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「実際武田塾のルートで受かるの?」2018年 明治大学 政治経済学部 の英語を検証してみた

みなさんこんにちは!

大学受験予備校、武田塾中山校の梅村です!

 

突然ですが、武田塾のルートってどう思いますか!?

 

「本当にルート通りやれば受かるか不安です!」

 

こんな方もいるのではないでしょうか?

受験生にとって、先が見えないことはかなりのストレスです。

本当にルート上の参考書をやれば受かるのか不安な気持ちもわかります。

そこで今回は、武田塾のMARCHルートは今年の入試で本当に対応できていたのかを検証してみたいと思います!

 

検証対象にしたのはこちらの大学です!

 

ドンッ!

 

 

2018年度入試 明治大学 政治経済学部 英語

 

なぜこの大学のこの学部のこの科目にしたかと言うと、以下のような感じです。

 

受ける人が多い

 国公立大学の滑り止め、早慶の滑り止め、MARCHに憧れる人など、難関大志望の人がほぼ全員受ける大学です。

 

MARCHでも難関

 MARCHの中では明治大学、立教大学の難易度が高いと言われています。

 そして、明治大学の中でも政治経済学部は難関学部として有名です。

 ここが抑えられていればMARCHルートはMARCHを全ておさえているいると言えるでしょう。

 

英語は全員受ける

 検証する科目は英語を選びました。

 英語は文理問わず受ける科目です。

 なかでも、文系学部の場合は英語の配点が高いです。 

 

 

明治大学 政治経済学部

 

明治大学とは、言わずと知れたMARCHのMに該当する大学です。

偏差値帯はおよそ60前後(河合塾模試において)の大学になります。

政治経済学部は偏差値62.5で、明治大学の中でも難関学部として有名です。

しかし、入学してからはパラ政(パラダイス政経)と呼ばれていて、単位の取得がとても楽なことで有名。

 

では、次はMARCHルートについてです!

 

 

MARCHルート(英語)

 

武田塾のルートは、 逆転合格.com に載っています。

MARCHルートの英語はこちらですね。

 

 

さて、参考書はやる順番も大事です。

順番やペースまで含めた、より詳細なルートを知りたい方はお近くの武田塾までご相談ください(^-^)

 

 

2018年度入試で検証!

 

2018年度入試 明治大学 政治経済学部の英語はこんな感じ。

 

第一問

 長文(夢の話)

第二問

 長文(ベーシックインカムの話 ← タイムリーな時事ネタですね!)

第三問

 会話文(サッカープレイヤーの話)

 

試験時間は60分。

 

 

所感

第一問、第二問の長文の分量はセンター試験の第六問と同じぐらい。

文章の難易度、単語の難易度はセンターより若干高め。

ただし、出題形式がセンター試験とは違うため、単純な比較は難しい。

長文問題ながら、出題はただの単語問題であったり、文法に関する問題が多い。

第三問にいたっては、会話文の体裁をとりながら、実際は語法・文法問題である。

第三問の難易度は、実はセンターの第二問ぐらいか、下手をするとそれよりも易しいかもしれない。

 

 

検証!

 

長文は検証がとても難しいです。

主観が多分に入ってしまいます。

梅村の主観では、ルート上にある「毎年出る 頻出英語長文」「やっておきたい英語長文500」の難易度とほぼ同じだと感じますが、証明のしようがありません。

ということで今回は長文中の、読解問題ではなく単語・語法・文法問題を抜粋して検証していきますね。

 

単語力

まず設問に出てきた単語を見てみましょう。

 

第一問の初っ端の問題が単語問題です。

設問を書きます。

 


下線部(a)~(e)の語と最も近い意味の語を、それぞれ1~4から選び、その番号をマークしなさい。

(a) weird

  1. exciting 2. strange 3. unstable 4. valuable

(b) holds

  1. brings 2. contains 3. keeps 4. maintains

(c) innate

  1. inborn 2. inward 3. tremendous 4. wild

(d) appreciate

  1. adopt 2. evaluate 3. thank 4. understand

(e) depict

  1. appear 2. draw 3. seem 4. show

 

