれ以上のレベルを志望している方は、
この基礎の完成度が、後半の応用知識をつける段階での伸び具合に直結します。
(幹がやせ細っていては、枝葉もいきいきと生えてこれないですよね。)
完璧にするとは言っても、やはり、ここでも初めから参考書に書いてある事全てを吸収しようとするのではなく、
重要・頻出の語句から順に覚えていくのがベストです。枝よりも幹を覚えることを重要視しましょう。
このレベルのオススメの参考書は『時代と流れで覚える日本史B用語』という参考書です。
なんと言ってもこの参考書の良いところは「語句の重要度ごとに問題が分けられている」という点です!
左側のページは詳しい年表や文化の一覧がズラッと書かれています。
右側のページには一つ5、6行ほどの文章が数個あり、
最重要語句は空欄に、重要語句は赤文字に、というふうに一目で重要度が分かるようになっています。
このように重要度ごとに分かれていることによって、
「1、2周目はまず最重要語句だけを頭に入れて、3周目からはその次に重要な語句を覚えながら最重要語句の復習を、さらに次からは表や説明文まで覚えながら、、、」
というように日本史においての、まさに理想的な勉強法を簡単に実践できるようにこの参考書は作られているのです!
使用期間の目安はおよそ4〜6ヶ月ですが、
期間で区切るよりも、この参考書の内容が細かい部分も含めて8〜9割程度まで理解できるようになったところで区切る方が良いかと思います!
日本史の勉強方法③(発展編)
そして仕上げは枝葉を生やして木を生い茂らせていく作業です。
難易度の高い新しい知識を身につけたり、基礎知識に違う方向からアプローチできるようにしていく段階です。
ここが「発展」の段階にあたります。
このレベルのオススメの参考書は、
『実力をつける日本史100題』という参考書です。
この参考書からかなりレベルが上がるので、
日東駒専・産近甲龍志望の方や共通テストでしか日本史を使わない方がやるのは少しコスパが悪く、
オーバーワークになるかもしれないので、
ひとつ前の『時代と流れで覚える日本史B用語』をより完璧に近づけて、
基礎レベルのアウトプット系の参考書を1冊終わらせましょう。
十分入試で戦える力が身につくと思います!
ですので、『実力をつける日本史100題』は、
MARCH・関関同立以上を志望している方向けの参考書であると思います。
この参考書の良い点は、
「ひとつひとつが問題形式であること」と「解説がかなり充実していること」です。
入試本番で問われるような問題の形式なので、
限られたヒントや時代背景から答えを導き出すというような実践力がつき、
解説ではMARCH・関関同立レベルの入試で差がつくような知識や押さえておくべきポイントが書かれているので、
新しい知識を覚えられるだけでなく、基礎知識に対する理解の向上にも役立ちます!
頻出用語を記述で答える問題も多いので漢字間違いにも気づけます!まさに「実力」がつく一冊です!
さらに、100題中20題がテーマ別の問題になっていて(いわゆるテーマ史)、
例えば多くの方が苦手であろう「文化史」だったり、
通史をやっていく中ではなかなか覚えにくい「商業史」「民衆史」
さらには「琉球・蝦夷地史」など様々なテーマを集中的に覚えられるので、ここもこの参考書の強みであると思います!
最後に
以上が「日本史を最短効率でマスターするための正しい勉強法」です。
これらをしっかりとこなせば、
あなたの知識が、「緑の生い茂った丈夫で大きな木」のようにどのような問題にも対応できる知識になってくれると思います!
もちろん人それぞれ得意な勉強法があったり、状況が違ったりすると思うので、
一概にこの勉強法が最強というわけではないのですが、
日本史をどのように進めていくべきかわからないという人は、まずは上記の勉強法を参考にして勉強を進めてみてください!