こんにちは!
大学受験予備校、武田塾中山校の梅村です!
今回はシリーズ化してきた「勉強が楽しくなる視点」の【数学編】です!
さて数学ですが、「こんなの将来役に立たないから」と言われる筆頭になりますねw
大人でもそういったことを言っている人は多く見かけます。
「sinθってなんだよ!」と。
「xでさえイライラしたのにさらにローマ字を組み合わせますか!?」
「さらにギリシャ文字とか覚えるんですか!?」
実際に使わなかったらそう思うのかもですね。
ただ、ここで一言。
そもそも「高校で学ぶものはほとんど将来使いません!」
例えば、古文なんて全く使いませんよ!
感動したときに「あな。」なんて言いませんから!
たぶん。
日本史も自分の記憶の中ではほぼ使った記憶がありません!
自分は単純に使う必要のない狭い世界でしか生きていないからなのかもしれませんが、ほとんどの日本人がそんな人生を生きているはずです。
高校は義務教育ではありません。
ということは生きるために必須の知識と認定されていないということです。
意味がないからやらないというのであればそもそも高校に入る必要がないということです。
とはいえ、ここまでの話は、「直接的には」使わないという話です。
(ちなみに理系の人は別ですよー。ダイレクトに、思いっきり将来使うからちゃんと勉強しましょう。)
ダイレクトに使わないながらも、考え方としてはどういう形で役に立つのか、数学について語っていきますね。
前置き長っ!
数学 を学ぶ意味
まずは、数学とは言語であると理解しましょう。
何か問題を解決しようとしたときに、誰が読んでも正しく解決できていると理解できるように、数式を使って表現するのが数学です。
論理の破綻が途中で見られれば、「それはダメだ、納得できない」と言われるわけです。
さて、ここで問題とはなんでしょうか?
社会において、問題は山のようにあります。
それを解決していくのが我々のしている仕事というものです。
問題を解決することで、そのことに対しての対価をお金でもらっているし、払っているわけですね。
例えば、こんな問題があるとします。
「今話題になっているIoTを使って、自転車の位置を把握できるようにしたい。そのためには自転車一台につき簡単な装置を付ける必要があるとする。全自転車に装着する必要があるとして、その装置は一体何個作ればいいのか?」
これを完璧に解決しようと思えば、自転車の数を調べる必要があります。
皆さんならどうやって調べますか?
これって実は調べようがないんです。
だって、誰かが勝手に作ってるかもしれないし、不法投棄しているかもしれません。
防犯登録も全員がしているわけではないです。
このように、「はっきりとした正解が絶対にあるはずだが、どうやっても出すことができない正解」が世の中には本当に多く存在します。
これに対してどうやってアプローチするかが数学なんですね。
大学受験までは正解の用意された問題を解きます。
正解が用意されているということは、すでに誰かが解いた(用意した)問題ということです。
ということは、今高校生がやっている数学は、正解がわかっている問題を解くことで、解決へのアプローチの仕方を学んでいるんですね。
さらに言うと、アプローチの仕方は一つではありません。
いくつかあるアプローチの中から「より楽で、より安価なアプローチ法を選ぶこと」こそが将来一番活かしていける能力かもしれません。
最終的には「正解かはわからないが、アプローチは間違っていないはずなので限りなく正解に近いもの」を出せるようになることを目指したのです。
こんなことを考えると数学は楽しいよ!
先ほども少し触れましたが、「数学とは楽をする学問だ」と思っています。
正解に向けて、いかに楽をしてたどり着けるかが重要だと。
たとえば、数Ⅱの積分で出てくる1/6公式があります。
これは原理をしっていればどんな場面で使うかは一瞬でわかります。
ただ、高校時代の自分はひねくれていたので、
「普通に積分すれば解けるんやから覚える意味ないでしょ!w」
とか思ってましたw
しかし、この公式って結構大事です。
有用性について再考してみます。
まず、この公式を知っていると何が変わるでしょうか?
計算スピードは段違いで早くなります。
たぶん2倍ぐらいになります。
そして計算精度も上がります。
複雑な計算の必要がないので、計算ミスをする確率は相当下がります。
ということは、覚えると二重の意味でメリットがあるんです。
センター試験では数ⅡBの時間は少ないですよね?
この解き方を知っていると、おそらく5分ぐらいは稼げます。
5分がいかに大事かは一度でもセンターを受けたことがあればわかるでしょう。
ではここで金言を。
「新しく数学で習う範囲は、新しい武器です。」
「武器は増えれば増えるほど、敵も倒しやすくなります。」
「敵に応じて適切な武器を選んで戦いましょう。」
FFなどのRPGと一緒ですね。
先ほどは1/6公式を例に出しましたが、高校時代の自分はほかにも色んなことをないがしろにしていました。
例えば、判別式であったり(解の公式でできるやん!)、解と係数の関係であったり(解の公式でできるやん!)。。。
例を挙げだすと枚挙に暇がありません。
今思うと本当に残念な高校生でした。
もしそんなふうに数学をとらえてしまっている人がいたら、数学の楽しみ方を放棄しています。
ソレハトテモモッタイナイコトダトオモイマスヨ!
最後に
数学がどんな学問で、どんな力を身につけられるかご理解いただけましたか?
今日本では働き方改革が叫ばれています。
これは、今までの「従業員が従事した時間に対して賃金を払う制度」から、「従業員が出した成果に応じて賃金を払う制度」に変えようという動きです。
つまり、同じ時間働いたとしても、成果の大きい人ほど賃金をもらえるようにしようという動きです。
これって正に先ほど言っていたことなんです。
いかに工夫して、いかにコストをかけずに結果を出すか。
これができる人材が、今の日本では求められています。
ここで、最初に言った言葉をひっくり返します。
「高校で学ぶものはほとんど将来使いません!」
この言葉は真実ではありません。
真実は、
「学んだもので身になっていないものは将来使えません!」
です。
使えないから使い方がわからないだけです。
自分は日本史や古文が身になっていないんです。
だから使えないだけです。
今学んでいることは、数学に限らず、自分の武器を増やす行為だと思ってください。
武器は持っていればいるほど強いのは自明です。
梅村は日本史や古文を武器と呼べるところまでやりこんでないんですね。
とても反省してます。
高校生の皆にはまだまだ時間があります。
新しくできることに喜びを見いだせるようになるといいですね!
以上、数学のお話しでした。
☆☆☆ 勉強が楽しくなる視点シリーズ ☆☆☆
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