こんにちは!武田塾 長岡校です。
今回のテーマは「【数学】入試典型問題の問題集でやってはいけないこと」です。
武田塾では日大レベルの参考書として『数学 基礎問題精講』をチョイスしていますが、そろそろ勉強が進んできていて『数学 基礎問題精講』など基礎の参考書は卒業している人も多い頃かと思います。
日大レベルをクリアした後にMARCH・地方国公立レベルに進んで『国公立標準問題集 CanPass 数学』『1対1対応の演習 数学』『数学 標準問題精講』を武田塾でのカリキュラムでは使うようになっていますが、これらは勉強のやり方を変えないといけません!
①わからなくてもすぐ答えを見るな!
日大レベルの基礎問題精講の場合は基礎レベルをやっている時点で解き方を思いつくことはないので、わからなければすぐ答えを見るように言っています。
これがMARCH・地方国公立レベルの参考書になるとわからないなりに試行錯誤して自分なりに解き方を見つけるという作業が大切になってきます。
【自分なりに解き方を見つける】
・nが出てくる式なら代入して解いていく
・図形やグラフを書いてみる
など
自分なりに今 知っている解き方でどういう解き方を使えば解けるのか、考える時間を最低15分は取るようにしましょう。
時間無制限で問題を解く練習をしてみてもいいと思います。
『数学 基礎問題精講』を卒業していればきちんと武器は持っています。
『数学 基礎問題精講』は一通り公式や基礎的な考え方が網羅できる参考書ですので、どれかを使えば上のレベルの問題も解けます。
この粘る力が過去問演習や入試本番で活きてきます。
②解いた後に答えを覚えるな!
解いた問題の反省会が大切になります。
答えを覚えてしまうとその問題でしか使えません。
例えばよほどの難問でない限り解けてほしかった問題の答えを見て覚えてその1問を解けるようになったとしてももったいないです。
『なぜ初見でできなかったのか』『どこに気づいていれば解けたのか』という反省会をしましょう。
「問題文の〇〇に気づいていたらこの解き方を思いついた…」
「□□のグラフを描いたら解き方を閃いていた…」
「△△の条件が抜けていたから間違えたので△△の条件の考え方は『数学 基礎問題精講』でやった当たり前のことだな…」
そういう振り返りの時間が大切です。
解けなかった場合
解答・解説を見る→再現できるようにする
→どうしたら解けるか振り返り→やり直し
自分が思いつかなかったポイントを解答・解説に直接書き込むのもいいと思います。
解答を見て自分が気づかなかったポイントに気づいても1週間くらい経つと忘れてしまうので、書き足して見返せるようにしましょう。
レベルが上がるとやるべきことの難易度も上がるので工夫が必要です。
今回のまとめ
★基礎レベルと入試レベルの問題はやり方が変わる!
★すぐ答えを見ない・答えを覚えないでどうやったら解けるかを考えたり反省会をすることが重要!