ブログをご覧のみなさんこんにちは!京阪寝屋川市駅から徒歩3分の武田塾寝屋川校です!
今回のテーマは英語の勉強の順番についてです。
実際、英語の順番を間違えている受験生はおよそ全体の半分ほどいると思われます。
そこで、この記事を通して正しく効率的な英語学習を身につけてください!
長文に入るまでの、効率を重視した英語の勉強手順
まず、英語学習の最終目標は「長文が読めるようになる」ことです。
ここでは英語長文に入るまでの勉強手順について解説していきます。
英語の勉強手順は以下のようになっています。
英単語 → 英熟語 → 英文法 → 英文解釈 → 英語長文
①英単語
英語の勉強の仕方は素直に単語帳に取り組むのがおすすめです。
それにも関わらず、学校や模試で長文に触れさせられるため、
生徒たちは長文から単語帳を拾ってきて自分流の単語帳を作ってしまいます。
基本的な単語は、まずは単語帳を使って覚えるのが良いです。
なぜなら、長文を読みながら分からない単語を一つ一つ覚えるよりも
最初からまとまっている単語帳を覚えた方が効率が高いからです。
具体的に、基本的な単語を学べる単語帳としておすすめなのは
「システム英単語」や「英単語ターゲット1900」です。
②英熟語
熟語の勉強のタイミングは基礎的な英単語を覚え終わった後がベストです。
具体的には、「システム英単語」の1章・2章を覚え終わった時が、熟語の勉強に入るタイミングです。
「システム英単語」の1章・2章を覚えることができれば、共通テストレベルで必要な英単語はそろったと言えます。
熟語の参考書としては「速読英熟語」がおすすめです。
800語~1000語ほどの熟語を覚えることができれば、長文に入っても困ることはなくなるでしょう。
③英文法
英単語だけを覚えて長文を読もうとしても、それはただの語句の羅列になってしまいます。
そこで、文法を理解することで単語の繋がりが有機的に見えてきます。
英文法のおすすめの参考書としては、「肘井のゼロから英文法が面白いほどわかる本」であり、
長文を正確に読むための文法を学ぶことができます。
「Next Stage英文法・語法問題」から英文法の勉強に入る生徒が多いですが、右ページの少量の解説では初学者には不十分なので根本から理解するためには、やはり「肘井のゼロから英文法が面白いほどわかる本」がおすすめです。
「Next Stage英文法・語法問題」はあくまで問題集として使用するのが良いです。
まずは「肘井のゼロから英文法」や「大岩の英文法」で基本的な理解から始めましょう。
④英文解釈
英文解釈をないがしろにしたり、飛ばしたりして長文に行ってしまう受験生は多く見かけます。
ここで知って欲しいこととしては、長文とは細分化していくと1文1文の集合体となることです。
したがって、まずは英文解釈に取り組んで1文ずつ確実に読めるようにする必要があります。
しかし、英文解釈の勉強方法をイメージしずらい受験生は多くいると思われます。
そこで、具体的にどのような勉強をすればいいのかというと、英文解釈の勉強とは S V O C の構文をふっていく作業だと思ってもらえればよいです。
さらに、長文の中で that の用法のいろんな訳し方・構文を見極められるようにしましょう。
正確に正しく構文を取れて訳せるようになれば、英文解釈の勉強はクリアしたと言えます。
英文解釈の勉強は大切なので、飛ばしたりないがしろにせずしっかりと取り組むようにしましょう。
英文解釈のおすすめの参考書としては、
「肘井の読解のための英文法が面白いほどわかる本」や「入門英文解釈の技術70」が挙げられます。
そして、①単語~④英文解釈を仕上げたら、英語長文に入りましょう。
英語長文の勉強手順
ここでは英語長文を勉強するにあたって、おすすめの参考書とその使用する順番について解説していきます。
理想的な英語長文問題集に取り組む順番としては
「solution(通常版)」 → 「The Rules」 → 「ポラリス」 → 「solution(最新テーマ編)」です。
以下でそれぞれの参考書の特徴について述べていきます。
①関正生の The Rules 英語長文問題集(入試基礎・入試標準・入試難関・入試最難関)
この参考書は四冊のシリーズから成り立っていて長文を読むためのルールが4つに分かれており、
四冊学ぶことで全部のルールを習得できるようになっています。
難関大学志望の人は入試最難関まで進める必要があります。
長文に取り組むときにどう読むのか、どう解くのかを体系的にまとめた参考書となっています。
解ける人の視点や考え方を学んで得点を導き出すようになっている参考書です。
②関正生の英語長文ポラリス(標準レベル・応用レベル・発展レベル)
アウトプット用として使用して仕上げに最適な参考書となっています。
入試の傾向に合わせて長文を厳選しているため、
近年の傾向を踏まえて過去問演習の一つ前に取り組む参考書です。
一冊、二冊 長文の詳しい参考書で学んだあとに、この参考書を仕上げて過去問に移行するのがよいです。
③レベル別英語長文問題solution(スタンダードレベル・ハイレベル・トップレベル)
この参考書は「通常版」と「最新テーマ編」の二種類に分かれています。
この参考書の特徴としては
長文が短いものを厳選していること、音読練習を重視していること、構文が振ってあることです。
各レベルの最初に最適なのが「通常版」であり、「最新テーマ編」は仕上げとして使うのがよいです。
また、過去問に比べると少しやりやすい参考書となっています。
以上で解説した参考書以外にも「英語長文ハイパートレーニング」や「英語長文レベル別問題集」もおすすめです。
今回の記事のまとめ
英語の勉強の順番
①単語を覚える
②熟語を覚える
③文法をマスターする
④英文解釈で1文ずつ訳す
⑤長文を読む
長文の勉強の順番
「solution(通常版)」 → 「The Rules」 → 「ポラリス」 → 「solution(最新テーマ編)」
以上のように英語の勉強は長文から始めないように注意をしましょう。
紹介したおすすめ参考書を駆使して勉強効率を上げましょう。
英語が苦手な受験生や、受験まで時間がない!という受験生は
この記事で述べた効率的な勉強手順を実行するのがおすすめです。
正しく英語長文が読めるように頑張って下さい!