武田塾は「受験合格は暗記が10割」という本を出すほど暗記をしっかりやろうという塾です。
暗記はやり始めに苦労することが多いです。
「暗記が苦手で覚えることに時間がかかり、また覚えてもすぐにわすれてしまいます。
どうしたらいいでしょうか?」
単語は武田塾平均で100個90分です。
受験相談でもたまに「暗記が本当に苦手です」という人達がいますが、暗記する能力が低いというより暗記のやり方を間違っていて余計に時間がかかりいつまでも覚えられないのではないでしょうか。
三時間かかるような覚え方は基本的に覚えづらいやり方です。
短い時間でいかに覚えているか正しいやり方で効率化を考えましょう。
がむしゃらにやっても効率が悪くなる一方です。
暗記するときのポイント
例えば単語を100個覚えようとなったときに一気に100個覚えようとする人は覚えられないです。10個単位で分けて覚えるのとできない単語だけを覚えましょう。
「10個なら何分で覚えられるか?」と尋ねたときに「5分ちょっとでなら…」と答える生徒が多いです。
「それを積み重ねればいけるんじゃない?」という感じでできちゃいます。
小分けにするのはファーストステップで大事なことです。
社会とかで結構あることだが見開きで問題数が多い参考書を見開き1ページでやる人が多いですが、1~2分でテストできる量で区切るのが良い。
または小さいテーマ1個分で通して覚える。
具体的には1ページの1/3ぐらいです。
テスト回数を侮ることなかれ!
次に大事なのはテスト回数です。
時間をかけてやった人は覚えるまでの時間が丁寧な割に復習回数が少ないというのはすごくあることです。
単語というのは基本的にすぐ忘れます。
覚えているうちにテストするとすぐ思い出せます。
10個覚える→次の10個覚える→前の10個に戻って確認→繰り返す。
このテストは10秒ぐらいで終わります。
特に最初の1日は定着させるために20~30回テストするぐらいやります。
忘れるのは普通であり、忘れるモノです。
想定より多い回数をテストすることによって嫌でも定着してしまうところまでやり込みましょう。
発想をもう一歩踏み込んで、「忘れてしまうからもう一回すぐやろうぜ」という気持ちが大切です。
回数をテンポよくこなせば時間はかかりません。
繰り返していくことによって、自分がどれだけやっていけば定着するかの感覚・コツを掴むことが大事です。
これくらいやらないと抜けるなという感覚です。
どれくらいの時間・回数で行けるかがある程度わかってきます。
1日の回数を繰り返したら1週間単位の4日進んで2日復習することも意識しましょう。
「忘れる前提で勉強することがとても大事」です。
忘れることに嫌悪感を持ってしまうとずれてしまいます。
「忘れているだろうからいつ復習しようか」みたいなことを1日の中で考えながらやっていくことが大事です。
まとめ
暗記が苦手と思っている人は小分けにして覚える。
忘れてしまう前提で勉強する。
細かくテストを繰り返して定着させる。