【教務ブログ】スポーツを職にしたい方のリスクと回避策！

こんにちは。

盛岡駅から徒歩3分、

大学受験予備校の武田塾盛岡校で

教務を担当している者です(^^♪

東京オリンピックがいよいよ始まりましたね！

日本人選手の活躍が楽しみですね!!

部活を頑張ってスポーツを職にしたいから、

勉強より部活を優先したい！とおっしゃる方は

毎年たくさんいらっしゃいます('ω')ノ

プロスポーツ選手になる場合、

どんなリスクと回避策があるのか

考えたことはありますか？

将来、生活に困らないように

計画的に夢を掴んでいきましょう！！！

この記事では考えうるリスクと回避策を紹介します。

スポーツ選手の引退後の進路は？

スポーツ選手は

引退する時期が必ず訪れます。

生涯現役であれば金銭的に困ることは

ないと思いますが...

なかなかそんな風にはいかないですね。

スポーツ選手がどんな理由で引退して

どんな職業についているのかをまとめていきます。

余談だけどお金のこと

スポーツ選手になってオリンピックに出場すると

JOCよりメダルに応じた報奨金を受け取れます('ω')ノ

【オリンピック競技大会】(JOCから支給)
　金：500万円　
　銀：200万円
　銅：100万円

この他にも競技によっては

各競技団体からの報奨金があるケースもあります。

金額は様々ですが競技によって

0円～3000万円と幅は大きいです。

とても大きい金額を

受け取ることができるように見えますが

①レッスン料や衣装代

(結果が出るまでの期間ずっと)

②会場代や移動費

③引退後の生活資金

↑↑↑の金額をふまえると

夢のような金額とは言い難いように感じられます。

軌道にのった瞬間から老後資金まで潤沢に

蓄えるまでアスリートであり続けたら

そんな心配はいらないと思う方も多いと思いますが

莫大な資金を得る前に引退する選手も

多くいらっしゃいます。

では、どんな理由で引退しているんでしょう。

スポーツ選手に多い引退理由

①競技に満足した

（吉田沙保里さん）

②モチベーションが保てなくなった

（浅田真央さん）

（宮里藍さん）

③年齢的に難しくなった

（伊達公子さん）

④戦力外通告をうけた

（松井秀喜さん）

⑤怪我をしたから

（松坂大輔さん）

この理由の大半が

自分の努力では回避できない理由です...

いつ怪我をするのか

いつメンタルが保てなくなるのか誰にも分りません。

いつ起こり得るか分からないということで

言い換えると「突然収入が途絶える可能性がある」

ということになりますから、

これが【収入の不安定（＝１つ目のリスク）】。

だからこそ引退後のキャリアを見据えた準備が

大切なのではないかと感じています。

スポーツ選手のセカンドキャリアは？

スポーツ選手のセカンドキャリアについて

①指導者になる（学校やプロ団体等）

②企業する（飲食店の経営など）

③アルバイト

④会社員になる

こういった内容をよく見かけます。

このとき、

30歳で引退したと仮定すると

4年制大学を卒業した同年代の人たちが

8年目の社会人となります。

8年目の社会人を同レベルの

スキル（事務、営業、接客、経営など）を

スポーツに励みながら

身につける事は難しいと思います。

この社会人経験の差が

【転職する際のハンデ（＝２つ目のリスク）】です。

２つのリスクの回避策

①収入が突然途切れる

②社会人経験により転職で不利になる可能性がある

この２点がスポーツ選手のリスクと述べましたが

どちらも「すぐに転職できる準備」を

学生のうちから始めておくと

準備をしていない人よりは比較的に楽に

転職に成功して収入を得ることができると思います。

転職する準備ってなにがあるの？

①指導者になりたい場合

→体育系の大学に行って教員免許を取得する

→柔道整復師等の資格を取得する

②起業する

→経営等の勉強をはじめる（大学やセミナーなど）

→初期費用や業績不振に備えて貯蓄に励む

③会社員になりたい場合

→MOSや給与計算実務能力検定等の資格を取得する

→社会人マナーの勉強をしておく

また、上記以外にも

社会人経験や資格がなくても

中学校卒業までの学力が身についていれば

高校受験専門の学習塾の先生にはなれますし

元アスリート栄養士など

スポーツ選手であったことがブランドになる

職種もあります('ω')ノ

自分が希望するセカンドキャリアを見据えて

学生のうちから準備を始めることがおススメです。

最後に