【英作文・会話】和文英訳・英文和訳にも使える英文法 Series 2

武蔵小山校・

突然ですが、

Q.

My watch works perfectly.

My watch is working perfectly.

 

この2つの文はどのように違うかわかりますか?

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みなさんこんにちは!

武田塾武蔵小山校の増田です。

 

今回は使える英文法seriesの2本目です!

 

英語が苦手で中学1年生の時から定期テストで30点台を叩き出していた私でも、これだけは覚えていたという文の形があります。

 

それは、現在進行形 “be動詞+~ing”

 

中学生にとっては軽く衝撃的というか印象に残りやすい文法なのではないかと思います。

be動詞と一般動詞の使い分けも分かっていなかった私ですが、とりあえずbe動詞に好きな動詞をくっつけて、そこにingを付けてしまえば完成するんですから。

be動詞と一般動詞を区別する必要がなかったので、当時の私にも理解できたことをよく覚えています。

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ですがみなさん!この“be+~ing” を本当に使いこなせていますか?

まさか、「~しているところです」だけで終わらせたりしてませんよね!?

 

もしそうならめちゃくちゃもったいない!

もっと使える幅のある超超便利な文法なのでぜひ今日から使って英文解釈・英作文・英会話に役立ててください!

 

それでは、Let’s get the ball rolling!

 

動詞の種類によってイメージは変わる

みなさんは英語の動詞をさまざまに分類できるということを考えたことはありますか?

同じbe+~ing でも使う動詞によってイメージが変わります。

いろんな動詞の種類を確認しながら、例文を見ていきましょう!

 

be+動作動詞ing

動作動詞(activity verbs)と聞いてどんな動詞が思い浮かびますか?

これは私も中学1年生のときに習った一番典型的な現在進行形の形の例文で用いられる動詞たちです。

ある動作を発話時点でまさに行っている最中であることを表します。

 

動作動詞の例

eat, read, run, sleep, study, walk, write など実際の動作や行為を表す動詞

 

1 I’m eating pasta now.

2 I’m studying for the coming exam.

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感覚の日本語「~しているところです」でOKです。

 

1 わたしは今パスタを食べているところです。

2 わたしは来たるテストに向けて勉強をしているところです。

 

どちらも「What are you doing?(今何しているの?)」とか「Do you have time now?(今ヒマ?)」とか聞かれたときの返答として使えますね。

 

be+変化動詞ing

変化動詞(transitional event verbs)はひとつ前のブログでも少し紹介した、ある状態からある別の状態に変化する動きを表す動詞です。進行形にすると、ある状態から別の状態へと変化している途中であることを表します。

 

変化動詞の例

arrive, begin, die, drown, fall, finish, forget, lose, rot, stop など

 

3 A dog is drowning in the pond.

4 The apple I bought a week ago is rotting.

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感覚の日本語「~しつつある」「~しかけている」

 

3 池で犬が溺れかけている。

4 一週間前に買ったリンゴがダメになってきている(腐りつつある)。

 

例文3で用いられているdrownという単語は「溺れ死ぬ」という意味で、生きている状態から死んだ状態への変化を表す動詞です。

もしかしたら普段使用する日本語の感覚と少し違うかもしれません。

「泳げなくて水面でバシャバシャもがいている」とは覚えず、

「溺死する」=die in the waterと同義であると覚えておきましょう。

 

例文4は「買った時には新鮮な色をしていたリンゴが変色してきてそろそろ食べないと捨てることになる」というイメージを伝えることができます。

 

上述のように、この用法は「変化の途中を表している」のであって、

結果どうなったかまではこの単文ではわかりません

 

5 A dog was drowning in the pond, but a man jumped into the pond and saved it.

5 池で犬が溺れ死にかけていたが、男の人が飛び込んでその犬を助けてあげました。

 

例文5のように、過去進行形で使うことで、結局溺死してしまったのか、それともそのようにはならなかったのかを表現することもできます。つまり、変化の過程を途中で止めてしまうことも可能性としてあり得る段階について表現できるのがこの進行形です。

 

be+瞬間動詞ing

瞬間動詞(momentary verbs)

「瞬間」と聞いて、「~しているところ」と解釈するのは少し変な気がしますよね?

瞬く間に起こっている動作を文で誰かに伝えた頃には、その動作は終わってしまっているような気さえします。

でも、この動詞も進行形にすることができます!

 

瞬間動詞の例

blink, cough, explode, hit, hiccough jump, kick, knock, nod など一瞬で終わってしまう動きを表す動詞

 

6 He was nodding.

7 The girl is jumping up and down.

 

なんとなく感覚は想像できますか?

 

感覚の日本語「何度も(連続で)~している」

 

6 彼は何度もうなずいた。

7 女の子がぴょんぴょん飛び跳ねている。

 

進行形を用いることで「何度も」や「ぴょんぴょん」など、行為自体は一瞬で終わることでも、反復して時間の幅を感じさせることのできる文として使うことができます。

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時間を表す副詞を付け加えるときは、「all day long」や「for 30 seconds」など「時間の幅」を感じさせるものでなければなりません。

 

ただし、過去進行形にした場合の副詞(句)はその限りではありません。

 

8 Jimmy was jumping and crying out as he got a birthday present last night.

8 昨日の夜ジミーったら誕生日プレゼントもらって飛んで叫んで喜んじゃっててさぁ。

 

何度も飛び跳ねてキャッキャしながら喜んでいる姿がイメージできているでしょうか?

