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偏差値ってなに?数字に弱い人にもわかりやすく解説!

本日は、大学受験でよく使われる 偏差値 について解説します!

こんにちは!

大学受験予備校 、武田塾中山校の梅村です。

 

そろそろ高校三年生の皆さんも今年度初めての模試を受け終わった時期だと思います。

 

今さら聞けないけど、実はよくわかってないって人、必見ですよ!

 

 

偏差値 とは

 

まず偏差値の定義を確認しておきます!

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

偏差値Ti は次の式で求まる。

 

ただし、

 

N :サンプルの大きさ xi :個々の値(標本値) μx :算術平均 σx :標準偏差

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

引用元:Wikipedia

 

これでわかる人はここで終了です!

 

今回のブログは、こういうのでわからない人のために書いているのでご安心を(^-^)

 

ではここからは純ジャパニーズで進めていきます。

 

 

まずは結論。

 

「偏差値とは、順位のようなものである!」

 

偏差値は、平均点から自分がどれぐらい離れているのかを表す指標です。

 

平均点の人を偏差値五十として、それをベースに考えます。

 

「偏差値がどれぐらいだったら何番目にいるのか」というのをお伝えしたいのですが、実際これは標準偏差がないと算出できません。

(標準偏差が仮に十のテストで、平均点が五十点、自分が六十点だった場合、上記の式に当てはめると偏差値は六十です。この場合だと、順位は上位一割五分ぐらいだと想像できますが、今回のブログはそれがわかる人向けには書いていません!)

 

純ジャパニーズと言ってしまったがために大変読みにくくなっているので、ここからは数字は数字で書きますね!

 

 

この偏差値という概念を受験に持ち込んだのは河合塾が最初だと言われています。

 

今までなんとなく頭の良い大学、悪い大学というイメージだったものに、偏差値という概念を導入することで、学力の数値化を実現しました。

 

今では当たり前のように偏差値を使っていますが、実はそんな経緯があったりします。

 

 

測りにくいものを定量化するとイメージが格段に湧きやすくなります。

 

ドラゴンボール において 戦闘力 という概念が導入されたんですが、これは実はかなり画期的なことだったんですねー。

 

それまで、「なんとなく凄そう」という見方をしていたものが、「どれぐらい凄いか」がわかるようになったんです。

 

フリーザ さまの 戦闘力 が 53万 だとわかったときは日本の男子全員が震えて漏らしたほどです。

 

 

ちなみに ラディッツ の 戦闘力 は誤解している人が多いんですが、1500です。

 

力だけならサイバイマンはラディッツ並みという発言から、1200だと誤解する人が出たのでしょう。

 

なぜかラディッツのことは呼び捨ての梅村です。

 

 

ではでは、具体例に移りましょう。

 

こんな状況を考えてください。

 

 第一回マーク模試

  自分:60点

  平均点:50点

  偏差値:55

 

 第二回マーク模試

  自分:60点

  平均点:60点

  偏差値:50

 

自分の点数だけを見ると変わっていませんね。

 

では学力的には伸びていないのかという疑問がわきます。

 

でも実際どの程度学力に伸びがあったかは自分の点数からはわかりません。

 

というのも、これらの模試は同じ範囲でもなければ、同じ難易度でもないからです。

 

 

次に、平均点から見てみましょう。

 

第一回では平均点よりも10点高いです。

 

おそらく真ん中よりは上にいるんだろうなという想像はできますね。

 

では、第二回はどうでしょうか?

 

平均点しかとれていません。

 

ということは、点数は変わっていないが順位は下がったんだろうということがわかります。

 

これはまずいなといったところでしょうか。

 

 

では、最後に偏差値で見てみます。

 

最初は55だったので、おそらく平均よりも前のグループにいるなとわかります。

 

詳しい順位は模試の帳票に必ず載っているので、それを見ましょう。

 

第二回では50になっています。

 

これは真ん中あたりまで落ちたなという感覚になります。

 

 

例年、どれぐらいの順位までの人がどの大学に受かったかはだいたい一致しているようです。

 

なので、受かった人の偏差値を大学の偏差値として出しているわけなんですね。

 

その偏差値帯にいれば合格できるグループだよというのが偏差値の見方になります。

 

例えば、この人が日本大学を目指しているなら、第一回では受かるグループだったのが、第二回では黄色信号になったということです。

(河合塾主催模試の場合)

 

 

イメージが持てましたでしょうか?

 

偏差値 を見るときの注意点

 

このパートでは偏差値を見る際の注意点を述べていきますね。

 

「偏差値は順位のようなもの」なので、使い方には注意が必要です。

 

正しい使い方は、同じ模試を順に受けていき、自分がどれだけ偏差値(順位)を上げられたかを見ることです。

 

 

偏差値は、違う模試では比べるな!

 

テストを受けた集団が違うと、学力も違いますし、当然平均点も変わってきます。

 

偏差値は、その集団の中での自分の順位を見るものなので、違う集団同士の順位を比べても意味がありません。

 

駿台模試、全統模試(河合塾)、進研模試、東進模試、それぞれにおいてまったく違う偏差値が出るものです。

 

高校で指定の模試があるように、だいたい毎回それぞれの模試を受ける人は一緒になります。

 

ですので、できるだけ同じ模試を続けて受けるようにしましょう。

 

 

偏差値は、国立と私立で違う?

 

これは意外と多くの人が勘違いしていると思います。

 

国立志望の人は、基本的には上位の人ばかりです。

 

加えて私立志望の人は、科目数的に国立を受験できません。

 

つまり、その上位の人たちの中で、しかも私立を第一志望にしている人を除くので、当然偏差値としては違ったものになります。

 

単純に早慶と東大が同じ偏差値だからといって、同じ土俵で考えると東大生が怒っちゃいます。

 

 

偏差値は、模試の種類によって変わる!

 

これは何を言っているかというと、例えば、東大オープンのような模試のことです。

 

さきほども言いましたが、集団がかわると偏差値も変わります。

 

東大オープン模試で偏差値が50だった場合は、東大志望の受験生の中で、真ん中にいるという意味になります。

 

 

高校の偏差値とかとは別物!

 

高校や中学、小学校での偏差値もありますね。

 

あれと比べることもできません。

 

何しろ受けている集団が全く違うものだからです。

 

しかも小学校の模試なんかは本当に意識の高い人しか受験しませんしね。

 

 

まとめ

 

偏差値についてイメージは伝わったでしょうか?

 

模試 などを受けていく中で、正しく自分の学力の伸びを見ることはできません。

 

ただし、偏差値を見ることで大学受験をする人たちの中でのだいたいの位置はつかむことができます。

 

大学受験は順位で決まるものなので、偏差値を見ることで合格の可能性を測ることができます。

 

最後に偏差値を見るうえで大事なことを書いておきます。

 

模試 は必ず主催会社が同じ 模試 を受け続けること!

 

 

 

以上です!

 

 


 

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