この中で、システム英単語(システム英単語Basicも含む)の索引に載っていない単語は以下の四単語だけです。

 weird unstable inborn inward

 

この中で、 unstable はわかってほしい単語です。

 stay ⇒ stable ⇒ unstable

このように変換できれば類推できますね。

そして inborn ですが、これは innate の欄に括弧書きで(= inborn)と書かれています。

つまり、シス単をやっていてもわからない単語は実質 weird と inward だけです。

では、この単語がわからないと解けない問題かと言われると、そうでもありません。

(a)に関しては、わざわざ選択肢の単語は簡単なものをそろえてくれています。

また、本文(当ブログには載せていません)中から weird はマイナスイメージの単語だと想像できるので、単語力というよりは読解力を聞いている問題なのでしょう。

(e)は innate がシス単の1963番目に載っていますので、完璧に仕上げた人なら解けるでしょう。

この問題は innate の意味を知らないと解けない問題で、単純に単語力を聞いている問題です。

シス単は2021単語構成なので、その中でも本当に最後の方に載っています。

ほぼ最後まで覚えておかなければ解けないので、そういう意味では難問と言えるかもしれません。

ちなみにターゲットでは1286番目でやはり後方に載っています。

そんな innate を出す明治大学、さすがです。

( unstable が載っていないからできませんと言われたら返す言葉はございません。ただ、 unstable が stay から派生しているというぐらいの思考力は参考書云々ではなく、持っていてほしいところではあります。)

 

さらに第一問では、大問4に単語を選択する問題があります。

こちらは5題×4単語で20単語が選択肢に並んでいます。

ちなみにこれらの単語は全てシス単に掲載されています。

本問中で最も難しい単語は、 compatible です。

シス単では1994番目の単語です。

 

難しっ

 

知らない単語を消去法で削るのは簡単なんですが、知らない単語が答えになってしまうと、けっこう難しかったりします。

そしてこの compatible ですが、普通に答えになっています笑

シス単を覚えきれていないと得点するのは難しい問題だと思います。

合格者と不合格者の分かれ目になった問題だと思いますね。

 

 

さて、ここまで単語力について検証してきました。

シス単を完璧にしていたら明治大学の問題は対応できるということを実感していただけたでしょうか?

MARCHルートの検証というよりはシス単の検証になってしまいましたが笑

 

武田塾だとシス単は何周もしますし、完璧になった状態で受験をします。

なんだかいけそうな気がしますね!

 

 

文法力

 

第一問の5問目

以下の並べ替え問題です!

 


(本文から抜粋)

The first is negativity bias, そして、それは私たちに、危険なものにたいして注意を向けさせるのだ.

(抜粋終わり)

 

下線部を以下の語群を並べ替えて英文にしなさい。ただし、不要な語が一つある。

 1. attention  2. dangerous  3. for

 4. makes  5. pay  6. things

 7. to  8. us  9. which


 

日本語を見たときに、主語(S)は「それ」です。

語群を見るとSになれそうなのは which だけなので、おそらく非制限用法の関係代名詞だと想像できます。

次に「私たちに~向けさせる」とあるので使役を使ってそうだと判断できます。

選択肢を見たら makes がありますね。

一応文法事項としてはこれぐらいでしょうか。

あとは並べてみたらわかると思いますが、「 pay attention to 」という慣用句も出てくるので、知っていれば多少は楽に解けます。

梅村は昔この慣用句を見て、「英語でも注意って払うものなんだなぁ」と思ったことがあります笑

日本でも英語圏でも、注意は払うものなんだという感覚が面白いですよね。

ちなみにこれは速読英熟語の83番目に出てくる慣用句です。

 

以下、解答

which makes us pay attention to dangerous things

 

この問題を解くにあたり、必要な知識は「非制限用法の関係代名詞」「使役動詞」の二点です。

これはルートの参考書には腐るほど出てきますし、検証の必要もないレベルでしょう。

 

実際この問題は日大ルートでも比較的簡単に解ける問題です。

明治大学でこの難易度です。

入試に勇気を持てますね!