 

be+状態動詞ing  Part 1

状態動詞(state verbs)は物や人物の状態を表す動詞で、目に見える動きはないことがほとんどです。中学校や高校では「これらの動詞は進行形にはできません!」などと教わってしまった人もいるかもしれませんね。

 

状態動詞の例

be, live, love, have など動きが見えないような状態を表す動詞

(状態動詞には細かく言うとさまざまな分類が存在しますが、ひとまず4単語だけ載せておきます。)

 

学校で進行形にはしませんと教わってしまった人は頑張って乗り越えてください。

進行形とは本来「今」「現状」「今だけ感」を表すための形です。

この状態動詞でも進行形はたくさん使われています。以下の違いを考えてみましょう

 

9 Tom has a headache.

10 Tom is having a headache.

 

9は難しくないですよね?「Tomは頭が痛い。」という、生きていれば誰でも使う文です。

 

10は英語で言い換えるとこうなります。

‘Tom is pretending to have a headache.’ 「Tomは頭が痛いフリをしています。」

これは現在進行形特有の「今だけ感」「状態動詞」の合わせ技で生まれる意味です。

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名探偵コナンを知っている人なら、一度は聞いたことある「あれれぇ~?おかしいぞぉ~?」というセリフ。

視聴者からすると完全に高校生探偵の工藤新一が子どものフリをして話していることがわかると思います。

Q. さて、「新一は子どもっぽく振舞っている。」は英語でどのように言えるでしょう?

 

11 I love it.

12 I’m loving it.

 

では、この例文12は好きなフリをしているのでしょうか?そうではありません。

マクドナルドのキャッチフレーズで“I’m lovin’ it.” というものを聞いたことがありませんか?

 

これも、「今だけ感」で説明がつきます。

マックの商品ってたまに食べるとおいしいですよね。

栄養バランス的にはよくないかもしれないと分かっていながらも最初の一口を頬張るとつい、

「んー、これこれっ!」という気持ちになりますよね。

まさに今、口に入れた瞬間に感じるこの何とも言えない幸福感を表す言葉が“I‘m loving it.” なのです。

食べた後に少し罪悪感を抱いてしまう人もいることを考えると「幸福感で満たされているのは今だけ」という感覚をより理解してもらえるのではないでしょうか?

 

13 I’m not loving your idea. (今のところいい考えだとは思えないけど、、)

 

こんな love の使い方もできますね。

まだ概要を聞いただけで、「それの何がいいの?」と思っている時に使います。

ただそれも、「今だけの気持ち」なので、よくよく深くまで聞いてみると、そのideaはとてもいいものだということが判明するかもしれません。

 

Q. では、こちらはどういうニュアンスを相手に伝えられるでしょう?

 I’m living in Singapore for work.

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be+状態動詞ing  Part 2

その他の状態動詞の例

Belong to, contain, consist of, cost, depend on, deserve, have, matter, own, resemble など

 

14 He is resembling his father more and more as the years go by.

15 The income of one’s parents is mattering less in education these days.

高校ではおそらく、「ing形にはできません!」と口酸っぱく言われたであろう resemble ですらing形にすることができます。

ingをつけることで無理やり「そういう経過をたどっている」「世の中の流れ的にそういう風になってきている」という変化を表す表現に変えてしまうことができるのです。

なので、more (and more) や less などの 時間と同時に度合いが変化していることがわかる副詞 と相性がいいです。

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14 彼は年々父親に似てきつつある。(変化・経過をたどっている)

15 近頃、両親の収入は教育において重要ではなくなってきている。(そういう風潮になりつつある)

 

へぇ~で終わらせないで!

進行形の使い方について話せばまだまだ尽きませんが、簡単なものだけ紹介してみました!

知っていたもの、ここで初めて知ったものもあったかと思います。

「へぇ~そうなんだ。」で終わらさず、知ったら使ってみることで自分のものにしていくことを忘れないでくださいね!進行形は身の回りのものを言い表すときにとても使いやすいので、今この時を紹介した用法を使って表現してみてくださいね!

 

少しでも役に立つ情報だったら嬉しいです!それでは、

Bye for now!

 

Answer Key

 

My watch works perfectly.【現在形:「いつも・いつでも」感】

(私の腕時計はいつも正確に動いているよ。)

My watch is working perfectly.【現在進行形:「今だけ」感】

(私の腕時計は今のところは正確に動いているんだけど、またすぐ狂ったり止まったりしちゃうかも。)

 

「新一は子どもっぽく振舞っている。」

Shinichi is being childish. (一番短く簡単に表せますね!)【振舞う、フリをするのは「今だけ」】

Shinichi is pretending to be a child.

Shinichi is behaving as if he were a child. (いかにも高校英語っぽい表現です!)

 

I’m living in Singapore for work.

(仕事でシンガポールに借り住まいをしています。)

【「今だけ」シンガポールに住んでいて、そのうちどこかに帰国したり引越したりするという前提が伝わる。】