こんにちは武田塾守谷校です。
夏休みは受験の天王山だとよく言われます。
そもそも天王山とは京都府南部の乙訓郡大山崎町にある山です。
1582年に羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)が織田信長を裏切った明智光秀を討ち取った山崎の戦いに由来し、勝敗や運命の分かれ目に使われます。
それでは何故夏休みが受験の天王山と呼ばれるかについて説明します。
夏休みが重要とされる理由
現役生は普段学校があるのでまとまった勉強時間を取ることができません。
なので最も勉強時間が取れるこの夏休みに全力で勉強することが重要になります。
ここでいつもと同じく3時間ぐらいしか勉強しない生活を送ってしまうと浪人の可能性も浮上します。
夏休みを過ごす際の注意
生活リズムが狂い深夜2時に寝て午前11時に起きるような不健康な生活を送ってしまい徐々に勉強時間も少なくなってしまう。
現役生だと普段は学校があるため嫌でも朝の7時ぐらいには起きるかと思いますが、夏休みになり学校から解放されると途端に生活リズムが崩れる人が少なくないです。
もしも生活リズムが崩れてしまった場合は早寝早起きではなく、早起き早寝を意識してください。
普段より早起きすると眠たくなるため、自然と前日よりも早く寝付けます。
勉強時間は確保できたが得意な科目ばかり勉強してしまい、苦手科目や範囲が後手になってしまう。
得意な科目の勉強であれば問題を解いていても間違えることは少なく、参考書も早く終わるので満足感もあると思います。
しかし、大学に合格するうえで大事なことは苦手をなくすことです。
得意科目を70点から90点に上げるよりも、苦手科目を40点から60点に上げるほうが手っ取り早く効果が出やすく確実です。
苦手科目の勉強はツライですが、第一志望の大学に落ちるほうが何倍も苦しいので自信がなくても避けずに取組みましょう。
今まで部活動で忙しく勉強の習慣がついていなかったので、夏休みも行き当たりばったりの無計画で勉強してしまいどれも中途半端になってしまう。
例えば、英語の模試や過去問では長文問題のウェイトが高いので長文の問題集を進めたくなる気持ちは分かります。
しかし、長文といえども一つの文章の集合体です。
一文一文を正確に読めない人が長文問題を安定して得点することは不可能です。
英語の勉強もただがむしゃらに進めるのではなく、最初は基礎となる英単語や文法から着実に固めていきましょう。
モチベーションが大きく下がってしまう。
これは浪人生あるあるですが、夏が学力の全盛期な人は意外といます。
その理由としては2つほどあります。
1つ目の理由は6月頃に模試を受けると現役生の多くはまだまだ実力がついていないため、浪人生の方が強く模試も良い判定が出やすくついつい調子に乗ってしまうからです(笑)。
2つ目の理由は東京の大学に合格し下宿していた大学生の友達が地元に帰ってきた時に同窓会などで集まり、ついつい遊んでしまうからです。
1日でそれが収まるならまだ良いですが、ズルズルと楽しい方向に流れ続けてしまうと浪人で全落ちのような大変なことになってしまいます。
どちらも読んでいてバカらしいなと感じた人は多いかと思いますが、意外と夏の失敗を引きずってしまう受験生はいます。
夏休みの勉強を失敗させないために
具体的な目標を決める
英語の偏差値を上げるという抽象的な目標ではなく、単語帳の見出し語を全て1秒以内に言えるようにする、文法の参考書を2日で1テーマずつ進めるといった具体的な目標設定が有効です。
その際にあまりにもハードで達成できない計画やペースが遅すぎて受験本番に間に合わない計画にならないよう注意しましょう。
夏休み前と同じ生活リズムを守る
二度寝はせず、家で勉強出来ない場合は図書館や予備校の自習室を使い勉強時間をコンスタントに確保していきましょう。
深夜アニメをリアルタイムで見る、友達と夜通し通話するのも絶対にやめておきましょう！
まとめ
夏休みに質の高い勉強をできるかどうかは受験の成果に大きく関わってきます。
紹介した例からも分かるように自分に合った勉強の計画を建てていかにそれを実行するかがカギなので、冬になって後悔しないように最高の夏休みを過ごしてください。
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