こんにちは、武田塾武蔵小山校です!
本番も近づきそろそろ受験校の選定に入っていると思います。
早めに受験校を決めれば、それだけ対策に当てれる時間も増えます。
第一志望に一発合格が理想ですがなかなかそうもいかない現実もあります。
ということで今回のテーマは、受験校の選定の中でも併願校の選び方です。
最も重要なことは合格したい第一志望を軸に決めていくということです。
そのため考慮するべき軸は「入試科目」+「大学難易度」+「自分の実力」です。
大学の難易度は前年度の倍率や合格最低点を見たり、過去問を解いてみることでわかります。
併願校選びのポイント
その1 入試科目を揃える!
私立の受験であれば基本的に3教科になります。そこで少しでも勉強時間を確保するために教科を揃えましょう!
A大学では英語・国語・数学が必要
B大学では英語・数学・物理が必要
など、併願校受験に必要な科目が揃っていないと、1科目あたりに割ける勉強時間が少なくなってしまいます。
その2 併願校もこれからの頑張りを含めて決めよう!
第一志望の大学にもうすでに受かる学力を持ってる人はあまりいません。
これから学力をつけて合格レベルに持っていけばいいのです。
そういった考えを併願校にもしましょう。
目標は「この大学に入学したい」という強い思いの大学にしましょう。
そうすることで、最後まで勉強のモチベーションを保つ材料にもなります。
簡単に第一志望大学を諦めるのはおすすめしません。
その3 国公立の入試と私立入試の違いを考えよう!
【国立大学の併願】
国公立の入試は前期と後期と中期(公立なら)しかありません。
国立志望であれば前期は第一志望、後期は併願校になると思います。
後期入試は基本的に難易度が上がるので第一志望よりも偏差値の低い大学を選びましょう。
【私立の併願】
私立大学の一般入試は大きく四つに大別されます。
それぞれの特色に合わせた併願校を決めましょう。
①3教科入試
この入試は最もオーソドックスな入試形態でどの大学でも行われている。
②共通テスト利用入試
共通テストの得点を合否判定に利用することができる。
利点としては地方からも受験できることや複数受けることができること、受験料が少し安いことである。
③全学部統一日程入試
名前は大学ごとに異なる。学部が違っても同じ問題で同じ日程に行われる。
④得意科目重点入試
1、2科目で受けることができる入試だ。その分その科目が得意な人のみが集まるので難しくなりやすいです。
特定の学科指定の科目の得点が2倍になったりとその形態は様々。
また学科によってはその学科で重要な科目の得点が元々倍になっていることもあります。
理学部や外国語学部などはそういったことが顕著に見られるようです。
例えば、駒澤大学の一般選抜S方式(特定科目重視型)は各学科が指定する特定科目の配点が2倍になります。
その4 様々な入試制度を理解しよう!
先ほど紹介した入試方法以外にも併願に取り入れたい入試方法や受験方法があります。
【学外試験会場】
たくさんの大学が主要都市に試験会場を設置して、入試を行なっています。
交通費や宿泊費などを節約することができまた移動する必要がないので直前期に勉強時間を確保しやすくなります。
例えば東京都市大学の前期試験は23の全国の試験場から選ぶことができる。
【試験日自由選択制】
私立大学によっては、2、3日の中から自分の都合にあった受験日を選ぶことができます。
例えば東京工科大学は最大4日間から受験日を選べて1日の試験で複数の学部学科に出願できます。
【英語外部試験利用入試】
英検やTOEICなどの級やスコアなどを換算して利用する入試。
大学独自の英語の試験を免除する方式や、英語の得点に加点する方式があります。
英語で不利になることはなくなり、英語を勉強する時間を他の科目に当てる事ができ、また何回でも受けることができるので英語が苦手な人は要注目です。
【学内併願】
同じ大学の別の学部・学科を、入試方式を変えて併願するものです。
受験料が安くなったり、一般的に複数の大学を受験するよりも合格率が上がります。
【早期受験】
大学入試は1、2月に集中しているがもっと早い時期にも入試を行なっている大学がある。
例えば神奈川大学の給費生試験は12月の中旬に行われる。
給費生というのは学費をから出してもらい勉強する学生のことです。
この試験は給費生の合格不合格も決めるが一般の免除もある。
その5 志望校を分類してみる!
受ける併願校のレベルが自分に合ってないと全落ちなんてことになってしまいます。
そういったことを防ぐために受験校を本命校、実力相応校、確実校に分けて考えましょう。
受験は常に変化していて、イレギュラーなことも多いのでそれぞれの区分の受験校を複数持っておくといいでしょう。
本命校→一番入学したい大学
実力相応校→夏の模試でC判定以上、秋の模試でB判定以上、受験時にはA判定レベルまで伸ばす
確実校→夏の模試でB判定以上、秋の模試でA判定、受験当時大きなミスをしても合格しそうなところ
その6 受けられる大学の数を考えよう!
家庭の事情などのでたくさんの大学を受けられない場合は受験料に敏感になりましょう。
それぞれの試験の受けやすやと受験料を考えて受験戦略を考えましょう。
最後に
併願校の選び方はその人の学習状況や経済状況に大きく左右されます。
自分の今の立ち位置を考えながら自分に最も合った併願校を選んでみてください。