こんにちは。
大学受験予備校、武田塾中山校の梅村です。
昨日ついにロシアワールドカップが開幕しました!
地元のロシア、強かったですねー。
日本代表にもがんばってほしいところです。
今日は「ハリルホジッチ監督解任→西野監督の就任」における個人的な見解を書きたいと思います!
日本人は答えを欲しがる
日本人の性格的に、どんな監督が向いていると感じますか?
成果だけを考えた場合、一番向いているのはとにかく細かく指示をくれる監督だと思っています。
歴代の監督の中ではトルシエ監督かなと思ったりしています。
というのも、日本人って型にはめたがりませんか?
数学でよくあるのが、「この公式はどういうときに使うのかはっきりさせてほしい!」という発言です。
この生徒が何を求めているかというと、”公式の原理から使用用途を知るのではなく、手っ取り早く答えにたどり着ける方法を知りたい”ということだと思うんです。
こういう思考を辿る生徒さんを見ると、日本の教育は本当にダメだなと感じ、深く反省します。
日本では小学校から大学受験まで、正解を導かせることばかりします。
そしてその正解は生徒自身ではなく、他の誰かが用意した正解です。
このような教育を小さい頃から受けると、「答えを欲しがる人間」になってしまうのは必然かと思います。
サッカーに戻ります。
前述のような教育を受けた結果、プレイ中に各場面においてどういうことをするかは、自分で判断するのではなく誰かに決めてほしい選手が多くいると想像します。
となると、ある程度自由にやらせてくれる監督ではなく、答えを用意してくれる監督の方が楽なんですね。
だからトルシエ監督は一定の成果を挙げることができたんじゃないかと。
海外では「答えは自分の中にある」のが当たり前
日本人は、「答えが別のところにある」という発想をしがちです。
一方、海外ではどうなのか?
ここで、鈴木大輔選手を紹介します。
この選手。
引用:https://qoly.jp/2016/05/31/gimnastic-de-tarragona-daisuke-suzuki?part=1
元日本代表で、Jリーグでは柏レイソルでプレイしていました。
今はスペインリーグ二部のジムナスティック・タラゴナというチームで活躍されています。
鈴木選手の記事を梅村はよく読みます。
その中で、鈴木選手が言っていたことがめちゃくちゃ印象的でした。
「日本にいる時は、自分では主張しているつもりでしたが、自分がどれだけ考えていなかったのか、意見を持っていなかったのか、周りを気にして行動していたかをスペインに来て感じています。」
こんな違いが海外と日本ではあるんだなーと読んでて感じた記憶があります。
鈴木選手が言うには、言われたことをやっていても怒られるのが海外らしいです。
海外での行動の序列は、たぶんこんな感じです。
①言われたことをやって結果を出す
①’言われていないことをやって結果を出す
②言われたことをやって結果が出ない
②’言われていないことをやって結果が出ない
海外にいたことがないので①と①’はどちらが評価が高いのかはわかりません笑
同じく②と②’もわかりません笑
想像するに、海外においては、全ての行動は結果を出すためにやっているんですね。
ここが日本人とかなり違うマインドなのでしょう。
日本代表でも面白いエピソードがあります。
オシム監督時代のことです。
監督が指示したことを日本代表が練習で確認していました。
「ディフェンダーは前に出てはいけない」という指示でした。
当時日本代表には、ブラジルから帰化した闘莉王選手がいました。
彼はディフェンダーです。
選手が全員指示通りに動いているため、「ここでディフェンダーが前に出れば、簡単に点が取れるのではないか?」と彼は考え、実際前に出て点を取りました。
周りはなんだよそれといって憤慨しました。
しかし、監督はそんな闘莉王選手をほめました。
これがまさに日本人と海外で育った人の差なんだろうなと思います。
オシム監督は自考を促す監督です。
日本代表になる前はジェフ千葉で監督をしていて、Jリーグに旋風を巻き起こした人です。
選手に考えさせることに長けた監督でした。
日本の足りないところを埋めてくれる監督だったと考えるんですが、惜しくも体調不良のため監督を辞されました。
とても残念です(>_<)
ハリルホジッチ監督から西野監督へ
では、ハリルホジッチ監督はどんな監督だったのか?
「大雑把な指示は出すが、細かい指示は出さない」監督だったと思っています。
引用:https://qoly.jp/2017/12/08/halilhodzic-has-to-use-this-squad-in-e-1-2017-kgn-1
色んな記事を読んでの主観なので実際にそうなのかはわからないですが笑
これ、たぶん一番日本人が合わないタイプだと思うんですね。
やりたいことはわかるが、実際何をしていいのかわからない。
「何をするかは自分で探すのではなく、監督から指示されると思っていて、ただその先の指示が一向に来ない。」
選手はこんな感覚でやきもきしていたんだろうなと想像します。
当時選手間での会話が今ほどなかったのも、そこに一因があると思ってます。
一方で、ハリルホジッチ監督は「自分で考えることが当たり前」だと思っているから、必要以上の指示は出さない。
組織としての方向性は示すが、細かいところは自分たちで磨いてくれと思ってたんじゃないでしょうか。
そんなこんなですれ違い続け、ワールドカップ直前で解任になってしまったのかなと。
西野監督に関しては、とことん放任主義の監督だと思っています。
昔ガンバ大阪が好きだったのでちょっと知ってます笑
(梅村の通っていた大阪大学吹田キャンパスはガンバ大阪の目と鼻の先です)
引用:https://qoly.jp/2018/04/09/nishino-akira-signed-with-japan-national-team-kgn-1
西野監督は選手に対して自主性を求めます。
このマネジメント方針は、ある程度時間があればはまるんですが、今回はいかんせん時間がない。
だから西野監督のやり方では梅村的には不安です。
ただ、時間がないという危機感との相乗効果かはわかりませんが、今の選手は意見を活発に交換しているみたいなので、以前よりは伸びしろありそうだなとは思って見ています。
結局日本人に合う監督とは?
短期的な結果を求めた場合、トルシエ監督のような、ガチガチに指示を出してくれる監督がいいと思います。
日本人は指示されたことをしっかりやることは得意です。
ただ、その場合その監督の戦術以上の力はでません。
そこが最大値になってしまうんですね。
これはティーチングの限界です。
長期的に日本のサッカーを伸ばしていくという観点からだと、オシム監督のようなコーチングに長けた人にやってほしいと思っています。
考えるとはなんなのかを伝えられる人が監督になってほしいですね。
現状、日本のサッカーは頭打ち感が出ています。
ここから一つ壁を破るためにはやはり自考することが必要なのではないでしょうか。
考えよ、高校生!
教えられないと動けないという気質が日本人にはあります。
それはひとえに「決まった答えを導かせる」日本の教育システムのせいです。
しかし、今日本が求める人材・企業が求める人材は「主体性のある人材」です。
需要と供給に齟齬が生じているため「主体性のある人材」は大変レアです。
・大学受験を自分事としてとらえる
・学力はどうやったら上がるか考える
・教えてもらうことを過度に期待しない
こんな人に育ってほしいと思って指導にあたっています(^^)
以上です。
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