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大学受験専門予備校の武田塾那覇校です。
皆さんは仮面浪人という言葉を知っているでしょうか?
仮面浪人というのは、ある大学に籍がある状態のまま、違う大学に受験するために浪人生のように勉強をすることです
籍のある大学の授業に出ながら受験勉強をする人もいれば、入学後すぐに休学をして受験勉強に専念する人もおり、その形態は個人によって多様性があるようです。
今回は仮面浪人について話していきたいと思います。
仮面浪人経験者が語る、後悔しないたの方法
仮面浪人に到るまで
まず、自分の話からしていこうと思います。
自分はもともと医学部志望で、、現役、一浪、二浪と結果が出ず、三浪目でようやく医学部に合格することが出来たのですが、この三浪目の時に医学部とは関係ない学部に籍がある状態でした。
仮面浪人するきっかけとなったのは、二浪目の時に通っていた予備校のチューターの人が
「とりあえずセンター利用で合格できそうな大学に出してみよう」
と言われたことです。
そこでは特に考えることもなく、学部も適当に選んで(生意気にも医学部に受かると思っていたもので…)出願しました。
最終的に医学部には受からず、合格できたのはセンター利用で受かったその大学のみ…人生で初めてあんなに泣きましたね(笑)
そこから、両親と「このままその大学に進学するか、もう一年頑張るか」という話し合いをたくさんしました。
僕の親は、僕に医者になってもらいたいとは全く思っていなかったので、このまま大学進学するものだと考えていたようですが、僕自身の中ではとても悔いが残っていました。
迷いに迷った結果、とりあえず入学説明会だけでも出てみては、という結論にいたり、渋々ながら説明会に参加しました。
その時の様子は今でも鮮明に覚えています。
たくさんの生徒さん達が期待を胸に集まってきていて、とてもキラキラしていました。
ただ、自分だけが劣等感にかられ、その場に溶け込むことができないままでした。
「ここで4年間過ごすのはどうなのか」と疑問を抱いている時、ある生徒の会話が聞こえてきました。
「おれ、推薦でここ来たんだけど、何したいのかもよくわかんねーわ」。
ヘラヘラした調子でこんな話をしているのを耳にした時、僕の中でモヤモヤしていたものが一気に吹き飛びました。
「こんなテキトーな奴と一緒に過ごすなんてありえない」と。
そこからの流れはとてもスムーズでした。
その日のうちに学務の受付に行き、休学の手続きを行いました。
担任の先生(その大学では生徒の十何人に対して一人の担任の先生がつかないといけない決まりがありました。)から許可の印鑑をもらわないといけなかったので、その後もう一度学校に行かなければいけませんでしたが、かなり早い段階で休学をして仮面浪人をすると決めた方だと自分では思います。
そこから約一年、浪人を全うしたかいもあり、無事に医学部合格を手にすることができました。
入学手続きをする際に、休学していた大学はやめないといけないのでもう一度大学に行き、中途退学の手続きを行いました。
その時担任の先生にも印鑑をもらうために会ったのですが、「医学部合格本当におめでとう!」と言っていただきました。
2回しかお目にかかっていなかったのですが、本当に嬉しかったのを今でも覚えています。
仮面浪人生が伝える3つのこと
長々と自分の話を書いてきたのですが、僕が皆さんに伝えたいのは3つです。
まず一つは、自分の人生についてもう一度よく考えてみてください。
若い時は時間があっという間に過ぎていってしまい、自分のことについてじっくり考える時間をわきに置いてしまいがちです。自分は将来何がしたいのか、そのためにどんなことを大学で学びたいのか、はたまた大学に行く必要性とは何なのかなど、自分がしがみついていた固定概念さえも疑うくらい自分を見つめ直すことができれば、のちにどんな道を選んだとしても迷わず自信をもって進んでいけるはずです。
二つ目は、自分の中だけで話を完結させるのではなく、色々な人に話を聞いてみましょう。
両親はもちろん、兄弟姉妹、友達、親戚の人、予備校のチューターなど、様々な立場の人の視点を取り入れることで自分には見えていなかった問題点や解決策などが見えてきます。
また、これは僕が感じたことですが、こうやって人の話を聞くことでかなり自分の価値観が広げられた気がしましたし、今後の人生の糧になると思います。
時には耳の痛くなることも言われると思いますが、みんな自分のことを思って言ってくれているんだということを忘れずに!歳がいけばいくほど、自分を叱ってくれる人がいなくなっていきます。
そうやって自分を思いやってくれる人を大切にしましょう。
三つ目は、一回こうしようと決めたら最後までしっかり貫き通しましょう。
一生それで意固地になる必要はないと思いますが、せめて一年間はそれを信じて頑張らないと、これでいいのかという不安で中途半端な一年を過ごしてしまいます。
どんな結果であろうと、100%でやり切れば後悔もしないと思います。
過去の自分の決断を信じて、走り切りましょう!
考える期限を決めよう!
もう一つ、仮面浪人の話をする上で大切なことは決断の「時期」についてだと思います。
先ほども書いたように、自分の将来についてじっくり考えなければならないのですが、だからといってダラダラ結論を先延ばしにするのでは意味がありません。
自分の中で、例えば2週間や1か月など、期限を設けて自分を追い込んでみてください。その方が自分のやるべきことやしたいことによりフォーカスを当てることが出来るはずです。
人それぞれ考える時間の長さは変わると思いますが、目安として大手予備校の第一回目の模試までには決着がついていると今後に影響が少ないと思います。(もし仮面浪人をするのであれば、第一回の模試を受けれているかどうかは重要になってくると思うので…)
最後に
さて、ここまで仮面浪人についていろいろ話をしてきましたが、いかがだったでしょうか。
仮面浪人をするもしないも、あなたが何をしたいかというベクトルで180度結果は変わってきます。
その一番はじめの「ベクトルの方向づけ」を間違えないように慎重に考えてみてください。
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上でじっくり自分と向き合うことの大切さと沢山の人の意見を聞く大切さについてお話しました。
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