こんにちは。大学受験予備校・個別指導塾の武田塾向ヶ丘遊園校です。
生徒を見ていると、「演習問題を一回しか解いていない人」がいますが、それは圧倒的に損失です。
あくまでも武田塾のテストは、覚えたことを確認する場。決して2回目に問題を解く場ではありません。
しかし、要領がいい人はそれでもテストに合格してしまいますが、すぐに忘れてしまうので、内容の定着度も理解度も希薄です。
価値のある問題演習をするためには継続が必要です。理解度が高いと次の分野へと進むとき楽になっていきます。
つまりすべて積み重ね。皆さんも積み重ねができれば、大丈夫です。
本文では武田塾向ヶ丘遊園校で講師をしている私が、数学で日課にしていたことをご紹介します。
1人でも多くの受験生が実践してくれたらうれしいです。さっそく見ていきましょう。
1.勉強時間を確保するための3つの方法
一日の可処分時間を考える
勉強時間を確保するにあたって、一日に皆さんに与えられる時間を勉強以外も含めて考えてみましょう。
受験生の一日を分類すると
1.睡眠や食事といった生活の時間
2.勉強時間
3.移動時間、遊び時間、趣味の時間、ぼーっとしている時間。
大きくはこの3つに分類されるのではないでしょうか?
このうちのどこかで勉強を捻出できる時間があるはずです。
見ていくと3の時間を有効活用して、生きた時間にしていくことが優先事項として挙げられそうですね。
隙間時間に
上記で捻出した時間でポイントなのが、何をするかあらかじめ決めておくこと。
何をしようか……と考えているうちにすきま時間は終わってしまいます。
そうならないためにも「この期間はこれをやろう」と決めてあらかじめ準備して通学とともに全力で集中します。
これ以外に生じた隙間時間に関しては、5分ならこれをやる、10分くらいならこれをやると決めておくことが大事です。
授業中には予定より多くの問題に取り組もう
授業のスピードよりはやめに取り組もうと考えましょう。
授業中の先生の話を最初から最後まで聞いていたら、そこしか理解できません。
私も見返してみると1時間の授業でこれしか進まなかった……、との絶望を何回か経験しました。
授業でついていくことができないのならそれ以外の時間で補うしかありません。
しかし、本人に理解する能力があるなら理解する範囲に自分で制限をかけてしまうのはもったいないことです。
勉強はあくまでも自学が必要です。
すべてを聞く必要はなく、分からなかったところは、そこだけを集中して聞けばいいと私は思っています。
2.数学問題の復習の仕方
数学ができない人の共通点として、思考のプロセスを欠けて、式から突入してしまっています。
大切なことは、問題文をよみ条件整理、そして解答が思いつくようにすること。
そこで私が解法を思いつくために実践していた方法をご紹介します。
数学ボックスを作ろう
数学の復習方法として、私は数学ボックスというものを作っていました。
作り方
1.ティッシュ箱を用意します(穴が開いていたら何でもいいです)
2.自分が今まで解いたことのある問題だけを集めます
3.箱にいれます
使い方
1.一問ずつ取り出して、
2.解答のプロセスを口頭で答える
3.できたら戻す、できなかったら参考書をみて確認する。
1~3を15分間繰り返す。
4.一週間で箱をリセットし、新しく解いたことのある問題をいれ、古い問題は別の箱へ
5.古い問題は一日5題、かつ上記1~3を繰り返す。
注意点
・解いたことがある問題だけいれる
・解答の数値までは出さなくてもいい
利点としては、ランダムに自分で出題することができます。
解ける問題が増えてからじゃないと本当の「わかる」になりません。
解ける問題を増やして少しずつこの数学ボックスにためていきます。
そこからが勝負です。
問題を分類して「自分で思い出す」までが目標。
決して数学はセンスではありません。ぶれずにやれば数学は必ずあがります。
ちなみに私はこれでチャートの問題一冊を一時間で一周することができました。
最初は思い出せなくても何回も反復していくと自然と覚え、スピードも速くなります。
あくまでも解法が思いつくトレーニングです、計算練習は地道に解いていかなければなりません。
もし自分がケアレスミスが多いと感じたならば、この方法でケアレスミスをなくすことは、逆効果です。
〇〇で差をつけろ!!
おおまかに私が行っていた数学の毎日について書きました。
・勉強時間の確保
・ボックスを使った復習の仕方
どの教科でも、反復して覚えることが重要になってきます。
なにもかもできない、できないで終わっている人は、圧倒的演習量の低さに目をそらしているだけな人がほとんどです。
最初は皆ができないのが当たり前。
それをいかに他と差をつけるかは自分次第です。
リレーもコーナーで差をつけなければ……。
他の人と同じ歩幅で仲良しこよししている暇なんてありませんよ。
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