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お母様「授業を受けても学力が伸びないってどういうことですか?」

こんにちは、武田塾中山校の梅村です。

 

先日お越しいただいたお母様からのご質問を紹介します!

授業をしない塾」というチラシを見て、いらしてくれたお母様です。

 

授業を受けても成績が伸びないってどういうことですか?

 

よく受験相談でもこの話題になります。

武田塾がそういう言い方をしているので当たり前ではあるんですが笑

今回はこの質問に対してお答えしたいと思います。

 

 

授業を受けても学力は伸びない!?

 

 

学校の授業は、年間何時間受けているか知っていますか?

簡単に計算してみましょう。

 

一日5時間授業を受けるとして、一週間で「5時間×5日通学」なので、週当たり25時間授業を受けます。

また、長期休みを考えると、学校には年間で40週間ほど通います。

ということで、年間での授業時間は

40週間×25時間=1000時間

となります。

 

果たして毎年1000時間の授業を受けて来た中で、学力がついた実感はあるでしょうか?

 

中学と高校では少し傾向が異なるので分けて考えましょう。

その前に学力アップの原理をおさらいしておきます。

 

学力はどうすれば上がるか!?

 

人ができるようになるには次の三段階の階段を上らねばなりません。

勉強でも同様です。

 

①わかる

②やってみる

③できる

 

「①わかる」の段階を担っているのは学校で行われる授業です。

ここは先生の授業のわかりやすさで左右されるところです。

そしてその後の②③は自力でやる部分です。

どんなことでも実際にやってみないことには定着しません。

それは野球でもサッカーでも書道でも同じです。

練習をせずにできるようになるわけがありません。

 

学力を上げるためにはこのスリーステップが必要なんだと認識しましょう。

もし今伸び悩んでいる方がいらっしゃれば、このどの段階で躓いているのか考えると打開策が思い浮かぶかもです!

 

中学の授業

 

中学においては、勉強の分量がそこまで多くありません。

時間があるため、授業の中で講義をしてさらに演習もすることが多いです。

学力の三段階でいうと、授業の中で①②をやってくれるイメージです。

そして宿題も出されます。

ここでも②をやってくれるわけです。

ある程度センスがあれば勉強しなくても学校に行っているだけでなんとかなってしまうのが中学です。

 

高校の授業

 

高校においては授業の内容が変わります。

なぜなら授業時間が勉強する分量に比べて全く足りないからです。

必然的に授業の中では演習をする時間を削ります。

授業では①までしかできなくなるんですね。

しかも、高校によってはほとんど宿題を出しません。

それぐらいは自分で考えて動きなさいというスタンスだと思います。

 

中学までは授業についていけていたのに、高校に入ったら急についていけなくなった人っていませんか?

それはこれが原因だったりします。

知識を定着させるためには必ず演習が必要です。

高校ではこの演習時間を自分で確保できるかが鍵になります。

 

部活なども忙しくなる中、実際に自習時間を確保できている高校生はどれぐらいいるのでしょうか?

 

授業を受けるだけで学力が上がるのか?

 

話を戻しましょう。

 

授業を受けるだけで学力が上がるのか?

 

中学と高校で少し違いますが、大学受験の塾なので高校生向けに答えます。

 

授業を受けただけでは学力は上がりません!

 

授業を受けることは重要です。

理解ができなければ定着もクソもありません。

しかし、その後如何に定着のための時間をとったかで、学力の上がり幅は変わります。

 

授業を受けただけでは学力は上がりませんが、その後ちゃんと演習をしたら学力はあがります!

授業を受けた後はちゃんと演習のために時間を割くようにしましょうね。

 

数学的な言い方をすると、「授業を受けることは、学力を上げるための必要条件である。」となります。

 

 

演習の重要性

 

高校に入ってからはいかに勉強に時間を割けるかは極めて重要です。

県下で一番の横浜翠嵐高校では生徒に勉強時間を取らせる取組を始めてから東大合格者数が飛躍的に伸びました。

翠嵐高校では一日の勉強時間を以下のように定めています。

 平日:学年+2時間

 休日:学年+4時間

詳しくは以下の記事からどうぞ。

 

東大合格校に異変 公立トップへ横浜翠嵐の熱血教員団 神奈川県立横浜翠嵐高校の佐藤到校長に聞く 

 

やはり勉強量に学力は比例するという好例です。

なぜなら翠嵐高校と他の高校で、授業の時間は大きく変わらないからです。

 

 

また、鉄緑会という塾をご存知でしょうか?

東大受験専門の塾です。

なんと東大理Ⅲの合格者の6割が鉄緑会出身という塾です。

詳細はこちらの記事をどうぞ。

 

東大理三、合格者の6割 進学塾「鉄緑会」の全貌 

 

こちらも宿題を多く出す塾として有名です。

一日一時間分ぐらいの宿題量と記事中には書いてありますが、それを中学からやらせるわけなのでトータルで見ると相当な量になります。

通塾自体は週に三回ほどなので、授業の時間自体は多くはありません。

結局のところ、自学でそれだけ演習をしたかが大事だと示す好例ですね。

 

 

最後に

 

今回お越しいただいた生徒さんは現中学三年生でした。

今はバスケ部で引退間際とのことです。

バスケの話題から、黒子のバスケの話を少しだけしました笑

 

黒子のバスケのキセキの世代ってしってますか?

バスケ版のキャプテン翼だと思ってくれたらだいたい合ってます。

伝説の5人がいまして、その5人はそれぞれ特殊能力をもっています。

そのうちの一人に黄瀬君がいます。

この人。

 

引用元:http://kurobas-lg.com/character/

 

黄瀬君は一度見たプレーは全てできてしまいます。

正にチート。

 

勉強においてもこのレベルの天才はたまーーーーに存在します。

教科書を一度読んだら覚えてしまうような人です。

ただ、それは本当にごくごく一部の天才です。

こんな人には演習なんて無縁のものなのかもしれません。

 

そんな人はほっておいてコツコツと演習をこなしていきましょう!

 

 

以上です。

 

 


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