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勉強が楽しくなる視点【化学編】

こんにちは!

大学受験予備校 、武田塾中山校の梅村です!

 

人気シリーズ(!?)の化学編ですよ!

化学も早々に躓く方が多い科目ですよね。

 

「molがでてきてわけがわからなくなりました。」

 

こんな声を今までに何度聞いてきたか。。。

そんなあなたに化学の面白さ伝えます。

 

 

化学 はなんの為にやるのか?

 

化学基礎に関しては文系でもやる方が多いです。

文部科学省の判断としては、世の中の物質構成をおおまかにでも知っておいた方が教養として役に立つという判断でしょう。

さすがに大人で「水が水素と酸素からできている」ことを知らない人はいないと思います。

日本の教養レベルは高いですね!

小学校か中学校で、水の電気分解の実験をしました。

あれがなんで「水素:酸素=2:1」になるのかなど、これぐらいは大人ならば知っておきましょうということで習ったんですね。

実はその知識があれば、水素自動車がなぜエコなのかが理解できちゃうんです。

日本の教養レベルは高いですね!(2回目)

 

その一方で、化学は理系しかやらないパターンも多々あります。

こっちはもう少し具体的に物質構成について見ていきましょうという科目です。

なんなら、どれぐらいの材料からどれぐらいの物質が生成できるか計算してみよう!というところまでやります。

これがちゃんと身につけば、ジャンプで連載中の「Dr. STONE」の千空君のように、科学技術の何もない世界に放り込まれても携帯電話を作れるようになるかもしれません。

硫化水素から身を守ることができるかもしれません。

化学の面白さの本質は「Dr. STONE」の方が突いていると思うので、そちらは是非一読を!

(理系は)受験勉強を差し置いてでも読む価値があると思います。

 

 

 

 

化学は合コンです!

 

ここからは梅村がどん目で化学を見ていたか書いていきます(変な意味じゃないですよ?)。

 

自分は理系だったので化学とはずっと付き合ってきたので(変な意味じゃないですよ?)。

 

ちなみに大学で工学部のようなガチ理系の学部に進学した男子には、この先辛い現実が待っています。

 

「女子と触れ合う機会が激減します!」

 

高校までのように(理系クラスの場合、すでにその兆候は見え始めています)、教室の半分が女子という状況はこの先訪れません。

大学でも、その先でもです。

唯一、外の世界に飛び出し、心を開く勇気を持った人のみが女子と触れ合っています。

人はその勇敢な人間のことをリア充と呼びます。

リア充になるためには勉強以外でも頑張らなければいけません。

 

これは唆りますね、理系大学生諸君!

 

 

さて、女子と触れ合うことができないのであれば、化学でその気持ちを慰めるのも一興かもしれません←

化学反応とは、「元素が別れ、さらに相性の良い元素とくっつくこと」が起こっています。

まさに合コンです。

 

価値観の違いから、別れる寸前のカップルがいるとします。

そこに彼女にとって価値観の共感できるイケメンが現れたらどうですか?

そっちに移りますよね?

そんなビッチは嫌だ!なんていう感情は化学の世界にはありません。

無情ですね。

これが化学の世界で起こっていることです。

何も難しくありません。

 

 

例をあげます!

 

CH3COONa + HCl → CH3COOH + NaCl

 

これは酢酸の弱酸遊離と呼ばれる反応ですね。

下手をするとこの反応、「弱酸塩と強酸を反応させると弱酸が出てくる」という、教科書で見るような文言で覚えようとしていませんか?

ナンセンスです。

そんな堅苦しい言葉を使いたがるから化学が嫌になるんです。

 

合コンで考えましょう。

まず、合コンをセッティングするとき、「何人女子呼べばいい?」って会話から始まりますよね?

間違っても、「何リットルの女子呼べばいい?」とは会話しないはずです。

そんな会話をしている人がいたら教えてください。

とても気が合いそうです。

 

このように合コンのセッティングにおいて人数比で考えるのと一緒で、化学においても人数比で考えます。

質量や体積では計算せず、全てmolで計算するのはこれが理由です。

ちなみにmolとは、ただの単位です。

人数のことだと思いましょう。

(1 molとは、6.02×10の23乗という莫大な数字なんですが、それをいちいち言うのが面倒臭いのでこの単位を導入しただけです。)

 

では次に、反応式を見ていきます。

 

合コンにおいて重要なのは、その男女がくっつきそうかどうかです。

それがわかるとどの女子が狙い目かわかりますよね。

実は化学においてはそれが全て数値化されています。

めっちゃ便利!

LINEで気持ちを探ったり、変な駆け引きをする必要なんてございません。

 

ここで、弱酸の定義を考えましょう。

弱酸とは電離度(別れやすさ)が低い酸のことをいいます。

酢酸(CH3COOH)でいうと、電離度はだいたい0.005ぐらいですかね?

この数字は環境によっても変わるので正確な数字ではないと思いますが、ご了承ください。

0.005という数字は、1000人中5人が別れるという意味です。

995人が別れないということは、ほとんど別れないということなので、ラブラブですね

(畜生!)

 

逆に、強酸の電離度はほぼ1(全員別れる)です。

塩酸(HCl)は強酸なので、1000人中1000人が別れるということです。

基本的にはすぐに別れちゃいます。

悲しいですね。

 

また、Na+を考えます。

こいつは強塩基の残りカスなので、塩酸と同様、とっても別れやすいやつです。

イオン化傾向という指標で見てもかなり高いですね。

基本的には独りでいたいやつです。

 

CH3COONaの中のNa+は独り好きなのでどこかにフラフラ行ってしまいます。

残されたCH3COO-はとってもH+好きです。

イチャイチャしたいんです。

隣を見ると喧嘩ばかりのHCl。

こいつらは別れられる状況(水中とか)になるとすぐに別れます。

速攻でH+とCl-が別れました!

さぁどうする!?

ここぞとばかりにCH3COO-がH+に猛アピールします。

ここは利害が一致するのでめでたくカップル成立です。

 

CH3COOH以外の残ったNa+とCl-は、別に相性がよくて付き合うわけではないですが、便宜上二人で喋っておいてくれといって同席に座らされました。

それぞれ会話するとも無くスマホをいじっています。

合コンあるあるです。

 

こんな感じでさっきの反応は起こっているわけです。

 

化学って面白いっ!

 

そう感じてもらえると本望でございます。

 

 


 

 

こんな感じで見ると化学が可愛く見えませんか?

変な挙動の元素を見ると、勉強中にツッコミとか入れてしまうかもしれません。

そんな感じで楽しめると面白いと思います。

 

 

世界史、日本史の話をすると、教科書中にはある大事な要素が書かれていません。

正確に言うと、わからないから書けないのです。

 

それは人の感情です。

 

小説でも映画でもそうですが、やはり感情が見えないと面白くありません。

共感できないと感情移入もできないのです。

歴史科目では想像で、それ以外の科目では擬似的に感情を持たせてみると違った見え方がしてきますよ。

 

 

以上、化学の巻でした。

 

 

 

 

☆☆☆ 勉強が楽しくなる視点シリーズ ☆☆☆

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勉強が楽しくなる視点【世界史編】

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勉強が楽しくなる視点【化学編】

勉強が楽しくなる視点【生物編】

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