こんにちは!武田塾守口校校舎長の青山です!
今回は、「教科毎の勉強時間の割合|私立文系志望・現役生の場合」というテーマで記事にしました。
私立大学文系志望の現役生の人は、教科毎の勉強時間の割合はどうするべきだと思いますか?
今回はこれについて解説しますが、前提として1日の勉強時間は8時間くらいだと想定した設定になっています。
人によっては、特に現役生と浪人生とでは勉強時間に差が出ると思いますが、そこは各々で配分を計算してみて下さい。
皆さんは是非参考にして勉強を効率よく進めていきましょう。
教科毎の勉強時間の割合|私立文系志望の場合
日大レベルの場合
まず、日大レベルを突破していない場合は、
半分以上の4時間は英語に使うのがいいと思います。
というのも、日大レベルが終わっていないということは、
受験に必要な知識(英単語・英文法・英熟語・構文解釈)
これらが一通り頭に入っていないということになります。
大学受験の英語は、ほとんどが長文読解をメインにしています。
つまり、長文を読めなければ入試で得点できないということになります。
長文を読む際には必要な知識が4つあります。
それが、先ほども書きましたが、
・英単語(システム英単語、ターゲット1900)
・英文法(Next Stage、Vintage)
・英熟語(速読英熟語、ターゲット1000)
・構文解釈(肘井の読解のための英文法、入門英文解釈の技術70)
この4つです。ちなみに括弧内は参考書名です。
これらの参考書はすべて日大レベルの参考書です。
日大レベルというのは大学受験の基本であり、
基礎知識からの出題が大半を占めます。
なので、まずは英語に時間を割いて、
基本的な必要知識を頭に入れるのが優先されます。
では、残りの国語と社会はどれくらいやるべきなのでしょうか。
目安としては、
社会:2~3時間
国語:1~2時間
つまり、3教科の時間配分は、
英4時間 社2時間 国2時間
もしくは、
英4時間 社3時間 国1時間
上記のようになるのが理想的な時間配分です。
英語に極端に自信が無い場合はより多くの時間を英語にかけて、
社会と国語は短期集中で決めるという覚悟をしても良いかもしれません。
MARCHレベル以上の場合
MARCHレベルに達している人の場合は、受ける大学にもよりますが、
日大レベルのときよりはもう少し英語を減らしてもいいです。
MARCHレベルの時間配分は、
英3時間 社4時間 国1時間
上記のようになるのが理想的な時間配分です。
社会科目が遅れていた現役早大生の場合は、
社会科目の遅れを取り戻すために、
8時間中60%の5時間を社会に費やしていた人もいます。
勉強をしたときに一番リターンがが早いのは社会です。
なので、他の受験生も社会で点数を取ってくるので点数に差がつきにくいです。
反対に最も致命傷になりやすいのが英語です。
英語は基本的に配点が高いのでボーダーに達していないと致命傷になりかねないので、
しっかり勉強時間を割いて受験に備える必要があります。
結論
私立文系志望の現役生の勉強時間割合は、
・英語の基礎ができていない場合は英語が最優先
・英語の基礎ができていれば社会を多めにする
・国語は極力時間を使いすぎない
国語には極力時間を使いすぎないようにしましょうと書きましたが、
国語の中でもやっておいたほうがいいのは現代文です。
国語の中でも古文しか出ない大学はないです。さらに、現代文と比べると古文・漢文の配点は低いです。
また、全科目の中で見ても古文・漢文の占める割合はかなり低いです。
配点で見ると、500点満点中で高くても50点です。
古文・漢文は現代文と異なり、短期間でも成績を上げる方法はあるので、
先に英語と社会を上げてしまってから最後に追い込みでやったほうがいいと思います。
これらを踏まえて古文・漢文の優先度は低めです。
科目別の把握
英語
受験英語のメインである長文読解は単語、熟語、文法、構文解釈など複合的な能力が試されます。
日大レベルだと基本的な単語、熟語、文法、構文解釈さえ押さえておけば、
実際の入試レベルの長文読解を読むのには直ぐに慣れるかと思います。
しかし、MARCH以上のレベルになると、
単語、熟語、文法、構文解釈を押さえなければならないレベルは高くなるのはもちろん、
長文の読解力も高いレベルを求められます。
それはすこし国語の読解に近い力を求められ、文全体を一つの流れとして理解出来なければ
日本語に訳せてもイマイチぴんと来ない事があります。
頻出テーマについての予備知識を増やすことも重要です。
志望校のレベルに近い長文の問題集をたくさん解いて慣れていきましょう。
社会
日大レベルの社会は基本的な流れと単語(いわゆる教科書の太字)を押さえていれば合格ラインに到達します。
MARCHレベルは、当たり前ですが、細かい知識や理解が問われるようになりますね。
ただし、世界史に関しては教科書の太字と基本的な流れを押さえるだけで、
MARCHレベル以上の一部学部の入試問題でも十分に戦える場合があります。
国語
古文漢文は現代文よりも優先度が低いとは言ったものの、試験科目にある限りはしっかり勉強しないと合格できません。
むしろ、現代文よりも勉強したときにリターンが早く出るのは古文漢文でしょう。
覚える単語量も文法もそれなりにあるけれども、多く時間は取りたくない科目になるので、
計画的に勉強するもしくは、終盤に一気に追いこんで勉強すると良いでしょう。
まとめ
今回紹介したように、受験勉強では教科によって勉強時間に偏りをもたせたほうがいいです。
戦略を持って時間配分を工夫していったほうが効率的に勉強を進めていけます。
1日の勉強時間が8時間で私立文系志望の現役生の場合、理想的な勉強時間割合は、
英4時間 社2~3時間 国1~2時間
上記のようになります。
また、英語の実力がついていれば社会に時間を割いていきましょう。
科目別に志望校のレベルまでどのように勉強を進めるかを考えるのも重要です。
志望校の入試問題が科目によって難易度に偏りがある場合は、
まずは全科目を基本的なレベル(日大レベル)にまで上げて、偏って難しい科目を重点的に勉強してみましょう。
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