こんにちは!
沖縄那覇に初上陸! ゆいレールおもろまち駅より徒歩2分!
大学受験専門予備校の武田塾那覇校です。
皆さんはスランプに陥ったという経験はございますでしょうか?
スランプという言葉は、ニュースを見ているとスポーツ選手が普段通りの成績が残せていないという状況のときによく使われているかと思います。
しかし、スランプはスポーツだけでなく勉強でも起こりえます。そういった時に早くスランプから抜け出したいと闇雲に勉強に取り組んではいけません。一度立ち止まり、これまでの勉強方法を見直すいい機会ととらえましょう。
今日は、そういった場面での手助けとなるような勉強法を古典文法の暗記法を例に話していきます。
こんにちは! 武田塾那覇校の幸喜です。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
沖縄はまだまだ暑く、いつまでも夏が続いているような感じがしますが、いつのまにか鱗雲が空を覆うようになってきました。
先程空を見上げて驚きました(笑)
そう、気温では分からずとも、時間は刻一刻と進んでいるのです…。
高校時代の恩師が、「沖縄県の受験生は、沖縄の気候の特性上、時の移ろいに鈍感であり、それが薬にも毒ともなる」とおっしゃっていました。
なるほど、確かに四季折々の気温の移ろいで、他県の受験生は肌身を以て受験が迫りつつあることを把握できますよね。
「涼しくなってきた、ということは夏が終わった、やばい!」という意識を育みやすい分、早いうちから焦りを抱くわけです。
そうはいっても、焦りからペースを崩し、質の低い勉強をしてしまったら元も子もないですよね。
季節観の違いから、沖縄の受験生にはそういったことがあまりない分、「薬」という表現は大いに納得がいきます。
一方、肌身を以て時間の経過を体感できないが故に、時間配分を誤り、あるいはだらけ切ってしまい、気づいたらセンター試験目前になっていて…、という受験生が数多くいるのもまた事実だと思います。
振り返ってみると、僕もそうでした。
だから「毒」という表現にも納得がいきます。
「薬」と「毒」は紙一重、いや、抱き合わせなのです。
…ここまで「薬」だの「毒」だの長々と綴りましたが、ぶっちゃけるとそこはどうでもいいのです。
僕が伝えたい事は、「自分に残された時間をしっかりと把握して、悔いのないような取り組みをしてほしい」、ただそれだけです。
得意科目をやるべきか、苦手科目をやるべきか
では、得意科目と苦手科目、どちらにより力を注ぐべきでしょうか?
これには様々な意見があると思いますが、僕としては苦手科目の克服の方が先だと思います。
そもそも得意科目はあまり意識しなくても勝手に勉強しています。
比べて、苦手科目は自分で意識して取り組まない限りは触れることすらしません。
皆さんにも心当たりがあるはずです。
だからこそ、苦手なものには真っ向からぶつかりに行ってください。
古文が苦手な方へ
さて、今回は古文を苦手科目としている人への内容です。
しかし、これから綴る事は、どの科目にもある意味対応しているので、時間に余裕がある方は是非目を通してくださいね!
「古文が苦手…」という意見はよく聞きます。
最早別言語と言っても過言ではないので、当然のことだと思います。
僕自身もとても苦手でした。
なので、皆さんの気持ちは痛いほど分かります。ご安心ください。
僕自身の経験を振り返ってみると、参考書を何往復しても全く内容が入らなかったり、気合で覚えてもすぐに抜け落ちてしまう、或いは上手く活用できないという「負の連鎖」に嵌っていました。
結局フィーリングで解いて壊滅状態…という局面に何度も出くわしました。
皆さんはどうですか?僕と同じような状況ではないですか?
ちなみに、これをほったらかしてしまうと、確実に受験に失敗してしまいます。ソースは僕です。
恥ずかしながら、僕は大学に進学してから古文を克服しました。
皆さんには現段階で克服してほしいので、対処法を綴りますね。
全ての勉強に繋がる古文の勉強法
対処法はとても簡単、丸覚えできない箇所に、「何故?」を投げかけてみるのです。
参考書には、例えば「『未然形+ば』は順接仮定!はい、覚えてください!」という風にしか載っていないですよね。
ものによりけりそれを素直に暗記できるかもしれませんが、できないものはできないですよね。
そういったものに「何故?」を投げかけるのです。
「何故、『未然形+ば』は順接『仮定』なのか?」と。
未然形は「未」だ「然」らずの「形」、つまりまだ起こってないことを指す形なのです。
だから「仮定」になるのです。
英語で言うところのIF構文みたいなものですね。
というふうに、「何故?」を投げかけ、あれやこれやと思考することが肝心なのです。
人間は、何かについて考えれば考えた分だけ、答えが導き出せたかどうかに関わらず、その何かが頭に残りやすくなるように設計されているのです。
なので、丸覚えできないのなら、このように色々と考えてみましょう!
「意志は一人称主語、推量は三人称主語…何故?」
「終止形接続の助動詞は、ラ変型の動詞につくときには連体系接続になる…何故?」
命題は無限大にあります(笑)。
あくまでも丸暗記できないものだけ
繰り返しますが、全てにおいてその取り組みをしたらキリがないので、丸覚えできない部分だけそうしてみてください。
古文は言語です。言語にはしっかりと理屈が伴っています。
それを掴み取れたら、もう頭から抜けることはないといっても過言ではありません。
というか、学問にはおしなべて理屈が存在します。
ゆえに、どの科目でも「何故?」を投げかけてみることは有効なのです。
そしてせっせと頭を働かせてください。
時間がかかることを恐れる方もいるかもしれませんが、思考停止した状態での単純暗記は一瞬で記憶からすっぽ抜けます。
一回理屈を考えて頭に定着させるのと、十回なんとなくの単純暗記をするのとでは、前者の方が圧倒的に効率がいいです。
というわけで、皆さん、ぜひとも上記の取り組みをしてみてくださいね!
付け加えると、正しい理屈を導き出す必要はありません。
自分が納得できればよいのです。
理屈を考えているという事実の方が大事なのです。
その取り組みが記憶の定着に影響を及ぼすからです。
【まとめ】それでもスランプから抜けきれない方へ
さて、いかがだったでしょうか?
今回の内容が、古文嫌いの皆さんの一助となれば幸甚です。
焦りが出てくる時期だからこそ、効率の良い学びをしていきましょう。
古文は現代文に比べて短期間でぐっと伸びます。
苦手科目から得意科目へと昇華させましょう!!!
センターまであと三ヶ月強、しっかりと踏ん張ってくださいね!!!
ついでに、体調管理も気を付けてくださいね(笑)
沖縄では地政学的に年中インフルエンザが流行っていて、これは「毒」にしかなりませんから…
他にも、スランプ脱出に役立つ勉強法紹介しています!
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