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勉強が楽しくなる視点【物理編】

待望の勉強が楽しくなる視点シリーズです!今日扱うのは 物理 !

 

こんにちは!

大学受験予備校 、 武田塾中山校の梅村です!

 

物理は楽しめる人と楽しめない人の二極化が激しい科目ですねー。

「楽しいと感じている人はなんでそう感じるのか?」

「楽しくない人はどうやれば楽しめるのか?」

これらの話をしてみたいと思います。

 

 

物理 とは!?

 

まずはここから始めましょう。

物理はそもそも何をやっているのかというと、物質の世界の動きなんかを数値化・数式化して定量化してみようということです。

はい、出ました定量化

理系の人はこれから先、永遠にこの言葉に悩まされることになります。

仲良くしておいて損はないです。

定性的と定量的という言葉がありまして、それぞれ以下のような意味があります。

 

 定性的:対象の状態を不連続な性質の変化に着目してとらえること。 

 定量的:対象の状態を連続する数値の変化に着目してとらえること。

三省堂 大辞林

 

 

 

・・・む、難しい!

 

何を言っているのか謎なので例を挙げてみます。

うちのブログでよく出てくる大谷選手についてみてみます。

 

定性:大谷選手の投げる球は速いです。

定量;大谷選手の投げる球は160km/時です。

 

定性:大谷選手は背が高いです。

定量:大谷選手は193cmです。

 

イメージが湧きましたか?

 

性質の議論をするのが定性です。

それに対して、数値化・数式化して話す、つまり量的な議論をするのが定量です。

定量化することでいいことは、客観的な議論ができるようになることです。

そして比較が容易になることです。

昔の松坂選手の速球は何kmだったか知ってますか?

定性的に言うと、松坂選手の球も大谷選手同様に速いんです。

伝わり辛いですねー。

では次に定量的に言うと、松坂選手は156kmだったので、大谷選手の方が速いと言えます。

定量的の方が比較しやすいことがわかりますね。

 

また、数値化・数式化することで物事の予測も立てやすくなります。

実際に試す前に色んな事象を予測できるので、無駄な実験なんかもやらなくてよくなります。

そんなことを物理ではやります。

 

楽しそうですね!!!w

 

 

ちなみに、大人になってから、特にビジネスにおいては定量的に話をしないと議論にすらなりません。

 

安倍内閣は発足当初は70%ぐらいの支持率がありました。

しかし現在、相次ぐ不祥事により支持率は40%前後まで下がっています。

それにも関わらず、野党の支持率は10%に満たないぐらいです。

これはひとえに、野党の言い分に説得力が不足しているためです。

説得力とは、定性的な議論には伴いません。

大多数の大人にとって、形容詞を多用する大人(定性的な議論をする人)は信用し辛いんです。

だからこれだけ内閣の支持率が下がっているのに、野党の支持率が上がらないんですね。

 

 

物理を楽しいと感じる人の言い分

 

すでに楽しいと感じている人と感じていない人で、実は同じ理由が根底にあったりします。

 

これです。

 

物理では、覚える公式が少ない!

 

定量的に言うと30個ぐらいです。

・・・大学受験に必要な英単語は5000語ぐらいなので、雲泥の差です。

これを聞いてラッキーと思う人は物理好きです。

でも公式覚えても解けないし、、、と感じる人は物理嫌いです。

 

公式を覚えて、数字を当てはめるということを続けてきた人には物理は少々難しい気がします。

例えば、中学でやっていた数学の中に、解の公式があります。

これになんでもかんでも数字を入れて、でてきた答えを解答に書く。

これで毎回70点ぐらいを取っていた人がたまにいます。

そういう人は二次関数の問題のときにも解の公式を条件反射的に使いたがります。

いつその公式を使うのか、なぜその公式を使うのか、そもそもその公式はどこから出てきたのかという視点が抜けちゃってます。

要するに思考することが抜けているんですね。

 

物理は公式を覚えることがゴールではありません。

公式はあくまでも問題を解く上でのショートカット(もしくは議論のスタート位置)です。

必要なことはなぜそういう現象が起こるのかを定性的に理解し、公式や定理を用いて定量的に計算できることです。

 

自分はあまり断言することはないんですが、ここであえて言わせてもらいます。

 

