古典文法スピードインプットと古文読解多読トレーニングについて
武田塾守谷校です。
今回紹介するのは旺文社から出版された古典文法スピードインプットと古文読解多読トレーニングです。
今年の3月に発売されたばかりで学びエイド鉄人講師の佐藤総一郎氏と武田塾の中森先生がタッグを組んだ一冊逆転プロジェクトの記念すべき第一弾となる参考書です。
著者の佐藤総一郎先生は早稲田大学大学院文学研究科を修了され、現在は河合塾でも講座を担当しているすごい方です。
古典文法スピードインプットの概要
本書の特徴は読解に最低限必要な文法を身に着けることを目的としたもので、内容も会話形式で進むため古文アレルギーの学生にも取っつきやすいこと間違いなしです！
解答が赤シートで消えるので復習にも便利ですね！
また佐藤総一郎先生が古典文法をどう使えばよいのか、どんな場面で役に立つのかを自ら解説する動画もついているので「なんでこんな面倒なことを覚えなければならないんだろう」という受験生あるあるな悩みが解決されること間違いなしです。
使い方としては
①本書下部の講義部分を読む
②読んだ内容を基に問題にチャレンジする
③別冊の重要事項暗記整理ブックを使い暗記しなければならないところを確認するという流れになります。
古文読解多読トレーニングの概要
この本も佐藤総一郎先生が作られたのでスピードインプットで学んだ知識を実際の文章読解に活かすのにまさにはうってつけです。
文法問題だけでなくマーク問題や記述問題もあるので難しく感じる学生さんもいるかもしれません。
しかし30題全てに現代語訳があり文法問題にもしっかりと解説がついているのでとても復習がしやすく、参考書で自学自習をするスタイルでも安心して使えます。
本書の主な使い方は復習とやりこみなので初見で悪い点数を取ってしまってもあまり思い悩まずに解説をじっくり読みこみ知識を自分のものにしていきましょう！
もちろん多読トレーニングでもどういったアプローチをするべきかを佐藤先生が自ら解説する動画を見られるので、「問題も解いたしとりあえず解説も読んだけど、どこまでやれば内容を完璧に理解したと言えるのか自信が持てない」といった読解系参考書につきまとう不安を解消してくれます。
これはあるあるなミスですが本当は読み方が違う古文単語を現代文の感覚で読んでしまう(大臣をオトドではなくダイジンと読んでしまう)ミスも動画の解説も見れば防げますね。
多読トレーニングに挑戦したが難しくて解けない場合
スピードインプットから多読トレーニングの接続に悩んでしまう場合は東進ブックスの「富井の古典文法を初めからていねいに」やZ会の「古文上達基礎編 読解と演習４５」に取り組むと多読トレーニングも解けるようになると思います。
多読トレーニングの次にどの参考書をやるか
多読トレーニングをやりこみ実力がついたらＫＡＤＯＫＡＷＡの「岡本梨奈の古文ポラリスの基礎レベル」にも挑戦してみましょう！
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