【参考書紹介】英文読解入門 基本はここだ!
先日、「システム英単語長」と「大岩の超基礎英文法」をご紹介しました。
言葉は単語と文法で成り立っています。ということは、この二冊をしっかり勉強すれば、英語ができるようになる......かと思いきや、そう簡単にはいきません。
言葉を理解するためには、「どう読むか」も勉強しなければなりません。
英単語覚えた!
文法理解した!
さあ長文読むぞ!
というのは、
鯛を釣った!
包丁用意した!
さあ捌くぞ!(捌き方わからないけど)
みたいな状況でしょうか。
知識は身に付いたところで、それを使えるようにするための最初の参考書がこの一冊。
「英文読解入門 基本はここだ!」
西きょうじ先生が代ゼミ時代に執筆された参考書です。
ちなみに西先生は、英語の講師としては伝説的な方ですが、炎上する前に速やかにSNSアカウントを削除する先見性も持ち合わせた素晴らしい先生です!
さて、参考書のお話に移りましょう。
この参考書は、すでに学んだ知識をどう利用するかに主眼が置かれたものです。
関係詞って文法で習ったときもややこしかったと思いますが、長文で出てきたときにすらすら読めるでしょうか?
カンタンな文章なら問題ないと思います。
例えば、
The man who is standing there is my father.
しっかりと文法を勉強していれば、who is standing thereが関係詞句だとスグに見抜けるはず。
では、次の文はどうでしょう。
これは参考書の例文になっているものです。
The fact that everyone knows it is important.
この文章、大学生でもスンナリ読めないことが大半で、誤読する人もわりといます。
どこまでが関係詞句で、なぜそこで句が切れるのか、文法に基づいて説明できるでしょうか?
解説を読めばわかるのですが、この一文を適切に読むために必要な知識は、基礎文法を勉強していれば知っているはずのものです。知識としては持っているのに、意外と活かせないものなのです。
三枚おろしのやり方を知識として知っていても、やってみると上手く捌けないのと同様。
上達するためには、正しいやり方を学んで、実践してみるしかありません。
2005年の初版からいままで大学受験を支え続けている、受験生にとってマストな参考書といっていいでしょう。
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