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武田塾中山校での1年を追体験!:霧が丘高校2年生の場合

こんにちは、大学受験予備校の武田塾中山校の今村です。

今回は、私が今年度担当した高校生の生徒A君を例にとり、今年度一年間でのA君の学習と成長の記録をご紹介します!

 

「広告でよく見るけど、武田塾って何をしてる塾なの?」

「授業をしないってどういうこと?」

と疑問をお持ちの方も多いと思います。

 

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そんな方にこの記事を読んでいただき、武田塾でどんな指導をするのかを少しでもわかっていただければ幸いです。

 

武田塾中山校での指導

今回紹介するA君ですが、高校二年生の頭に私が数学を担当することになりました。

学校での定期テストの点数は、当初は学年平均も割っており、科目によっては4割程度のものもあったと記憶しています。

そんなA君の指導記録を、4月から順に追っていきたいと思います。

 

4月~5月

初めは、学校の宿題と塾の勉強が両立できずに、あまり塾の宿題が進みませんでした。

なのでまずは、A君の一日のスケジュールを二人で確認し、睡眠や食事などの不可欠な時間を除き、一日にどれくらいの時間を勉強に割けるのかを話し合いました。

そして、それまでゲームなどに費やしてしまっていた時間を勉強に回すように約束し、宿題の分量は勉強時間に合わせて減らしました(まずはこなせる量を宿題にして、勉強習慣をつけようという意図です)。

結果的に、一日の勉強時間内でこなせる分量になり、宿題にはローペースでも手は回るようになってきました。

しかし、それでも週に一度行われる確認テストで不合格となってしまうことが続きました。

なぜ宿題をやってもテストができないのか、本当にその勉強方法は合っているのかを客観的に見ながら生徒と一緒に考えたところ、課題が見つかりました。

それは、「分かったつもりになっている」ことでした。

 

A君の勉強は、「問題集に取り組む⇒答え合わせをする⇒間違った箇所の解説を読む」だけにとどまっていました。

 

問題を解いて、答えを見て、分かった気になる。

これはA君以外の生徒にもよくあることです。

しかしこれでは、なぜわからなかったのかと、どうすればわかったのかが自分の中で明確になりません。

そこは「解いて答えを見る」だけではなく、「ゼロから解き直す」⇒「他人に説明できるようになる(何を質問されても答えられる)」ところまでやらないと分からないところです。

問題への取り組み方の課題が見えた瞬間でした。

 

さらに、A君は効果的な復習ができていないということが分かりました。

A君の復習は、以前にやった宿題の間違えた箇所の解説を読むということでした。

本人は「やっているつもり」なのですが、はたから見ればそれは不完全な復習だったのです。

そこからは、宿題を解いたノートを見せてもらうようになり、事細かにどのような勉強をしているのかチェックをして、問題点があればA君とどう勉強の仕方を変えていくか話し合っていくこととしました。

 

6~8月

ノートを見るようになり、勉強の質は少しずつ改善が見られるようになりました。

しかし、今度は学習ペース面での問題が出てきました。

ゲームの時間を少し削って勉強に回してきていましたが、ゲームができなくて中々他のことに手がつかないという場面が増えてきたのです。

A君はゲームが好きなので、どうしても家にいるとゲームがやりたくなってしまって集中できないということだったようです。

 

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そこで、あらかじめ生徒が決めた時間になったら強制的に自習に来させる、義務自習というサービスを活用して、自習に来て勉強をするという習慣をより強固なものにしていきました。

それからA君の勉強時間は増え、勉強の進みも速くなり、確認テストの合格率も上がっていきました。

 

9月~11月

A君の勉強時間は増え、自習室に来てくれる回数も目に見えるように上がっていました。

しかし、質問に来てくれる回数は少なく、分かっていない部分をそのままにしてしまうことが未だ多かったです。

これについても、なぜ質問に来れていないのかの原因を本人と探りました。

すると、どうやら参考書を読んでも、解答の説明が上級者向きで省略されていたりなどして、なぜこの公式を使ったのか、この説明はいったい何なのかが分からない部分があったようでした。

本人にも、分かっていないという自覚はあったようです。

しかし、質問をしようにも、こんな簡単なこと聞くのは恥ずかしいとか、わざわざ行くのも面倒だと思い、「こういうものだ」と丸覚えしようとしてしまったらしいのです。

 

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そこで、A君には気軽に質問をしても問題ないということと、校舎のLINEを使って質問しても良いよということを伝えました。

それからA君はよく質問してくれるようになり、確認テストの後に「実は質問があった」というようなことも減っていきました。

「1日勉強した内容で分からないところはその日のうちに解決する」

この目標を設定して毎日勉強していくようにしていき、A君も徐々にその形に順応していくようになりました。

 

12月~2月

A君の復習の仕方を確認したりノートを見ていく中で、記述の部分が拙く、論理的に正しくない部分が多くあることが分かってきました。

これについても、なぜそのような記述になってしまうのかを確認しました。

ここで見つかった問題は、勉強の際に、自分の答えが合っているかどうかを優先してしまい、参考書の解答にある、論理上必要な式や文言をかけているかを確認していないということでした。

これをちゃんと意識できるようにするためには、A君の数学という学問のとらえ方をそもそも矯正する必要がありました。

数学においては、

「結果ではなく、そこに辿り着く過程が論理的に正しいかどうかが全てにおいて優先される」

ということが、学問の成り立ちを考えると分かります。

 

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これが意識できないと、真に正しい復習はできません。

なので現在は、あらゆる問題に対して「なぜこうなるのか」を逆質問するのを徹底して、数学という学問が暗記じゃできない科目であることを意識させている最中です。

その効果もあり、今は着実に復習の質も上がり、当初に見られた論理のくずれは少しずつ解消され始めています。

学校の定期テストでも、数学では平均を超えて7割を超える点数を取ってくれていました。

とはいえ、まだまだ改善すべき点は多くあります。

最近は、義務自習でほぼ毎日勉強しなければならないことがストレスになっているのか、時間に対してルーズになり始めています。

それは勉強を義務感でやっているため、勉強とそれ以外の何かで優先順位が逆転してしまっている証です。

なので、当面の課題は、勉強ができない時間の損失がどのように今後に響いてくるのかを自分で考えさせ、能動的に勉強ができるようなマインドセットをすることになりますね。

今はそれを言い続けるような形で指導を続けています。

 

さいごに

いかがだったでしょうか?

以上が、A君のこの一年間の武田塾での学習と成長の記録になります。

このように、武田塾では、参考書を使って宿題を出し、できないことが出てくるたびに、生徒の抱える根本原因を生徒と相談しながら見つける手伝いをします。

授業は行いませんが、どう勉強していくか、なぜ成績が上がらないかを一緒に考えていく塾です。

生徒の中で「できている、やっている」と思っていることが「できない人」のやっていることと同じであった時、それを指摘する存在とも言えます。

そうして正しい勉強法を身に着け、自ら学習できるようになっていくことが武田塾における「成長」なのです。

 

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以上です。

 


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