 

第二問の5問目

 

ひょっとしたらこの問題が一番難問かなと思いました。

これができたらおそらく明治大学は受かります。

 


下線部を和訳しなさい。

 

The program had worked about as well as anyone could have hoped.

 


 

最初に見たときは、 as well as に目が行ってしまいますね。

「 A as well as B :BだけでなくAも」と速読英熟語の37番目に載っています。

ただ、「A as well as B」という熟語は、等位接続詞的な使い方をするやつなので、AとBは同等のものでなければいけません。

Aが名詞であればBにも名詞がくるはずです。

(こういう感覚を持てるようになるには完全独学だと難しいかもしれません。)

問題文では左側に about (前置詞?副詞?形容詞?)が来ていて、右側には文章が来ています。

ここで、同等のものが来ていないのでおかしいなと思ってほしいです。

このひっかけを乗り越え、「ひょっとしたら原級の as ~ as かも!」と思ったら、あとは正解まで一直線です。

 

もう一つのポイントは「 as + 原級 + as any ~(※)」で、これが最上級的な言い方をすることを知っているかどうかです。

MARCHルートで使用している文法系参考書は以下の三点です。

※が載っている箇所とともに紹介しておきます。

 

・Next Stage:p76 整理19(1)

・Vintage:392番目

・POWER STAGE:280番目

 

このようにしっかりと抑えてくれていますね!

 

あとは、「入門英文解釈の技術70」も大事です。

こちらの65に、原級の as の解説がされています。

先に来る as は副詞で、後ろの as は接続詞と載っています。

詳細は参考書をご覧ください。

 

構造を理解し、文法とリンクできれば、読解力は見違えるほどに上がります。

これらをちゃんとやっていればこの問題も解けそうですね!

 

ということで、こちらの問題の正解は、

「そのプログラムは、およそ誰もが望んだこと以上の成果を上げた。」

でした。

 

about について放置していますが、この about が気になる人は梅村まで聞いてください。

これについて思考するのも面白いと思いますよ(^-^)

 

第三問の4,5問目

 

会話文と見せかけた文法・語法問題です。

模試などでも頻出の語法ですが、できますか?

 


I've been telling her 4.     them but she 5.    me.

 

4. (a) that she must say  (b) to say  (c) to tell  (d) to tell to

5. (a) must listen to  (b) needs to listen  (c) refuses to listen  (d) won't listen to


 

4問目

 say と tell の違いを聞いている問題です。

 say が第三文型をとる他動詞(目的語は発言内容)、 tell が第四文型をとる他動詞と分かっているかを聞いています。

 それがわかっていれば瞬殺ですね。

 答えは(c)です。

 他にも speak や talk との違いもよく聞かれますので、抑えておいてください。

 以下、文法系参考書の載っている箇所です。

 

 ・Next Stage:p213 整理60

 ・Vintage:p269 整理して覚える064

 ・POWER STAGE:p344 TARGET85

 

5問目

 listen が自動詞だとわかっていればすぐに(a)と(d)に絞れます。

 本文(本ブログには載せていません)があるともう少し簡単ですが、 but から考えると(d)が答えだとわかると思います。

 

 

これも解けそうですね!

文法系参考書の3冊どれかを完璧にすれば、十分MARCHレベルに対応できることがわかりました!

 

 

最後に

 

今回紹介した問題以外にも、当然たくさんの出題がされています。

だからこれだけの検証で完璧かと言われれば、あまさは拭えないです。

ただ、梅村が見た感じでは、同じようなレベルの問題が並んでいたように感じます。

ということで、本日のまとめです。

 

武田塾のルートを完璧にすれば受かります!

 

完璧目指してがんばりましょう!

 

 

今回は英語ですが、時間があれば英語以外も検証してみたいと現時点では思っております。

乞うご期待!

 

以上です!

 


 

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