薮下講師自己紹介
はじめまして。
武田塾生駒校で講師を務めている薮下と申します。
大阪大学の人間科学部というところに所属しています。
担当科目は主に文系科目の国語、英語、世界史、地理、文系数学です。
さて、受験生の中には、受験に対して大きな不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。
当然のことながら、誰だって受験に失敗したいと思う人はいません。
自分は受験に一度失敗し、浪人をしてしまっています。
そこで、今回はその失敗経験と浪人後の合格体験から学んだ、合格するために必要なことをお伝えできればと思います。
暗黒の現役時代
現役時代の私は、なんとなく授業さえ受けておけば、志望している大学にも受かるだろうとあぐらをかいていました。
あ、自分のことかな!?とどきっとした人もいると思います!
現役時も同じ大阪大学の人間科学部を受けたのですが、当然のことながら受験はそんなに甘くなく、結果は惨敗でした。
そう、惜敗などではありません。
惨敗だったのです。
具体的に言うと、数学で1割という点数を叩き出し、センター含めた総合点では、合格最低点に何十点も足りていないという有り様でした。
さらに言えば、受けていた私立も全落ちし、それまでで経験したことがないような悔しさを感じました。
次こそは絶対受かってやると意気込んだわけですが、本格的に勉強を始めていく上で痛感したのが、「自分は基本すら全く分かっていない」ということでした。
とりあえず入試問題を復習してみたところ、簡単な問題すら解けていなかったのです。
受験した時の自分は、周りの空気に流されて解けもしないような難しい問題ばかりを解き、なんだかやった気になっていました。
これまたドキッとする話ですね!
受験生あるある。
そしてこれをやった人はほぼほぼ不合格になりますね。
そのため、勝手に自分が「できる」と思い込んでいたのです。
浪人時代に変えたこと
その反省を活かし、浪人時代に突入してまず行ったのが、
「基礎から徹底的に反復する」
ということでした。
英語ならば、システム英単語やネクステージなど、誰でもやっているような参考書を完璧になるまでやり込みました。
その結果、浪人して最初の模試で、今までの自分では考えられなかったような高成績を取ることができたのです。
大切なのは、突然入試レベルの問題をがむしゃらに解くといったことでなく、基礎からしっかり積み上げていくことなのだとその時になってやっと実感しました。
この成功体験によって、一冊の参考書をやり込むというやり方が身につき、それを繰り返していくことで最終的に、当初の志望校に合格することができました。
それも、ギリギリの合格ではなく、余裕の合格でした。
1年前は1割しかなかった数学は満点になり、総合点でも合格最低点を大きく上回って、学部次席で入学することができました。
下から数えた方が早かった順位が一年でそこまで上がったのです。
武田塾の受験勉強
武田塾では、「一冊を徹底的にやり込むこと」と、「自学自習をする力を身につけること」を重視しています。
これらの反復と自学自習を実行する力はきっと、受験に限らず様々な場面で活きてくるものだと思います。
そこで、受験生が苦労しがちな、文系数学の克服、地理で高得点を取る方法、現代文はどう勉強したらいいかなどの具体的な悩みに答えていくだけでなく、生徒さんが受験以外にも役立つ「力」を身につけるお手伝いができればと考えております。
長くなってしまいましたが、受験に限らず必要な、「自学自習のやり方」を身につけたい、勉強内容ではなく、「勉強方法」自体を知りたいという皆さんはぜひ武田塾に電話をかけてみてください。きっと力になれると思います。
大阪大学人間科学部
ところで、そんな紆余曲折を経ながら入った、大阪大学人間科学部なのですが、いったいどんなところなのでしょうか。
ここからは大阪大学の人間科学部がどんなところなのか、軽く学校紹介をしたいと思います。
「人間科学」と言われて、皆さんはまず何が思い浮かぶでしょうか。
具体的に何か浮かぶ人はあまりいないと思います。
そんな、名前からはちょっとイメージできない学部なのですが、どんな学部かといえば、ずばり、「人間に関してなら大体何でも研究できる学部」です。
人間科学部では、人間に関してならどんな分野からでも、研究することができます。
例えば、社会科学の観点からネット上の右翼について研究される先生もいれば、自然科学系の観点で、サルを観察している方もいらっしゃいます。
人文科学の分野では、虐待などを受けた子供たち、虐待をしてしまった親のケアについて研究している先生もいらっしゃいます。
実に様々なアプローチから人間を研究しようというのが人間科学部なのです。
そのため、文系という枠組みにとらわれず、様々なことを学ぶことができます。
現に、自分の受けている授業の内、半分ほどは数学などの、いわゆる「理系」に属するものです。
理系分野にも興味がある文系の方や、いろいろ興味はあるけど、まだ何がしたいか決まっていないという方におすすめの学部です。
人間科学部の隠れた特徴
そんな人間科学部には、他にも特徴があります。
第二外国語のほかに、選択外言語を学べることはその一つです。
英語や第二外国語を、この授業で深堀することもできるのですが、それ以外にもラテン語やギリシャ語など、新しく第三の言語を学ぶこともできます。
外国語学部を除いて、三つの外国語が学べる大学は珍しいのではないでしょうか。
吹田キャンパスで学べる!
また、キャンパスが吹田にあるというのも特徴の一つです。
大阪大学では、三つのキャンパスがあり、1年生は皆豊中キャンパスに通い、2年生以降は大きく分けて、外国語学部生は箕面キャンパスに、文系は豊中キャンパスに、理系は吹田キャンパスに通うことになっています。
人間科学部は、受験科目としては文系に属しますが、キャンパスは吹田にあるというちょっと変わった学部なのです。
文系だけど、吹田キャンパスにあるサークルに興味を持っている人は、人間科学部に入るといいかもしれません。
今は、コロナウイルスのために、オンライン授業が続いています。
それでも入学してみると、授業を受けていく中で、いろいろな魅力に気づきます。
これから受験していく皆様も、志望校に合格した後、自分が思っていた以上の大学の「魅力」に出会えると思います。
講師として、生徒の皆さんが疫病と受験双方の苦難を乗り越えて、理想以上のキャンパスライフを送れるよう、少しでも助力できたらと考えています。
どうぞよろしくお願いします!