物理で要求されるスキルは間違いなく生きる力と等価です。

 

これが苦手な人はこれから先多くの面で苦労することになります。

常になぜを考え、原理を知ることはどんな科目にも通じますし、生きる上での力になることを確信しております。

 

日本人はなぜの抜けた行動を取りがちです。

だから外国人から見たときに、 Why と思われるんですね笑

「 Why Japanese people!? 」ってやつです。

 

 

物理を楽しめない人が物理とどう接するか

 

世の中には、「嫌いだけれど、やらなければいけないこと」というものがどうしても付きまといます。

例えば、物理が嫌いだけれども、将来は建築に携わりたい人とかです。

そういう人は、まず教科書を読みましょう!

当たり前のことを言っているように感じるかもしれませんが、これはとても本質的です。

というのも、数学や物理が嫌いな人は往々にして教科書を読んでいません。

枠内に囲ってある公式だけを覚えようとします。

数字をあてはめたら解けるんでしょというスタンスだからです。

これでは原理を理解できるわけがありません。

 

だって原理がそこに書いてあるんだもん!

 

突然おねえになりました。

それだけテンションが高まっているということですね。

ということでちゃんと教科書を読みましょう。

あと、数学(特にⅡB)も理解しましょう。

この範囲がわかっていないととてもじゃないですが、物理の問題は解けませんので。

 

そして次に必要なことは、想像することです!

物理のできない人に多いのは、図を書かない人です。

現象と式が結びついていないんです。

とにかく図を書きまくるだけでも理解がかなり進みます。

そして、数ある公式の一つ一つがどうやって発見されたかを想像してみましょう。

例えば、比例定数の入っている式があるとします。

代表的なやつで、抵抗率のやつを見てみます。

 

R = ρ・l/s

(R:抵抗、ρ:抵抗率、l:導線の長さ、S:断面積)

 

これどうですか?

長さと面積どっちが分母やったかなー?

とか思い出そうとしてませんか?

まさに高校生のときの自分です笑

今思うとつまらない勉強の仕方をしていたなぁと思います。

 

さてここで、どのようにしてこの式ができたか想像してみましょう。

(実際にどのように発見されたかは知りません。あくまで想像です。)

 

電流とはマイナス電子が流れることだというのは知っていますよね?

 

まず、道路を車で走ることを想像してほしいんです。

抵抗とは読んで字のごとく、通りにくさのことです。

ゴールまでにどれくらいの障害があるかだと思ってください。

ゴールまでどれぐらい時間がかかるかと言い換えてもいいかもしれません。

まず自分が実験しようとしたら、導線(道路)の何が障害として設定できそうですか?

距離とか気になりませんか?

距離が長い方がゴールまで到達するのに時間がかかるので。

じゃあ導線は長い方が抵抗は高いのかな?って発想になります。

他の条件は変えずに、長さだけを変えて実験してみました。

長さを色々変えて実験してみたところ、どうやら長さに抵抗は比例してそうだ(分子にくる)となりました。

まぁ、道路が長い方が目的地に到達しにくいのと一緒なので納得感ありますね。

 

次に道路の幅はどうでしょう?

二車線とかの方が通りやすいですよね。

ということで道幅は導線で言う断面積なので、断面積を変えながら実験してみました。

すると断面積と抵抗は反比例している(分母にくる)ことがわかりました。

道幅が狭くなれば通りにくくなる。

これも想像できそうですね。

 

比例定数の入っている公式はだいたいこんな感じで、考えれば当たり前になっている式がほとんどです。

材質など、他の何かに依存する数値(連続していないもの)は比例とか反比例みたいに表しにくいので、最初のところは考えません。

というかそもそもその辺はよくわからんから比例定数を使ってるんだなと解釈するといいかもです。

まぁもっと深いところまでいこうとすると、電子数密度とか使いだすんですが、それは後の話です。

 

こんな感じで、電流の原理を知っていればこの式は当たり前に見えてきます。

 

簡単そうでしょ?

 

まずはこんな感じで想像力を働かせてみると物理の見え方が変わってきますよ。

 

 

 


 

今回は物理について書きました。

 

物理はすべての理科科目の基礎にあたります。

やっておいて損はない科目です。

明日から物理とともにハッピーライフを過ごしましょう!

 

 

 

以上です。

 

 

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