思ひ出の参考書、【標準問題精講】
こんにちは！
武田塾中野校（03-6382-6363）の土屋です。
【中野校】武田塾、実際の校舎に行ってみたシリーズ！
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本日は、私の受験時代の中で、特に思い出深い参考書「標準問題精講」を紹介します！
実は私は2013年（当時高１）から武田塾の池袋校に約2年間通っておりました。
当時はまだ御茶ノ水と池袋の2校でしたが、
「受験合格は参考書が9割」という本を池袋のジュンク堂書店で立ち読みしていて、
徒歩30秒のところに池袋校があったので、そのまま無料相談を申し込んだ記憶があります。
2年間の参考書の中で特に思い出深い参考書「標準問題精講」について、
難易度や突破方法、コツなどをお話しします！
【標準問題精講】
「標準問題精講」とは？
標準問題精講とは、通称「標問」といって、旧文系数学の参考書ルートで早慶レベルの参考書です。
現在は「文系の数学 実力向上編」や「重要問題集（文系）」など
段階を追って難しくなる新ルートに変更していますが、
当時は基礎問題精講の直後にとても難しい標準問題精講という大きな壁がありました。
しかし、結果的にこの標準問題精講を突破したことで、
私の文系数学の偏差値アップや自信にもつながったので、後ほど実体験お話しします！
標準問題精講の難易度は？
標準問題精講はⅠAとⅡB、Ⅲで大きく難易度が違います。
ⅠAは基礎問題精講の次のレベルですが、
ⅡBはかなり難易度が上がります。
そしてさらにⅢはⅡBよりもさらに上を行く難易度らしいです。
（私はⅡBまでしかやっていないのでわかりませんが、当時武田塾に一緒に通っていた友達が言っていました。）
標準問題精講で「自信」→「絶望」に、、、
当時私は数ⅠA・ⅡBを高1の夏休み前に終わらせる中高一貫校に通っていました。
中3から配られた「４ステップ」という参考書を、私はボロボロになるまで使い込んでいて、
一生懸命に勉強していたため、数学にはかなり自信がありました。
まず標準問題精講のⅠAに取り組んだのですが、そこまで難しくなく
「早慶レベルいけるかも！」
と、とてもワクワクしていました。
しかし、次のⅡBに取り組んだ途端、そのワクワクや自信はすべて絶望に変わりました。。。
まず”初見で全く解けない”のです。
問題文を読んでも、何を聞かれているのかすらわからないため、何回も読み直すところからスタート。
そして1つも解答方針の思いつく問題がない、という地獄のような時間でした（笑）
そして解説を読むのですが、”解説を読んでも全然理解できない”のです、、
標準問題精講は一対一対応の演習と違い、解説多めの参考書のはずです。
「解法のプロセス」という解答方針を立てる力を、
独学でも育成できるような貴重なアドバイスも記載してあります。
それでもおそらく私の数学力が弱いことが原因で、一回読んだだけだと咀嚼できないのです。
今まで「自分は数学が出来る」と自信を持っていましたが、その自信も完全に絶望に変わっていったのです、、
標準問題精講の突破方法とコツは？
しかし、ここで私は諦めませんでした。
当時、武田塾池袋校で担当した下さっていた千葉大医学部の先生にわからないところをすべて聞きました。
「なぜこの解答方針が思いつくのか」
「途中式の立て方」
「計算の工夫」
「点が取れる正しい解答の書き方」
など疑問点をすべて聞き、丁寧に解説してくれました。
特にⅡB後半の微積部分は何一つわからなかったため、
解答方針から計算、グラフの書き方、解答記載テクニックなど、
一から手取り足取り教えてもらい、標準問題精講に直接メモした記憶があります。
当時の千葉医の先生は金髪でチャラくて明るい先生でしたが、
本当に頭の良い方で、いやな顔一つせず私の疑問にすべて答えてくれました。
それだけでなく、ポジティブな言葉で私を勇気づけてくれて今でもとても感謝しています。
その結果、第一段階突破である「同じ問題の再現」はすべての問題でできるようになりました。
加えて、何度も解説を読むうちに標準問題精講の醍醐味でもある
「解法のプロセス」もすべて日本語で暗記できるようなレベルにまでに仕上がっていきました。
そして段階突破テストである日大と明治の数学の過去問でなんと満点を取ることができたのです！
標準問題精講が教えてくれたこと
標準問題精講ⅡBを突破できたことによって、
次のレベルの参考書である文系数学の良問プラチカや難関大の過去問などでも
「難しすぎて何もできない」ということがかなり少なくなりました。
受験生の皆さんも自分のやっている参考書が難しすぎて不安になることもあると思います。
・自分のレベルにあっていないのではないか
・このまま突破できずに中途半端になってしまうのではないか
・みんなが使っている有名な参考書を使ったほうが良いのではないか
など様々な不安を抱えていると思います。
しかし、難しいと感じているということは
「自分のレベルがどんどん上がっていっている」という証拠なので、
ぜひ頑張ってチャレンジしていただければと思います！
もちろん単語帳を覚えずに、難しい英語長文をやるというような勉強はかなり無駄な勉強法です。
ただ参考書ルート通りに進めていき、「難しい」と感じる瞬間は
まさしく偏差値が上がっている瞬間だと思うので、ぜひあきらめずに頑張ってほしいと思います。
標準問題精講は「難しい問題でも頑張って理解しようと努力すれば実力を上げてくれる」ということを
教えてくれた、私にとって思い出深い参考書なのです。
武田塾の参考書ルートは常に正しい！
また、武田塾の参考書ルートはとても研究されており、
最適な構成になっているということも
改めて実感しました。
文系数学では一対一対応や青チャートのほうがメジャーな参考書のため、
本当に標準問題精講で大丈夫なのか不安になることもありました。
しかし、実際には解説の詳しさや「解法のプロセス」の丁寧な解答方針の詳しさを考慮すると
標準問題精講が自分にとって一番の参考書であったと確信しています。
現在では、標準問題精講は削除され、
「文系の数学 実践力向上編」と「数学重要問題集」に変更され、
より接続しやすく改良された新ルートとなっています。
ぜひこの研究された参考書ルート通りに実践していただければ
着実に文系数学の成績は上がると思うので、頑張ってください！
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