こんにちは!!
京阪寝屋川市駅から徒歩4分、寝屋川市の予備校 武田塾寝屋川校です!
「英文解釈の勉強法がわからない」
「英文解釈ってなんでやるんだ?」と、疑問に思っていませんか?
そこで今回は、「英文解釈の正しい勉強法」について取り上げようと思います!
英文解釈とは
英文解釈とは、ある一文の文構造(主語や動詞、目的語など)を把握したうえで、その意味を理解することを言います。
英文読解は「長文の文脈を読み取ること」がメインとなるのに対し、
英文解釈は「一文の意味が分かること」がメインです。
そもそも、どうして英文解釈を勉強しなければいけないのでしょうか?
それは、英文解釈は長文を読むうえで必要不可欠な技術だからです。
単語の意味がすべて分かっていても、その文の中での単語同士のつながり、すなわち文の構造が把握できていないと、文の意味はつかめません。
文の意味がつかめなければ、多くの文が集まっている長文が理解できないのは明らかです。
つまり、英文解釈は長文を読むための基礎であり、欠くことのできない能力なのです。
勉強法・参考書
次に、実際の英文解釈の勉強法や参考書の使い方について説明します。
英文解釈の勉強で大切になるのが、文構造の把握には、必ず根拠が伴うということです。
例として、「 I run. 」と「 I run a store. 」という2つの英文を挙げます。
前者の英文では、 run は自動詞、後者の英文では、 run は他動詞になります。
なぜかというと、前者では run の後に目的語がないのに対して、
後者では run の後に a store という目的語があるからです。
この例では、構造把握の根拠は目的語の有無にあったということになります。
このように、構造把握は何となくやるものではなく、根拠が伴ったものなのです。
その上で、皆さんに意識してほしいのが、文構造を把握するまでのプロセスを理解することです。
そのプロセスの理解には、先ほど述べたような、構造把握の根拠を捕まえることがポイントになります。
プロセスを理解することは、自力で訳を再現できる力に直結します。
プロセスの理解が再現力を高める。
このことは料理を例にしても自明です。
例えば、料理の出来上がりの写真を見たり、料理を食べて味だけ覚えたりしても、作り方を知らないと実際の調理ができません。
実際の調理には、料理する過程を理解することが必要です。
同じようなことが英文解釈でも言えます。
英文解釈のテキストや参考書を仕上げる上で、構造をつかむまでのプロセスを、自分で再現できるようになることを目指しましょう。
ほとんどの英文解釈の参考書では、いくつかの文を集めた例題とその解説がついています。
まず、何も見ないで自力で例題を和訳してみましょう。
この時に、自分が考えた文構造やそのプロセスが分かるように、SVOCなどを書き込んでおくといいでしょう。
そうすることで、後で自分のプロセスと解答のプロセスを比べやすくなります。
次に、自分の訳と解説の訳を比べてみましょう。
比べるポイントは、自分で書いた直訳が、日本語として自然かどうかではなく、解説の訳と同じ構造になっているか、ということです。
例えば、 「 That makes me so mad. 」という英文を解釈するとしましょう。
この場合、自然な日本語訳は「それは腹立たしいわ」になりますが
「そのことは私を怒る状態にさせる」と訳しても正解としていいです。
なぜならばこの訳は日本語として自然ではないものの、 make が使役動詞であるという文構造は把握できているからです。
もし構造が異なっていた場合は、解説を読みましょう。
その時のポイントはただ解説を読むのではなく、プロセスを理解するために構造把握の根拠を押さえながら、メリハリをつけて読むことです。
プロセスが理解できたら、最後にもう一度例題に戻って、例題の文の構造が自力で根拠付きで把握できるか確認しましょう。
使い方の問題・間違った目標
解釈の参考書を使うにあたり、解釈の学習の最終目標を誤ってる受験生が多いです。
<英文解釈の正しい目標>
①正確に構文がわかる
②文章の構造を把握できる
③直訳が書ける
<英文解釈の間違った目標>
①訳を覚える
②構文を覚える
③途中過程を覚えていない。
英文解釈では、構造把握のプロセスが大切になります。
構文や直訳を丸暗記しようとしても力はつきません。
丸暗記すれば、確かにその暗記した英文そのものは訳せるようになりますが、初見の英文になると全く分からなくなります。
それに対し、文構造の把握に至るまでのプロセスを理解しておくと、初見の英文でもそれを応用することができます。
なぜならば構造把握の根拠は例題にあった英文であろうと、初見の英文であろうと、共通するものだからです。
入試で問われるのは当然初見の英文ですから、丸暗記では意味がないということになります。
とは言っても、実際の受験生の中には、無意識に丸暗記になっている人がたくさんいます。
では、どうすれば丸暗記でなく、プロセスを理解できていると自分で分かるのでしょうか?
一つの方法は、一通りやった問題をもう一度自分でやることです。
その時に自分が作成した答案と解答を見比べてみましょう。
もし完全に一致していれば、自分は丸暗記をしているとわかります。
逆に多少訳は違うが、構造はしっかりとれているとなれば、それはプロセスを理解できている証です。
もう一つの方法は、全く解釈のことを知らない人に向かって、自分で文構造をつかむまでの
プロセスを説明してみることです。
説明ができるならば、プロセスはしっかり自分のものになっているということができます。
皆さんもぜひ、上記の二つの方法を試してみて、丸暗記になっていないか確認しながら勉強を進めていってください。
まとめ
英文解釈で大切なことは、以下の点です。
1 英文の構造把握の根拠をつかみ、そのプロセスを理解する
2 解答の丸暗記になっていないか、確認しながら勉強を進める
これらのポイントをしっかりと押さえることができれば、一文一文を正確に読む力が身につきます。
一文を読むことは、長文読解の「基礎」ですから、必ず役立ちます。
正しい方法で英文解釈を勉強し、英語を得意教科にしましょう!
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